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冬支度

冬の足音が近づいてきました。
今年はどんな感じの冬になるのでしょうか。たぶん暖冬だろうと予想しているんですけど、どうですかね?

伊那谷のこのあたりでは、いつも10月頃になると薪の準備をしている家が目につくようになります。もうすぐ冬かぁ・・・とそれを見ると思います。
ま、我が家には薪ストーブなんてないんですけどね。
一見エコなイメージのある薪ストーブですけど、実は手間もお金もかかります。とてもじゃないけど、日本ではリッチな人でないと使えない。金持ちの道楽といっても過言ではない。
もしくは山仕事でもしていて、適当な材の入手も解体も自由自在という人でもない限りちょっと厳しい。
当然ながら、通常は薪もただではないんですね。山でも持っていれば別ですけど。
山に材を集めに行くにも車の燃料がかかるし、材を適当な寸法に解体するにはチェーンソーが必要、これまた燃料がかかる。
生木ならそれから干さねばならないし、実際使う前には薪割りが必要。薪割りだって、今日日斧でやっている人は少ないでしょう。たいていは油圧式の薪割機を使っているのではないでしょうか。
煤で煙突が詰まるから針葉樹は使わない、コナラしか使わない、などとやっているとだんだん趣味の世界になっていく。
結局、なんだかんだで灯油を燃やしているのが一番安い。そういう思考に達するんですね、貧乏人は。
あぁぁ趣味で薪ストーブを使うような身分になりたいものだ・・・。

いかんいかん。そんなことを書きたいのではなかった。
自然界の冬支度の話です。

10月の末に庭の畑の落花生を収穫していたら、冬眠態勢に入っていたトノサマガエルを掘り当ててしまった(傷つけないでよかった)。
さすがにビックリした。まだ10月なんですけど・・・。
朝晩冷えるようになったとはいえ、まだまだ紅葉もこれからだし、ほんの二週間ほど前にはまだシュレーゲルが虫を食べに家の窓に張り付いていたけど・・・。鈴虫だってまだまだ元気に鳴いているというのに・・・。
もう冬眠態勢かよ!とつっこんでやりたくなった。いったい何ヶ月冬眠するつもりなんだ・・・。
そのトノサマは準備万端で、丸々太ってましたね。カエルに限らず、変温動物の彼らは一度体温が落ちるともう動くことができず、掘り出されてもその場でじっとしています。
写真だけ撮らせてもらってまた元の場所に埋めておいたのだけれど、その間もなされるがまま・・・。

そのちょっと前にはシラカバの木にコクワガタが来てました。
しきりに木の幹に潜ろうとしている。冬眠態勢に入るつもりなのか・・・。
これにもちょっと驚いた。コクワって、カブトと同じようにひと夏で死んでしまうものだと思っていたのだ。
オオクワガタは冬を越して三年くらい生きるって聞くけど、実はコクワも越冬するのか???

毎年冬が近くなると、どこから入ってくるのか家の中にカメムシが増えます。
彼らは人家の中で越冬するんですね。カーテンの陰とか、暖かくて快適な場所を見つけて越冬してます。テントウムシも似たような傾向にあるような気がしますね。

冬眠といえば、おもしろいのがカナヘビ。
去年の冬、竹の根っこ掘りをしているときに時どき掘り当ててしまったんですけど(かわいそうなことをしました)、彼らは何匹か集まって冬眠する習性があるようです。
家族なんですかね、大きいのやら小さいのが入り混じって一箇所で冬眠してました。
そんな習性があるとは知らなかったから、これまたビックリ。と同時に見ていて微笑ましかった。
ちなみに、成体になるとカナヘビと似ているトカゲですが、彼らにはそういう習性はなさそうです。やはり掘り当てることがあったのですが、トカゲのほうは必ず単独でした。

どの生きものも強いですよね。
このあたりは冬には凍土と化すのですが、そんなところで冬眠しているのですから。
そんな彼らを掘り当てることになってしまうので、晩秋から冬にかけては地面を掘らないほうがいいなと、そんなふうに思うようになりました。

ニ、三日前に隣の藪でみかけたタヌキも丸々してました。
すっかり冬毛にも覆われて準備万端!
タヌキは冬眠しませんが、あんなんでこのあたりの冬を乗り切ってしまうのだから、やはり強いものです。

さて、木に話を移します。
落葉樹の紅葉は北から南へ、標高の高いところから低いところへ下りてきますが、同じ場所でも種類によってだいぶ差があります。
身の回りで一番紅葉(黄葉)、落葉とも早いのはクルミです。7月末には早くも黄色くなりはじめ、9月になると早々に散り始めます。
逆にクヌギなんかは黄葉、落葉とも遅いですね。いつまでも青々としています。

個体差もずいぶんあります。
庭のクルミを見回しても、もうずいぶん前から丸坊主になってしまった木もあれば、未だに葉っぱがたくさん残っている木もあります。
樹齢やちょっとした日当たりの差によるんですかね、ビックリするくらい個体差があります。
ちなみに、クルミの落葉する様は豪快です。
クルミというのは、ちょっと専門的な言い方をすると奇数羽状複葉なんですね。9~15枚くらいの小葉からなっていて、分類上はこれで一枚の葉っぱ。寸法でいうと40~60cmくらいある。
要するに、見た目は9~15枚ほどの葉っぱがまとまってごそっと落ちてきます。

落葉というのは、通常風によって起こります。
風が吹くと葉が散る。よく見かける光景です。
でも、これまたちょっと驚く光景を去年見かけたんですね。
ちょうど今ごろだったんですけど、唐突に-3℃ほどまで冷え込んだある朝、風もないのに柿やクルミ、ヤマボウシの葉っぱがはらはらと散っているということがありました。
特に柿の木はすごかったですね(このあたりは市田柿というのが有名で、柿畑があちこちにあります)。もうバサバサと葉っぱを落としてました。
風もないのにバサバサと葉っぱを散らしている様は、もう自分の意思で落としているとしか思えませんでした。きんと冷え込んだ朝で、なにやら神々しい気さえしましたね。

一方で、いつまでも葉っぱが散らないのがクヌギです。
高木に育ったクヌギの場合は、そのうち風に吹かれてはらはらと葉が散りますが、背の低いものや風の当たらない場所にあるものはいつまでも葉っぱがついたまま。
我が家の庭にあるクヌギなんて、春まで枯れた葉っぱがついたままですよ。

ときに、旅に出ている間に大きく育ったクヌギなんですが・・・。
鉢で発芽させたコナラの幼木を植えたはずで、てっきりコナラだと思い込んでいたのですが(益虫と害虫)、今年ドングリがなってみたら実はクヌギでした!
いやぁビックリした。いつの間に入れ代わったのだろう・・・。

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10/31に早くも冬眠態勢に入っていたトノサマ           こちらは10/13夜のシュレーゲル

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コクワも越冬するつもりか?(10/4)                クルミはこれで一枚の葉っぱです この状態で落葉します
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