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カハマ

2010/4/7 水
夜中に目を覚ますと雨の降っている音が・・・。
幸い5:00前に起き出して出発の準備をする頃にはほとんどやんでいた。5:20頃に宿を出て、まだ暗い中バス・スタンドまで歩く。町の朝は早くもう動き出していて、歩いている人もかなりいる。
バス・スタンドに着くと、昼間はほとんど見かけない大型バスが何台も並んでいる。多くはナイロビやダル・エス・サラーム行きの豪華バスである。それらを尻目に言われた場所に行ってみると、我らがバスも既にスタンバっている。しかもこんな早朝から既にかなりの人が乗り込んでいる。トランクに荷物を預け、早速乗り込んで指定席に腰を落ち着ける。
30分ほどして時間通り6:00にバスは出発。最初の1時間半ほどは舗装のキレイな快適な道路で、バスは飛ばしに飛ばす。途中で人を乗り降りさせながら快調に進む。
舗装路が終わってダートに入ると状況は一変し、実に辛い移動となった。「えっ、こんなとこランクルじゃないと無理じゃないの?」というようなぬかるんだ路面が所々現われる。川も渡るし、有り得ないギャップも乗り越える、普通の大型バスが・・・。あと一ヶ月もして本格的な雨季になると、ここは通行不能になると思われる。
しばらく進むとぬかるんだところはなくなったが、今度は衝撃がすごい。荒れたダート・ロードを有り得ない速度で走るのだ、普通の大型バスが・・・。ギャップの大きいところなどもう少し減速してアプローチすればいいものを、減速しきらずに走り抜けるので物凄い衝撃だ。前の方の席なら少しはマシかもしれないが、自分らの座る後ろの席では頻繁に尻が浮く。あまりの衝撃に、頭上50cm以上のところにある鉄製の荷物棚に頭を強打すること数回・・・。通路を挟んでマユミの隣に座っているおばちゃんなどビニール袋に吐きっ放し。床になど置いておいたら間違いなく壊れるので、pcを入れたサブザックはダートに入ってからずっと膝の上に抱えっぱなしだ。
所々で道路工事をしていたが、請け負っているのは全て中国企業!中国人作業者の姿も時々見かけたし、使われているダンプや重機も全て中国製で何やら中国語が書かれている。チャイナ・パワー恐るべし。
アフリカのバスはとにかく休憩をしないが、このバスも多聞に漏れず人の乗り降り以外では一切止まることなく13:30まで激走、セレンゲティを迂回して南下するダート・ロードから舗装の幹線道路に出てようやく給油兼休憩と相成った。道路脇にはパンクや故障で止まっているバスも時々見かけた・・・ここまでパンクも故障もなく辿り着いたのは奇跡に違いない。
幹線道路に出てからも辛い移動は続く・・・。まず厄介なのがスピード・コントロールのための突起だ。十分減速すれば何の問題もないのだが、このバスの運ちゃんは減速が甘く、下手するとダートを走っていたとき以上の衝撃が来る。相変らずpcの入ったサブザックは膝の上に抱えっぱなしだし、突起のあることを示す「20km」の標識が見えバスが減速するたび前のシートにしがみついて耐衝撃姿勢をとらねばならない。
そして天気・・・。これから進もうとしている西の空は、入道雲の下らしくどんよりと暗い。案の定、しばらく走ると雨が降ってきた。問題は雨漏りである。窓のシールが甘いらしく、最初に窓側の自分の席が雨漏りに襲われた。手でカーテンを押さえて必至に防御する。しばらくすると通路側のマユミの席にも雨漏りが・・・何が悪いのかわからないが、屋根からしきりに雨漏りしている。運の悪いことに、ちょうどマユミの席の真上で・・・。マユミも膝の上にカッパを掛けてどうにか凌ぐ。
ようやく前方の空が明るくなってきたときはホッとした。しばらくして入道雲の下から脱出!残る災難は道路の突起だけとなった。
アルーシャのバス会社のおっちゃんは15:00にはカハマに着くと言っていたが、到底そんな時間には着きそうにない。ようやくカハマのバススタンドに着いたのは日もとっぷり暮れた20:00である。14時間に及んだ過酷な移動がようやく終わった。
カハマのバススタンドにはバス会社の窓口が幾つもあり、バスが着くなり客引き攻勢となった。その中に「キガリまでの直通バス」と言っているおっちゃんがいた。おぉぉ・・・渡りに船じゃないか、とばかりに荷物を抱えておっちゃんの窓口へ。キガリはルワンダの首都である。どうやらキガリ行きはこのバスだけらしい。おっちゃんの話によると、ダル・エス・サラームを出たバスが20:30頃カハマに着く。本日のバスの運行はここまでで、明朝5:45にキガリに向けて出発する。バスの中で寝ることも可能・・・おぉぉ、まさに渡りに船!早速チケットを買い(一人25,000sh)、バスが着いたらバスの中で寝ることにした。20:30にバスが着くとは思ってないけど、2時間遅れくらいで着くだろう。念のためビザについても聞いてみたが、やはり国境で問題なく取れるという。
窓口の前には食事のできる屋台がいくつも出ていて、ひとまず腹ごしらえ。今日は朝からパンとビスケットしか食べてなかったのでようやく落ち着いた。
待望のバスは23:00に到着。乗客が降りてバスが落ち着いてから乗り込む。ザックはトランクに入れてもらったのだが、やはり荷物代として一人5,000sh取られた。バスの中は空いていて、二人ともそれぞれ二座席分占領して眠りに就いた。
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