FC2ブログ

旧道をゆく・・・大平街道

久しぶりに自転車のトレランです。
ちなみに、既にお気づきと思いますが最初に断っておくと、本ブログで「トレラン」と言っているのは、昨今流行っている「トレールランニング」のことではありません。自転車のトレーニングラン(トレーニングライド)のことです。
日本でトレールランニングが市民権を得る遥か以前から、自分の周りではそう呼んでいたので、今でもその通り使っています。
よってここで「トレラン」と言えば、自転車のトレーニングランのことですので、あしからず。

今回は大平街道を走って大平宿、その先の大平峠まで行ってきました。
中央アルプス(木曽山脈)には北から牛首峠、権兵衛峠、大平峠、清内路峠、神坂峠と五つの峠があり、古くから往来の要所となっています。その大平峠です。
峠の手前にある大平宿は、今では廃村になっていますが、有志の方々の手で古い家屋が保存されていて、一部は民宿や茶屋として機能しています。

ときに、大平は「おおだいら」と読むんですね。恥ずかしながら、ずっと「おおひら」と読んでました・・・。

「旧道をゆく」とタイトルには書きましたが、厳密に言うと、今回は旧道そのものは辿っていません。旧道沿いに通された県道(全線舗装)を自転車で走ってきました。
旧道は一部区間に残っているので、もし歩きたい場合は歩くことが可能です。
大平峠からそのまま南木曽のほうへ下っていけば、妻籠(つまご)宿へ抜けられます。さらに旧中仙道を南下すれば、馬籠(まごめ)峠の先に馬籠宿があります。

余談ですが、馬籠のあたりは2005年2月までは長野県の山口村だったのですが、越県合併により中津川市に編入され、現在は岐阜県です。
馬籠出身の島崎藤村は、没後に出身県が変わってしまった・・・ということになるのでしょうかね。
ちなみに、もともと木曽地域は江戸時代は尾張藩領。廃藩置県により名古屋県となり、その後筑摩県を経て長野県へ。
島崎藤村が生まれたのは明治五年ですから、松本に県庁を置いていた筑摩県の頃です(四歳の頃に長野県となった)。

日付: 2014/10/8 水
コースと距離: 自宅 ~ 飯田 ~ 松川ダム ~ 市ノ瀬 ~ 飯田峠(1,235m) ~ 大平宿 ~ 大平峠(1,358m) ~ 自宅 = 93kmほど

8:15に自宅を出発。
飯田までは、例によって天竜川右岸の県道15号を辿る。
この道が大平街道(県道8号、飯田南木曽線)と交差するのだが、なぜかそれらしい標識が一つもなく、思わず迷ってしまった・・・。
北から来る人は、風越山の登山口への道(信号機あり)をやり過ごし、その二つ先の信号のところで交差する道が大平街道です。

大平街道は、比較的緩い上りがずっと続く。
道幅は狭いが、舗装はきれい。特に、松川ダムを越えて市ノ瀬までは、まだ最近舗装をやり直したばかりのようで、驚くほどきれいです。その先はもう少し古い舗装ですが、ここも十分きれい。
松川ダムより上は車も少なく(松川ダムまではダンプが走っている)、静かな山中の走行を楽しめる。
全線を通し展望はないですが、快適でけっこういい感じです。

市ノ瀬から飯田峠までは旧道が残っている。その旨の標識が道路脇にあります。
全線を通して、道路脇には地名を書いた木製の可愛らしい標識がたくさんあり、旧道や昔の地名をしっかり残そうとしている様子がうかがえる。
この標識、車だと気付かず通り過ぎてしまうでしょうけど、歩きはもちろん、上りなので自転車の場合も嫌でも目に入ります。

飯田峠の標高は1,235m。そこからいったん2kmほど下ると大平宿。
大平宿と言っても、もちろんこんな山の上だから、妻籠や馬籠のような宿場町とは違う。伊那谷と木曽谷を行き来した街道沿いだから宿は何軒かあったのでしょうけど、ごくごく小さな山村です。
でも、ここはなかなかいい感じ。有志の方々の手で古い家屋が保存されています。
それほど観光客が押し寄せるようなところでもないでしょうから、あまりツーリスティックな感じもなく、どこかマイペースで落ち着いた雰囲気が好印象です。
明治時代初期の家が見事な状態で保存されており、思わず見入ってしまいます。

大平宿から4kmほど上ると大平峠(1,358m)。木曽峠とも言う。
13:15に峠に着いた。自宅から50kmほど。
峠には短いトンネルがあり、トンネルの先は南木曽。道はそのまま妻籠へと下ってゆく。

せっかくなので、トンネルの先まで行ってみた。
トンネルを抜けたすぐ先に兀(はげ)岳の登山口があり、そこにトイレもある。そして道路を挟んだところには、広場があって東屋もある。水も出ていて、ここはいいテン場です。
ちなみに、地図を見るたび気になっていたのですが、兀岳を「はげだけ」と読むと知ったのは、まだ最近のことです。ずっと「パイだけ」かと思っていた・・・。

いや~なかなかいいトレランコースでした。
帰りも来た道を辿る。飯田の町中までは下りなので速い、早い。
帰りがけ、猿庫(さるくら)の泉で水を汲んで帰った。環境庁の名水百選に選ばれているとかで、ここらではけっこう有名な水です。
自宅着16:40、トータルの走行距離93km。

そうそう。前回の御嶽山のとき、あり得ないくらい尻が痛くなったので、今回は久しぶりにジャージの下にレーサーパンツ(尻の部分にパッドが縫い付けられている)をはいていきました。
やはりレーパンの効果は絶大ですね・・・。

P1200208_サイズ変更 P1200206_サイズ変更
木製の可愛らしい標識がたくさんある  右:振袖道標(旧街道沿いにあったものを移設したもの)・・・人差し指が「いせ」を指している

P1200209_サイズ変更 P1200210_サイズ変更
標識を見ているだけで楽しい                      飯田峠(1,235m)

P1200235_サイズ変更 P1200215_サイズ変更
大平宿・・・有志の方々の手で古い家屋が保存されている  ちなみに、中央アルプスを摺古木山まで縦走してくると、最終的にここに出る

P1200234_サイズ変更 P1200233_サイズ変更
明治時代初期の家が見事な状態で保存されており、思わず見入ってしまう

P1200218_サイズ変更 P1200221_サイズ変更
なかなか感じのいいところです                      大平峠は木曽峠とも言う(1,358m)

P1200222_サイズ変更 P1200225_サイズ変更
トンネルの先は南木曽                          兀岳の登山口があり、トイレもあります
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment