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セレンゲティ&ンゴロンゴロ

2010/4/3 土
Serengeti & Ngorongoro Safari Day 1
夜明け前に目覚めると土砂降りである。テンションさがるなぁ・・・。
6:00に起きて宿で朝食を食べ、階下のエージェントにいらない荷物を預ける。7:00出発の予定であったが、他のメンバーの準備がなんだかんだと遅く、出発は7:30過ぎとなった。その頃になると雨は上がっていた。
サファリのメンバーは自分らの他にカナダ人のダニー、イギリス人の女の子二人、テリー&ポピー、南アフリカ人の二人のヨハンの7人。これにドライバー兼ガイド一人とコック一人を加えた計9人である。自分らなんて自前のテント&シュラフを携行して二人でザック一つなのに、他のメンバーの荷物の多いこと。一体何をそんなに持ってくる必要があるんだ?しかも水も食事もエージェント側で準備してくれるのに、何をそんなに買い込んできたんだか・・・。
何はともあれランクルのサファリ・カーで一路セレンゲティを目指す。マニャラ湖を経由してンゴロンゴロのゲートに11:30に到着。ゲート付近は再び雨でどうなることかと思ったが、ンゴロンゴロ・クレーターの外輪山に沿った尾根道をしばらく進むと晴れていた。外輪山は標高が2,300mくらいあって涼しい。
明日泊まる予定のキャンプ・サイトで昼食休憩の後、いよいよセレンゲティまで続く大平原に向かって外輪山を下りていく。マサイ族の集落が所々にあり、彼らの放牧している牛やヤギが草を食んでいる。と、それらに混ざって何の前触れもなくキリンやシマウマがごく自然に出現する・・・うぅぅむ、すごい!さらに大平原まで下りると、道の両側にヌーやシマウマ、ガゼルやインパラが無数にいる。遥か地平線まで続く広大なサバンナに点々と散在している黒い点の全てがいずれかの草食動物だ。ここはまさに草食動物のパラダイス!
ヌーは今の時季はまだセレンゲティにいて、この後5月末~6月になると草を求めてケニア側(もちろん動物に国境は関係ないが・・・)のマサイ・マラに移動する。よくドキュメンタリー番組などでやっているヌーの川渡り(そして何頭かがクロコダイルの犠牲になる)のシーンは、この大移動シーズンにヌーの大群がマラ川を渡っているものだ。
さて、そんなサバンナがどれだけ広いかというと、マサイ・マラの面積は大阪府とほぼ同じ。そしてマサイ・マラと国境線で接するセレンゲティの面積は、なんと東京、神奈川、埼玉、千葉を足した面積より大きい。実に広大なのである。これだけ広大なサバンナで、これでけたくさんいる草食動物の中で肉食動物の犠牲になるというのは、実は宝くじに当たるより難しいのではないか?と思えてくる。
