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シェムリアップ その2

2009/11/3 火

めずらしく早朝から雨。すでに雨季は終わっているらしいのでスコールのような雨ではなく、日本の梅雨のように降ったりやんだり。雨がやむまでホテルのロビーでブログの更新をしたり、マオさんと話をしたり。ロビーでは無料のWiFiが快適に使える。同じコードで入れるから勘違いしてたけど、部屋で拾えてたのは実は別の電波だった。

今宿泊しているSKY WAYホテルは街の中心から外れたところにあるのでとても静か。それほど新しくはないけどしっかりした造りだし、毎日ベッドメイクもしてくれる。温水シャワーもついてるし、WiFiも無料。これで$7ははっきり言って安い!
泊まっているのがほとんどカンボジアの人(祭日だったので)というところも気に入っている。観光客の多くはもっと街の中心に近いところに宿泊してるみたい。ちなみに私らのスタンスとして、日本人宿泊者の多いいわゆる日本人宿はどこに行っても極力避けるようにしている。情報収集に便利という理由で好んで泊まる人もいるが、わざわざ海外に来てまで日本人同士群れるのもどうかと思うから。

昼頃になって雨が小降りになったのでマオさんに頼んで出かけることにしたが、マオさんは16:00からホテルの仕事ということで代わりにお父さんがトゥクトゥクに乗せていってくれた。マオさんのトゥクトゥクよりちょっとだけ大きい。お父さんもマオさんと同じく控え目で穏やかな人だった。


マオさんのお父さんと_サイズ変更
マオさんのお父さんと


アンコールトムの東のエリアにある、タ・ケウ、タ・プローム、バンテアイ・クディの3ヶ所に連れて行ってもらった。

まずはタ・ケウ。


タ・ケウ10_サイズ変更


タ・ケウ2 階段はかなり急_サイズ変更
階段はかなり急・・・


タ・ケウ7 ラピュタの空中都市のよう_サイズ変更
上に上がると、まるでラピュタの空中庭園のよう


タ・ケウ8_サイズ変更
階段の上から見下ろす


タ・ケウ9 慎重に階段を下る人_サイズ変更
階段を下りる人・・・濡れているので慎重に


タ・プロームは、よく本なんかに出ている太いガジュマルの木が遺跡に覆い被さるように根を張っている寺院だが、まるでラピュタのようで神秘的。雨上がりの天気で神秘度が増してたのかも。


タ・プローム1_サイズ変更
どこもそうだが、修復して維持するのは大変な作業だ


タ・プローム4_サイズ変更
はっきり言って遺跡がどうこうというより、自然のパワーに度肝を抜かれる


タ・プローム5_サイズ変更
なんたって放っておけばあっという間にジャングルに飲み込まれる・・・


タ・プローム8_サイズ変更
ガジュマルの木


タ・プローム9_サイズ変更
まるでラピュタか、はたまたナウシカの世界


タ・プローム12_サイズ変更
ただただすごい・・・


そして、バンテアイ・クディ。


バンテアイ・クディ1_サイズ変更


バンテアイ・クディ3_サイズ変更


バンテアイ・クディ5 割れる塔_サイズ変更
風化で塔が割れている・・・


案内してくれたカンボジア人_サイズ変更
頼んでもないのに彼が案内してくれた(単にガイド料が欲しかったようだが・・・)


アンコール遺跡群では、ことごとくブッダのレリーフが壊されていたり、仏像の首がなかったりするが、これはクメール・ルージュによるもので、仏像の首などは資金源としてタイに売られてしまったらしい。だいぶカンボジアに買い戻したらしいが、今でも相当数がタイに眠っているという話。

カンボジアは今急成長しているように見えるが、一方で依然多くの子供が物売りとして働いているのも事実。ほとんどの子は純粋で、別の話題を振ると物売りそっちのけで楽しそうに話をしてくれたりする。こんな小さな子が働かなくて済む豊かな国になるよう願うばかりだ。勤勉な彼らならできると思う。


