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自転車アプローチ登山7 空木岳(2,864m)1day

こんにちは。今日は夕方激しい雨が降りました。
今朝はある意味歴史的な一戦を目撃してしまった気がします。
ブラジルのサポーター、最後のころはペナルティーエリアで転びまくる自国選手にブーイング。逆にドイツのシュールレの見事なシュートに拍手を送ってました。
こういう姿勢が好きです。

日付: 2014/7/8 火
ルート: 菅ノ台 ~ 空木平 ~ 山頂ピストン

本当は、7日と8日にマユミと二人、泊まりで赤石岳を計画してました。
自転車でアプローチして小渋川から登るというなかなか魅力的な計画だったのですが、下部が川の遡行となるため雨で増水すると不可能。
8日は天気がなんとかなりそうだったので、7日に日帰りの代案を検討し、空木岳に行ってきました。自転車アプローチの1dayです。
赤石のほうは梅雨が明けたら行ってみようと思います。

長丁場なので夜明けとともに行動開始!
3:00過ぎに起き、準備を整えて明るくなった4:30に出発。と言ってもどんより曇っていて、この時間になっても薄暗い。夏至を過ぎてだいぶ日の出が遅くなったなぁという気もする。
R153から、中央道に沿って走る伊那中部広域農道に出て駒ヶ根へ。車で走っているとわからないのだけれど、県道18号で行く場合に比べてだいぶ上らされた気がした。
交通量の多いR153も農道も、さすがにこの時間はまだ車が少ない。どちらも道路も狭いから、こんな時間でもないと自転車で走る気がしない。

思いのほか時間がかかり、駒ヶ池に近い菅ノ台に着いたときには6:00を回っていた。
ここからさらに林道終点を目指して上る。
別荘地を過ぎてしばらく行くとゲートがあり、その先はダートになる。厳密に言うと、以前に一度は舗装されたアスファルトが剥がれてしまった道で、旧ソ連邦の道路のようである。

林道は登山道を縫うようにうねうねと走っていて、途中でニ、三度登山道を横切る。よって、どこからでも歩き始めることができる。車の駐車スペースはないが、自転車ならどこでも置ける。
帰りのことを考えるとできるだけ上、できれば林道終点まで行っておきたい。

標高1,250mのところで登山道を横切ったのは何度目か。道は良くないし、たまたま脇に比較的広いスペース(駐車禁止と書かれている)もあった。
7:00を回ってちょっと焦っていたこともあり、ここから歩き始めることにした。7:10着。家から27km。
ちなみに、この場合の駐車禁止は自転車を対象にしていない、と勝手に解釈した。脇の木に縛り付けておくだけなら問題なかろう。
靴を替えてパッキングを済ませ、自転車を木に縛り付けてから落ち着いて腹ごしらえ。

7:30に歩き始めた。
林道横の尾根を15分ほど登ると林道終点に出た。東屋があり、広い駐車スペースもあるのだが、なぜか手前から通行止になっていた。なんでだろ???
林道終点から空木山頂までコースタイムは6時間以上。と言ってもエアリアマップのコースタイムだからさっぱり当てにならないけれど(かなり余裕をもったタイムになっているから)。
いずれにしてもあまり余裕はない。時間切れなんてゴメンだ。せっかくここまでアプローチしたのだからできれば登頂したい。

天気は曇り。出だしはハイキングコースと重複していることもあって緩~い登り。自転車でも上れそうではないか・・・。
じりじりとではあるが標高が上がるにつれ、周りはシラビソとダケカンバの森になってくる。
9:00頃になると晴れ間が見え出した。
一本とった水場のところから道がハイキングコースと登山道に分かれる(あとで合流する)。登りは登山道のほうを行く。

迷尾根と呼ばれているところまで来るとスッキリ晴れた。澄んだ青空!右手に千畳敷カールがくっきり見える。
”迷尾根”というほどのことはないのだけれど、このあたりは尾根が痩せている。時どき事故も起こっているようである。
が、それにしても日本の山はちょっと過保護すぎる。空木の登山道にもハシゴや階段がふんだんにある。迷尾根のところなんて単管で手すりまで設けてあった(ビックリ)。
こんなもの必要なのだろうか???いつも疑問に思う。自然のままにしておけばいいのではないだろうか。山なんて自己責任でいいと思うのだけれど・・・。
こういっちゃ何だけど、ハシゴや階段がなきゃ登れないような人はその場所に来てはいけない人なのだ。

樹林帯が続く。時どき木々の隙間から伊那谷や主稜線が望めるが、基本的に展望はない。
かと言って山深さはなく、伊那谷が必ず見えてしまうからどうにも隔絶間や緊張感といったものがない。
やはり中央アルプスは見て楽しむ山なのだと思う。

2,500mを越えたところで道が分岐する。ともに頂上へ抜けるが、一方は尾根道、一方は沢沿いのルートである。
空木平の避難小屋がどんなだか見ておきたかったので、沢沿いの道を選択。ちょっと行くと雪が現れた。予想以上に雪が残っている。
この頃になるとすっかりガスってしまった。風も強い。
空木平は沢の流れる感じのいい場所だった。小屋もキレイで快適そう。ちなみに、無人小屋ですが協力費1,000円ということです。