TVのドキュメンタリーなどではよくライオンやチーターのハンティング・シーンばかり見せられるので、サバンナが草食動物たちにとって過酷な地であるように写るのだが、実際サバンナに来てみて受ける印象は全く異なっている。主役はあくまで草食動物で、彼らに寄り添って肉食動物が細々と生活している、というのが実際受ける印象に近い。広大なサバンナは草食動物たちのパラダイスなのだ。
ちなみにライオンやチーターのハンティング・シーンであるが、そんなものをただの旅行者が見られることはまず有り得ない。日常茶飯事に行われていることではないし、現地の人でさえ2回とか3回しか見たことないというレベルの話である。よくTVなどで見る映像は、ナショナル・ジオグラフィックあたりのカメラマンが何週間も粘ってようやくフィルムに収めた代物である。
と、そんなことも考えながらこっちはかぶりつきでルーフから顔を出したり窓の外を眺めたりしているのに、前の席のイギリス人の女の子たちときたらおしゃべりに夢中でちっとも外など見ていない。高い金払って一体何しに来てるんだか・・・。挙句の果てにはここまで来て本を読み出す始末だ。それも言っちゃ悪いがたいした本ではなくただの小説をだ。まったくバカじゃねーの!どうやら一度写真に撮った動物には興味がないらしい・・・まったく有り得ない話だ。どうもこいつらの頭の構造は理解できん。気付くと自分ら以外の5人は全員イヤホンをして音楽を聞いている・・・おいおいおい、それってどうしても今聴かなきゃならないものなの?と突っ込んでやりたくなる。
セレンゲティのゲートでガバメント・フィーをカード払いする。一人$280。セレンゲティに入ってからの方が草食動物は少なくなったが、代わりに初めてネコ科の肉食動物を見ることができた。草むらの何かの獲物の残骸の陰に雄ライオンが寝転んでいる。草に隠れて全体像は拝めないが、たてがみを風になびかせ、時々尻尾を動かしている。見晴らしの良さそうな小高い丘の上にはチーターが横になっていた。トレールのすぐ脇の木の上では雌ライオンが寛いでいる・・・やっぱライオンも木に登るのね、一応ネコだから。沼地のような水溜りでは、カバが気持ち良さそうに水浴びしている、ブヒブヒ言いながら。カバは「河馬」と書くようだが、体つきといい「河豚」と書いた方が実態に近いような気がする。(「河豚」は何故「フグ」と読むのだろう?)
一日目にしてすっかりサファリを満喫し、18:00にキャンプ・サイトに着く。テントを張って暫し寛ぐと夕食、コックが作ってくれるのでとても楽だ。
それにしてもイギリス人の女の子二人といい、南アフリカの二人といい、飯を食うにも何をするにもとにかくガサツだ。日本人の目からすると信じられないほど不器用でガサツなのだが、これが普通なのだろうか?ガサツでおしゃべり好きで時間にルーズ、とにかく行動が遅い・・・こんな人らと一緒にいられるのは2、3日が限界だろう。どうも英語圏の国にはいい印象がないなぁ。