宿の前の道路4_サイズ変更
例によって宿の前の道路・・・ここはいつでも混んでいるが、ちょうど帰宅ラッシュと重なっていつにも増して混んでいた



2009/11/4 水

4:30起きでアンコールワットの日の出を見に行く。
外はピーカンで日の出を見るには絶好の日。しかも満月である。

マオさんを起こして5:00過ぎにホテルを出るが、いきなりトラブル発生。マオさんのバイクのエンジンがかからない。
最初はガス欠かと思ったが、給油をしても一向にかかりそうな気配がない。(ちなみに、カンボジアの田舎にはガススタンドがなく、ペットボトル入りのガソリンが道端で売ってる。)
マオさんのトゥクトゥク仲間も駆け寄ってきてくれて、燃料パイプを外したり点火系を確認したりするが、燃料も来てるし火花も飛んでいる。が、エンジンがまったく息をしない。
そうこうしてる内にどんどん空が明るくなってきた。今日はダメだなと思い始めた頃、トゥクトゥク仲間の一人が代わりに乗せていってくれることになった。

30分遅れでスタート。パラさんも急いでくれようとするが、いかんせんスピードが出ない・・・。
少し行ったところでパラさんのバイクも給油ストップするが、F1のピットストップ並みの速さで再スタート!
「飛ばしてるんだけどとてものろい」とパラさんも苦笑い。ここまで来るとこっちも半分あきらめているのでノープロブレムだ。
壕のあたりまで来ると、オレンジ色の空に満月が輝いていてとても幻想的。

パラさんのお陰でなんとか間に合って、アンコールワットの中に駆け込む。すでにかなりの人がビューポイントである池の畔に陣取って日の出を待っていた。
空の色とともに表情を変えるアンコールワットを時を忘れて暫し眺め続ける。


朝焼けのアンコールワット2_サイズ変更
朝焼けのアンコールワット・・・たくさんの人が池の畔に陣取って日の出を待っている


アンコールワットの日の出1_サイズ変更
アンコールワットの日の出


ホテルに帰ると、マオさんのバイクは無事復活してた。どうやら昨日の雨でエンジンの中に水が入ってしまったらしい。
朝食後にマオさんのトゥクトゥクで出かける。今日はマオさんお勧めのロリュオス遺跡群に行くことにした。ここはアンコールワットより古い時代のもので、8世紀頃の遺跡らしい。プリアコー、バコン、ロレイと見て回る。

プリアコーにはアンコールワットのミニチュアもあり、隣の牛革を細工して民芸品を作る職人を養成する学校では、子供たちが創作に勤しんでいた。小さなアプサラを象ったものを買ったら、作者の子を呼んでくれてその子が手渡してくれた。その隣では綿の機織りをしていて、ストールのようなものを一枚買う。


プリアコー1_サイズ変更
プリアコー


牛革細工を学ぶ子供たち1_サイズ変更
プリアコーの隣にある学校で牛革細工を学ぶ子供たち


この子の作品を買った_サイズ変更
この子の作品を買った


機織りの女の子_サイズ変更
機織りをする女の子


続いてバコンへ。


バコンへの道2_サイズ変更
バコンへの道すがら・・・赤土が美しい


バコン1_サイズ変更
バコン


バコン5_サイズ変更
朽ちて自然に帰りつつあるところに心を惹かれる


バコンの壕2_サイズ変更
バコンの壕にて草を食む牛


ロレイにはお坊さんが住んでいて、一人のお坊さんと言葉を交わしたら先生をやっているらしく、教室を見てくれというので行ってみた。貧しい子たちを集めたフリースクール(ほとんど青空教室)で、30人くらいがばらばらの時間に(仕事をしてるので)学んでいるとのことだ。
請われて即席の授業をやることになり、たまたま折鶴を持っている子がいたので、30分ほどマユミの折り紙教室となった。子供たちはとても喜んでくれて、とても有意義な時間を過ごさせてもらった。


ロレイ1_サイズ変更
ロレイ


ロレイ2_サイズ変更


ロレイのフリースクール マユミの折り紙教室1_サイズ変更
ロレイのフリースクールにて、マユミの折り紙教室


少し疲れたため、どこかカントリーサイドの眺めのよいとこで休もうとリクエストすると、マオさんが応えて湖の畔に連れて行ってくれた。途中のマッディな道はかなりスリリングだったけど、湖にせり出した食堂兼休憩所のようなところは見晴らしも良くて最高だった。昼食を食べて、ハンモックに揺られたり、魚釣りをしたりしてのんびりした。素敵なところに案内してくれたマオさんに感謝する。