小屋から先は思わず雪渓に苦戦してしまった(苦笑)。
晴れていればおそらく稜線が見えているのであろうが、ガスっていて何も見えない。広い雪渓の中でコース取りがしにくい。
なるべく西側の尾根から離れないように、そしてもしものときハイマツが手がかりになるように、途中から雪渓の右端を詰める。
上部は斜度が出てくるので、ピッケルがあったほうがいいです・・・。早朝ならアイゼンも必要。

小屋からコースタイム45分のところ(エアリアマップの大盛りコースタイム)、一時間近くかかってようやく登頂!
12:20。登りは3ピッチ、4時間50分。
ガスで真っ白。せっかくだから木曽側を眺望したかったのだけれど、何も見えない。直下にある駒峰ヒュッテすら見えない。
ちなみに、けっこうヘロヘロになりました。年ですかね・・・。

風の避けられる岩陰で腹ごしらえをして即下山。
駒峰ヒュッテの脇を通って下りは尾根道で。
こちらの小屋は有人小屋なので興味がなくスルーしましたが、まったく人の気配がなく誰もいない様子でした。ひょっとするとトップシーズン以外は土日しか人がいないのかもしれません。
というのも、登山道はここ最近人が登っている形跡がありませんでした。たぶん、空木に直接登る人というのはそれほどいないでしょう。
百名山ハンターをはじめ多くの人は、木曽駒に登ってそこから縦走してくると思われます。そのほうが手っ取り早い。
そしてその場合、木曽駒山頂は幕営可能だから、そこをベースに空身で往復するのではないかと推測する。つまり、空木の小屋を利用する人などほとんどいないのではないかと思われる。あまりに中途半端だから。そこに人が常駐するのは無駄というものです。

話が飛びますが、中央アルプスや南アルプスの稜線上は基本的に指定場所以外幕営禁止です。
これが非常に嫌なところ。だから夏の一般道には近づきたくない。少なくとも泊まりで行くことを躊躇してしまう。
いや、理屈の上ではわかるんです。あれだけの人が押し寄せるから(特に昨今は山ガールなど山ブームですから)、自然保護のためそうせざるを得ない。
でも、そうとは知っていても、やはり窮屈なんですよね。わざわざ人がたくさんいるところにテントを張るのも嫌ですし、そもそも「なんでテントを張るだけのことにお金を払わにゃならんのだ」というのが頭にある。
やっぱ雪のある季節が気楽でいいですね・・・。

元に戻します。
尾根道はさすがに森林限界の上で、ハイマツしかないから見晴らしがいい(晴れていればですが・・・)。ところどころに花崗岩の巨石が転がっているところが屋久島の宮之浦岳を思わせる。
分岐のところで沢沿いの道と合流し、樹林帯に入ったところで雨が降り始めた。ナイスタイミング!その後は降ったりやんだり。
中央アルプスの森林限界は高く、2,500mを優に超えている。けっこう風が強いように思うのだけれど、寒いし雪もそれなりに降るように思うのだけれど・・・不思議だ。

時どき木の下で雨宿りしながら下る。
下の分岐は登りと別のハイキングコースをとったが、途中にあるダケカンバの森は見事だった。ここまで群生しているのははじめて見た。
中には巨木もある。樺の木もここまで大きくなるのか・・・。

情けないことに最後は足がかなりヤバイ状態。完全にロボコン状態で、林道終点から自転車をデポしたところまでの急な下りが辛かった。
16:10下山。下りは3時間30分。
何はともあれ登頂できてよかった。達成感もある。
こんな日はできれば温泉に入りたい・・・が、そのまま帰りに寄るのはあり得ない。着替えがないし、温泉から出てまた自転車に乗るのも嫌である。
18:00までに家に帰れたら車で温泉に行こう!ということにして帰路についた。

通常なら「ここからまだ自転車・・・」となりそうであるが、さにあらず。下りなんで楽チンなんです。
天竜川までは一度も自転車をこがずに下ってこられた。その先も川沿いに、流れの方向に走るから基本的に下り基調。帰りはとにかく楽チンだ。

18:10に帰宅。
降ろした荷物もそのままにして村の温泉へ。
村のは正確には温泉ではなく、要するに銭湯に近いのであるが、ここの薬湯はよく効く。これを目当てに遠方から通ってくる人もいるらしい。
ちなみに本日の走行距離は57km、トータルの行動時間は13時間40分。久しぶりの長い行動だった。

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駒ヶ根へ・・・自転車アプローチ                   1,250m地点に自転車をデポして歩き始める

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・・・ということです                           今日もいました!ヒキガエル

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明るいシラビソの森                          この手の着生植物はパタゴニアでよく見た

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短時間だけ晴れた!                         沢には予想以上に雪が残っていた

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真新しい、キレイな空木平避難小屋                 小屋の先は雪渓

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上部は斜度が出る                          足がズルッとくるたび体力を奪われる

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小屋から一時間近くかかってようやく登頂!            尾根上は見晴らしがいい(晴れていれば・・・)

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(左)クラックのトラバースが練習できそうな岩・・・庭にひとつ欲しい  (右)ダケカンバの群生・・・これはすごい!

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帰りは下るだけ・・・楽チン!
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