3apr2010 マサイの集落 3apr2010 ヌーとシマウマの群れ

3apr2010 大平原とキリン 3apr2010 木の上のライオン

2010/4/4 日
Serengeti & Ngorongoro Safari Day 2
6:00前に起床してビスケットとお茶の朝食を済ませる。今日はひとまずテントを張ったままゲーム・サファリに出かける。6:15に出発の予定で、自分らはしっかりスタンバっていたのだが、相変らず他のメンバーの準備が遅く、出発できたのは結局7:00前。もうとっくに出発しているサファリ・カーもいるのに、すっかり明るくなっちまったじゃねーか。そのくせあれが見たい、これが見たいとか、昨日はあまり動物が見られなかったとか、ドライバー兼ガイドに対して注文だけは人一倍だから始末が悪い。
ボツワナのチョベもそうだったのだが、朝はあまりサファリに適していないのではなかろうか?この日もけっこう走り回った割りに成果はほとんど得られなかった。朝一に草むらを歩く雌ライオンが見られたのとゾウの群れを見られたのが唯一成果らしい成果だ。もちろん、イギリス人の女の子は30分もしないうちにサファリなどそっちのけ。おしゃべりに夢中か、そうでない時は居眠りしているか、本を読んでいるか、i-Macをいじっているか、何かを食っているか・・・。
昼にキャンプ・サイトに戻って昼食後にテントを撤収するのだが、ここでまた驚くべきことが・・・イギリス女二人と南アフリカの二人はテントを片付ける気など毛頭なく、いつまでもおしゃべりに興じている。どうやらガイドが片付けるものと思い込んでいるらしい・・・。辛うじてダニーだけは自分で片付けていたのがせめてもの救いか。
南アフリカの二人は自分たちの荷物だけさっさと片付けてあったので、空のテントはガイドがたたんでしまった。イギリス女二人は長いおしゃべりの後ようやくテントに戻ってきて、自分たちの荷物だけ片してテントの外に出すと、そのまま木陰で読書を始めた。おいおい、おしゃべりする時間はあるのにテントはたたまねーのかよ?お前ら待ちなんだけど・・・。しばらくしてダニーに促されてようやく自分たちでたたみ始めた、「えっ、自分でたたむの?」みたいな顔をして・・・。当たり前だ!張るときは自分で張っておきながら自分でたたまなくていい理由がどこにある?自分が使ったものくらい自分で片付けろ!どういう神経してるんだか、まったくもって理解不能だ、こやつらは・・・。
昼の出発もこやつらの所為で大幅に遅れた。幸運なことに、途中サファリのトレイルを歩くヒョウと遭遇した。おぉぉ、ヒョウだよ!ヒョウ!これでビッグ5のうちあと見ていないのはサイだけだ。ちなみにビッグ5というのは、ゾウ、ライオン、ヒョウ、バッファロー、サイのこと。遠目ではあるが、群れでいるバッファローもはじめて見た。近づこうと思えば近づけたと思うのだが、何故かこのガイド、群れでいようがなんだろうがバッファローにはとことん反応しない。
セレンゲティのゲートを出ると、行きと同じようにそこかしこにヌーやシマウマの群れが・・・。ちょうど今の時季はこの辺りで過ごしているらしい。ヌー、シマウマ、トムソン・ガゼルにグランド・ガゼル、それにしても物凄い数だ。食べる草が違うのか、彼らは仲良く協力して警戒に当たっている。ちょっと離れたところには一匹のハイエナが横になっていた。
18:00前にンゴロンゴロ・クレーターの外輪山にあるキャンプ・サイトに着く。すぐに草地に幕営、雨でも降ったのか草が濡れていた。見ていていつも驚かされるのは、欧米人は足の汚れなどまったく気にしないことだ。ずっとビーサンで過ごしていたイギリス女の足の裏は既に真っ黒だったが、さらに所々泥まみれの草地の上を裸足で歩き回り、そのままテントの中に入ってしまう。既にマットの敷いてあるテントの中にだ。うぅぅむ、有り得ない・・・この辺の感覚も日本人には(少なくとも自分らには)まったく理解できない。
オーバーランド・トラック・ツアーの奴等が同じキャンプ・サイトにいて嫌な予感がしたのだが、思いの外うるさくない連中だった。