湿原への道1_サイズ変更
トンレサップ湖畔への道


湿原の脇2_サイズ変更
のどかで実にいいところだ


湿原4_サイズ変更
トンレサップ湖畔にて


店の昼食(雑炊)_サイズ変更
昼食に雑炊をいただく


休んだ店から4_サイズ変更
食堂からの眺め


マオさんのトゥクトゥク_サイズ変更
マオさんのトゥクトゥク


廊下の天井のヤモリ_サイズ変更
宿に帰ってホテルの天井のヤモリ・・・夜になるといい声で鳴いている



2009/11/5 木

今日は遺跡観光は一休みでトンレサップ湖に行く。
湖の近くにあるプノンクロムという山がマオさんお勧めの絶景スポットで、朝の涼しい時に行った方がいいということなのでまずはプノンクロムへ。ちなみにプノンはカンボジア語で山という意味とのことだ。頂上に古い仏教遺跡があるのでパスは必要。


トンレサップに行く途中 こんな小さな子が給油してくれる_サイズ変更
プノンクロムに行く途中・・・こんな小さな子が給油してくれる


トゥクトゥクから プノンクロム_サイズ変更
トゥクトゥクから見るプノンクロム


階段や坂道を1kmくらい歩くが、ここはお勧め!海に浮かぶひょっこりひょうたん島のような360°の眺望は圧巻である。
人がいなくて静かなところがまたいい。観光客はおろか、地元の人も滅多に来ないらしい。
薬草になる木がたくさんあって、それにまつわる有名な言い伝えもあると教えてくれた。


プノンクロムへの上り マオさんと_サイズ変更
プノンクロムへの上り


頂上からの眺め7_サイズ変更
プノンクロム山頂からの眺めは圧巻!


頂上の寺院遺跡1_サイズ変更
山頂には寺院の遺跡がある


それにしてもトンレサップ湖はとてつもなくでかい。正確にはトンレサップ湖の境界はここから10kmほど先で、乾季にはそこまで水が引く。山の周りの広大な湿地帯のように見えているところは、実は水田なのだ。湿地帯の中に高床式の家が無数に建っているが、そこも乾季には陸上生活となるわけ。
昨日昼食を食べたところも期間限定の商売ということになる。逆に、今は見えている小道などは雨季のトップシーズンには水の下に沈むらしい。


トンレサップ湖2_サイズ変更
プノンクロムから望むトンレサップ湖・・・とてつもなくでかい


さて、正直言ってトンレサップ湖の観光はここでやめておいた方がいい。
ボートで湿地帯を抜けてトンレサップ湖まで出られるが、なんと一人$20!
国が運営していて、付近の整備に観光収入を当てているらしいので、半分寄付のつもりで$20はまあ仕方ないとしても、毎日相当数の観光客が来るらしくガイドが厚かましくてうるさい。
しかも、いいと言うのに帰りに半強制的に学校に寄らされる。寄るだけならいいのだが、「貧しい子供たちにぜひ鉛筆やノートを」ということで事前に水上文房具屋でノートや鉛筆を買わされる羽目になる。
寄付をするのはやぶさかではないが、こういうのはちょっとね・・・。

私らは最も安いノートの束(それでも$10!)にしておいたが、私らの前のイギリスから来たという中年夫婦は$50もするやつをしこたま買い込んでいた。

で、学校に行ってみると、そんなノートの束が山積みになっている。しかも子供たちはキレイな服を着ていて、あまり貧しそうには見えない。これなら昨日行った寺の学校の子たちの方が、よっぽど貧しくて寄付を必要としてるぞ。
イギリス人夫婦が嬉しそうにしている姿がとてもノーテンキに見えた。


ボートにて1_サイズ変更
ボートに乗ってトンレサップ湖まで出られるが・・・正直、オススメしない


ボートから10_サイズ変更
ボートからの眺め


ワニのいる店_サイズ変更
ワニのいる店もあった


ノートを寄付した学校2_サイズ変更
ノートを寄付した学校


ボートを下りるときにガイドからチップまで要求されるが、そんなものにはびた一文払わない。
ボートを下りたところで小さな女の子が募金箱の前で孤児院の寄付を募ってたので、1000R(=$0.25)寄付すると最高の笑顔をくれた。昨日しそびれた孤児院と同じ寄付だったので気持ちがすっきりした。

途中のオールドマーケットで下ろしてもらい、「まだホテルまで距離があるからここで待ってるよ」というマオさんの申し出を遠慮して、ぶらぶら歩いてホテルに帰ってきた。

ちなみに、以前シェムリアップの物価がバンコクより安いと書いたが、決してそんなこともなかった。
確かに宿泊費は安いのだが、対照的に食事はかなり高い。カンボジアの人はタイと違ってあまり外で食べないのかもしれない。タバコなんかもカンボジアの方が安いのだが。


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