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久しぶりの冬山・・・仙丈岳 地蔵尾根(敗退) その2 南岸低気圧

2015/1/15(木) 雪
地蔵尾根2,000m弱 8:00 ~ 尾根通しに10:00まで下って登り返し ~ 林道出合 11:20 ~ 柏木 13:10

夜中、上空で風がゴーゴー唸っていたが、樹林の中のテントにはほとんど当たらず。
乾燥していて、テントに霜もついていない。本当にゼロ。フライさえ凍っていない。
冬山で、こんな快適なことってあるのか???
ゾウ足もはかずに、暖かく眠らせてもらいました。

5:00過ぎに起床、まだ雪は降っていない。風も収まり、嵐の前の静けさといったところ。
冷え込みもなく、6:30の気温が-4℃もあった。
昨日といい今日といい、本当にすごい日だ。いつもの自宅の朝のほうが寒いではないか・・・。

7:30頃から雪が降り始めた。
ラーメンを食べ、コーヒーを飲んで、のんびり8:00に出発。
この日は日差しがなく、すっかりいつもの冬山に戻った。ワカンに雪が団子になることもない。
サラサラした軽い雪のラッセル。下りは楽だ。

下りは林道を使わず、尾根を忠実に辿ることにした。
広い尾根を、コンパスで方向を修正しながらズンズン下る。
どこかで適当に、登りに使った林道と出合うだろうと思っていたのだけれど・・・一向に出合わない。いや、二度ほど林道に出たのだけれど、自分たちのトレースがない。
登りで歩いていない区間なのか、それとも別の林道なのか・・・二万五千図にも五万図(エアリアマップ)にも林道が出ていないから、ハッキリしない。そもそも二万五千図のほうは、松峯のちょっと下で切れて別図になっているから、肝心なところがないし・・・。
木を伐った跡があったり、防獣ネットがあったり、雰囲気的に里までもうそれほど距離がない感じなのだが、果たしてどのあたりに出るのか・・・里に下りてから車まで戻るのが大変なような気がする。

視界も悪くなってきたところでさんざん迷った挙句、林道の出合いのところまで登り返すことに決定(10:00)。
ふぅ~・・・一時間の登り返し。

林道に出てから自分らのトレースを辿り、柏木まで下りてきた。
登るときにはほとんど雪のなかったところも、すっかり真っ白。雪に覆われて氷がみえなくなってしまったのが厄介だ。ずぼらに足を置くと、ツルツルと滑ること・・・。
車にもすっかり雪が積もっていた。あと一、二時間遅かったら、かなり埋まっていたな・・・。

下界もかなり降っている。
車に戻ってもまだまだ、少なくとも国道の走る市野瀬に下りるまで安心できない。
除雪のされていない新雪の道を、ずっと一速で走る。これだけ長い距離を一速で走ったのは初めてかもしれない(笑)。

市野瀬まで下ってホッと一息。柏木集落のように、山に住んでいる人ってすごいなと、改めて思った。
秋葉街道を北上。長谷もすっかり雪国の様相だ。
白山トンネルを抜けると、高遠。雪がだいぶ弱くなった。さらに伊那谷へと、県道を下る。
伊那まで来ると、雪はやんでいた。気温が高く、道路にはシャーベット状の雪。
このシャーベット状の雪ってのがすごく滑る。車が乗ると雪が固まり、とにかく滑る。パジェロも、四駆であるのが信じられないカニ走りっぷりだった。

伊那谷はあまり雪が降らない、と以前書きましたが、その伊那谷の中でも場所によってずいぶん差があります。
伊那谷というのは、木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)に挟まれた広い平坦部、厳密に言うと木曽山脈と、赤石山脈の手前に連なる伊那山地に挟まれた平坦部のことです。「谷」とは言ってもいわゆる谷地形ではなく、地学的に言うと「地溝」です。
その地溝であるところの谷は南北方向に広がっており、中央を天竜川(水源は諏訪湖)が南下しています。一般的に、北は辰野町から、南は飯田市の天竜峡までの間を伊那谷と呼ぶらしく、長さが南北に約70キロ、幅が東西に約5キロほどということになるようです。
普段、谷から出ることはあまりなく、生活圏はほぼこの範囲内、ということになります(笑)。

南北に広がる谷の中を移動してみると、雪の量が如実に変わるからおもしろい。
今回、伊那のあたりは道路にシャーベット状の雪が大量にあった。そこから南下していくと・・・駒ヶ根まで来ると如実に雪が減り、路上にはほとんど雪がなくなる。南下するにつれさらに雪は減り、中川まで来ると積雪ゼロでした。雪の降った形跡がほとんどない。
北から南へ、絵に描いたように雪の量が変わっていくのが見ていてすごく興味深かったですね。

それにしても・・・伊那谷では、どちらかと言うと南岸低気圧で雪が降るわけですけど、真冬のこの時季にこんなに南岸低気圧が来るというのもちょっと異常ですね。
雪は多いが暖かいという今シーズン、アイスにとっては最悪なのではなかろうか・・・。

以上、久しぶりの冬山は予定通りの敗退、ということになりましたが、登れないとなると悔しいものですね。
一方で、山にどっぷり浸かるのってやっぱいいな・・・と再認識できました。
これは再挑戦しないといかんな。次回は二月ということになりそうです。

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尾根通しにズンズン下る                         灌木に捕獲されて一人で起き上がれないの図

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一時間の登り返し(涙)                           登り返しを終えたところ

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無事下山・・・すっかり真っ白
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