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ハブのスチールボールがひとつなかった・・・おいおい

キャノンデールのリアホイールを組みます。
リムは新調しました!同じマビックのA319です。

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(左)新旧A319・・・ステッカーが変わったが、ものはまったく一緒  (右)ハブはもともとのLXを使いまわし

新しいリムでホイールを組むなんて久しぶり。なんだかワクワクしてくる。
よ~し、気合いを入れて組もう!ということでササッと組んだのであるが・・・。
何かおかしい。

まず、振れ取りの出だしの時点で振れが大きかった。
これまでの経験上、まっさらなリムで組めば、出だしの時点で既にそれほど振れていることがなかった。
が、なぜだか今回は、事前に組んだ二本の使い古しのリムの場合より振れが大きい。しかも、なんだか手強そうな、複雑な振れ方をしている。

ま、振れているものはしようがない。
気合いを入れて振れ取りをしよう!ということで始めたのであるが・・・。
何かおかしい。

なぜだか一向に振れが収まらない。どころか、振れが激しくなっているではないか・・・。
これは絶対におかしい。

リム単品におかしなところはなかった。それは事前にチェック済み。
だとするとハブか・・・そう結論付けた。
案の定、ホイールを手に持って回してみると、軸が揺動している。こりゃダメなわけだ。

ハブの玉当たり調整だけで済むか、とも思ったのだけれど、思いのほか軸のブレが大きかったので、せっかくだから久しぶりにメンテしようと開けてみることにした。
反フリー側のロックナットを外し(フリー側はいじらないほうがいいです)、玉押しも外して、フリー側からシャフトを引き抜く。
金属粉により、中のグリスは真っ黒・・・ま、これは想像していた通り。
グリスの中に金属片も浮いている・・・こいつはちょっと想定外。思っていた以上に状態が悪い。

玉押しをウエスで拭いてきれいにしてみると・・・傷、というかもう削れてすごいことになっている(反フリー側)。こいつは酷い。
スチールボールもウエスで拭うと・・・削れて地球儀状態(笑)。こんな酷いの見たことない。
こりゃダメだな・・・。
幸い、ハブ本体の玉受けのほうは無傷であったが、玉押しとボールは完全に死亡。
ちなみに、このタイプのハブ(ベアリング)はカップ&コーン式といいます。カップ=玉受け、コーン=玉押しのことです。

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幸い、ハブ本体の玉受けのほうは無傷であったが・・・

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反フリー側の玉押しは削れてすごいことに・・・

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スチールボールは削れて地球儀状態(言うまでもなく上が反フリー側)


・・・と、あることに気付いた。
えっ!まさか!反フリー側のスチールボールがひとつない・・・。

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ボールは片側9個ずつ、計18個あるはずだが、反フリー側は8個しかなかった。
目が点になった。

ハブを最後に開けたのは・・・キルギスで車に追突されたときだ。それ以降は寒くなってしまって、恥ずかしながら開けてメンテした記憶がない。

キルギスで開けたのは、自前の(ルスランのところにはそんなものなかったから)、イスタンブールで買ったシマノのコグ抜きが微妙に肉厚で、シャフトを抜かないと嵌らなかったからだ(なんという使えないソケット)。
もちろん、後で組み付けるときボールをきちんと確認し(したつもり)、玉当たり調整もしたはずだが・・・そのときからボールがひとつ欠落していたということか???
そんなことがあり得るのか???
でも、いったん玉押しで蓋をしてしまえば、玉がどこかへ行ってしまうことはないわけだから、間違いなくそのときからなかったのだろう、恐ろしいことに・・・。

それからしばらくして、キャノンデールの後輪周りから「パキッ」と音がするようになったのを覚えている。
ずっと気になってはいたのだが、スポークのテンションで強引に矯正してあるリム周りから発しているのだろうと、てっきりそんなふうに思っていたから、あまり深刻に考えていなかった。
が、あの音はハブからだったのか・・・まさかボールがひとつ欠落しているとは、夢にも思わなかった。

このホイールで、よくキルギスから帰ってこられたものだ・・・改めてそう思った。

記録を当たってみると、キルギスのその場所から中国を横断して釜山まで、6,600kmくらい走っている。そしてさらに自宅まで、日本国内を3,600kmくらい走っている。

本当に、よく走ってくれたものだ。自転車って、ベアリングのボールがひとつくらいなくても、1万キロくらい普通に走れてしまうものなんですね・・・いや、ビックリ。
そんな状態で1万キロ以上を走ってなお、特にこれといった問題のなかったLXのフリーハブに、なんだかとても感動してしまった。

いやーそれにしてもビックリしました。
結局、ホイールのほうはというと、ハブを新調して組み直すことにしました。
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