4apr2010 サバンナの朝 4apr2010 サファリカー

4apr2010 カバ 4apr2010 ゾウ

4apr2010 ヒョウ 4apr2010 シマウマ

2010/4/5 月
Serengeti & Ngorongoro Safari Day 3
6:00に起きてパッキング、6:30から朝食を食べる。7:00に出発の予定が今日も遅れ、7:30の出発になる。30分程度の遅れで出発できたのはむしろ奇跡だ。
サファリに行ってる間にコックがテントをたたんでおく手はずなのだが、自分らのテントは干しておきたかったし、雑に扱われるのも嫌だったのでそのまま張っといてもらうことにした。どうせ自分らの撤収は早いし。
今日はンゴロンゴロ・クレーターの中をサファリする。クレーターの中にある湖にはフラミンゴがいて、遠目には湖面の一部がピンクに見える。湖の周りでは多くの草食動物が寛いでいる。バッファローの群れも間近に見ることができた。ここにいる動物たちは、ほとんどがクレーター内で一生過ごすらしい。水が豊富なため特に移動する必要もないのだろう。
広大なクレーター内も草食動物のパラダイスだ。ヌー、シマウマ、ガゼル、バッファロー、ゾウ、カバ、そしてサイ。遠すぎてシロサイだかクロサイだか識別不能だが、一頭だけ双眼鏡で確認することができた。ようやくめぐり合えたサイ!遠すぎて写真には黒い点のようにしか写っていないが、見られただけで満足だ。これで一応、ビッグ5は全部見られたことになる。
ンゴロンゴロ・クレーターで驚かされたのは、思ったよりずっと近くで草食動物と肉食動物が共存していることだ。湖畔で寛ぐガゼルのすぐ近くにジャッカルが横になっていたり、ハイエナが湖畔を歩いていたり・・・。ハイエナが近づくとさすがにガゼルも警戒するが、本気で逃げようとするわけではない。ハイエナの方も今はハンティング・モードではなく単に湖畔を歩いているだけ、ガゼルには無関心だ。ガゼルとハイエナが同じフレームに収まっているのは、写真を撮っている方としても何か不思議な気分である。
サファリ・カーのトレールに横たわるライオンというのもなかなか凄味がある。入れ代わり立ち代り5、6台のサファリ・カーに取り囲まれても一向にお構いなし、微動だにせず寝続けている。かなり鬱陶しいだろうに、百獣の王の貫禄といったところだろうか。隊列を組んで草地を歩くダチョウもなかなか優雅だ。
カバのいる池の脇でランチ・ボックスの昼食。トンビがたくさんいて、ガイドは車内で食べた方がいいと言うのだが、せっかく天気もいいので外で食べてたら、テリーがトンビにチキンを奪われた。仕方なく車内に避難して昼食を済ませた。
帰りがけにトレールの脇から一頭のゾウが現れた。おそらく雄のゾウだと思うのだが、今まで見ていたゾウよりずっと巨大でビックリした。とても偉大で神々しく見え、フーと息を吐き耳をパタパタさせると大迫力だった。
ランクルで外輪山に上り返し、キャンプ・サイトでテントを撤収して帰路に着く。ンゴロンゴロのゲートの先からは舗装路になる。安心して居眠りを始めたのだが・・・タンザニアの道路にはスピード・コントロールのため随所にかまぼこ型の突起がある。十分スピードを落して通過すれば何の問題もないのだが、時々スピードを落しきらずに通過すると物凄い衝撃が来る。行きは尻が浮き上がって天井に頭をぶつけたし、帰りは思いっきり舌を噛んでしまった。
17:00にアルーシャに帰着。さて、ここでもチップの話。通常、ドライバー兼ガイドには一日$15、コックには$10くらいが相場らしい。ダニーは到着早々個人的に払っていたので残りを6人で割ろうという話になったのだが・・・南アフリカの片方のヨハンが滅茶苦茶お金に細かい。一人$5.88って何それ?$6でいいんじゃねーの?まったく他の事はとことんがさつで大雑把なくせにお金にだけは細かいんだから、一番性質の悪いタイプだ。結局自分ら二人は妥当なとこでドライバーに20,000sh、コックに10,000sh払ったが、彼らは1,000sh単位で調整をしていた。
はー・・・有意義なサファリだったがとにかく疲れた。宿にチェックインし直し、ローカル食堂で夕飯を食べてシャワーを浴びて眠りに就く。
今日からマラリア予防薬のメフロキンを服用することにした。持ってはいたのだが、これまで副作用が怖くて服用していなかったのだ。メフロキンは日本でも手に入るポピュラーなマラリア予防薬だが副作用が強く、人によって副作用に悩まされることがあるらしい。マラリアに罹る可能性と副作用の可能性を天秤に掛けてこれまで服用してこなかったのだが、キリマンジャロもサファリも終えたし試しに服用してみることにした。
正直、ここまでの南部アフリカに関してはほとんどマラリアの心配はなかったように思う。でも、ここから先の赤道直下の国々はわからない。アフリカで会った日本人旅行者の中にもマラリアに罹った人が少なからずいて、どこで感染しているのかというと、マラウィ、ウガンダ、ギニア・ビサウといったところだ。
果たしてメフロキンの服用が吉と出るか凶と出るか・・・。

5apr2010 ンゴロンゴロの朝 5apr2010 ンゴロンゴロ・クレーター

5apr2010 ヌーの群れ 5apr2010 バッファローの群れ

5apr2010 トレールに横たわる百獣の王 5apr2010 見事なシマ

5apr2010 最後に現れた巨ゾウ

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