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ツーリングバイクへの道 その5 実作業編【ジャイアントの場合・続き】

ようやくフロントフォークの交換です。次のような手順になります(ヘッドパーツは使いまわし)。

①自転車からフロントフォークを外す
②フロントフォークから下玉押しを外す
③新しいフロントフォークに下玉押しを圧入
④フロントフォークをフレームに仮組みし、長さを決めてコラムをカット
⑤スターファングルナット圧入
⑥フレームに組み付け

①まずは自転車からフロントフォークを外す。
予め余計なものをフロントフォークから外しておく(タイヤ、ブレーキ、メータなど)。
ステムのトップキャップを外し、ステムのクランプボルトを緩める。
コラムからステムを抜く(ハンドルはステムについたままでOK)。
構造的にはこれでフレームからフロントフォークが抜けます。固着している場合はコラムの頭をプラハンマーで叩く。

②通常、コラムの根元はテーパ加工がされており、末広がりの形状になっています。ここに下玉受けが圧入されている。
外すための専用工具があるのですが、安いものではないし、通常個人では所有していないでしょう(もちろん自分も持っていない)。
ですが、下玉受けはそれほどやわな部品じゃないので、マイナスドライバーとプラハンマーでそれほど労せず外せます。
最初は細いドライバーで、徐々に太いものにしてコンコン叩いて抜いていく。隙間が狭すぎるときは、カッターの刃とかヘラを打ち込むのがいいかな・・・。

③下玉押しを圧入するのにも専用工具がありますが、やはり通常個人では所有していないでしょう。
ここも自己流でいきます。使用するのは、ホームセンターで売っている水道工事用の内径30mmのPVCパイプ。これをスライドハンマーのようにして使う、もしくはプラハンマーで叩く。
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オーバーサイズのコラム径は28.6mmなので、サイズ的にこれがちょうどいいんです。コラムより長ければ機能するので、長さは30~40cmもあれば十分。

その前に・・・通常コラムの根元はテーパ加工がされているものなのですが、今回購入したバズーカのクロモリフォークは値段相応というか、段つきのまま。
最初段つきのままで圧入を試みたのですが、どうがんばっても入りそうにありません。諦めてヤスリで処置しました。
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左:イニシャルの状態(段つき)、右:ヤスリで処置した状態 この程度処置すれば圧入できます。

おまじない代わりにコラムにグリスを塗って圧入します。
結局のところ・・・最後は整えるのにやはりドライバーとプラハンマーで叩きました(笑)。

④コラムの長さを決めます。この時点でハンドルの高さを決めきれない場合は、スペーサーを多めに入れておきましょう。
カットする位置はステムトップの面ではなく、面から2~3mm下です。
まっすぐカットしたいので、金ノコ+ガイドを使うのが常套手段です。が、楽をするためパイプカッターを使いました。
というか、ソーガイドってのが案外売ってないんですね。近所のホームセンターにはありませんでした。ネットを見るとコラムカット用に専用の治具があるんですが、もちろんそういうのは高価なわけです。
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コラムもクロモリですから、硬いです。切断するのがけっこう大変でした。
切断面にバリが出る(フレア状になる)ので、ヤスリできれいに整えましょう。

⑤スターファングルナットの圧入
これは専用工具を使いました。工具もピンキリなんですけど、GP製の一番安いやつなら千円ちょっと。このくらいなら買う気になりますよね・・・たぶん一生使えますし。
さすが専用工具!作業がものすごく楽、かつ正確。
「スタファンが斜めになってしまった・・・」とか「深く圧入しすぎてボルトが届かない・・・」といった心配がありません。
ちなみに、スタファンは使い捨て。圧入に失敗しても二度と取れません・・・。
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左:スターファングルナットとナットセッター、右:さすが専用工具!労せずスタファンのセット完了。

自作工具で圧入するなら、M6の300mmほどの長ネジとナット+ワッシャーで可能だと思います。一端にスタファンをセットし、他端からナットを締めこんでいけば圧入されるという寸法。
もう一つ代案として、スタファンの代わりにマルチプレッシャーアンカーというものを使うという手もあります。最近のロードレーサーのフロントフォークなど、コラムがカーボン製のものにはスタファンが使えないので、マルチプレシャーアンカーが使われてます。
これだと使い捨てではないので繰り返し使えますが、なにせ高い!一個2,000円くらいします。ちなみに、スタファンなら一個120円くらいです。

⑥いよいよフレームに組み付けです。
が、その前に、せっかくなのでベアリング類をいったんクリーニングして新たにグリスアップしましょう。こういう機会でもないとお目にかからないですし・・・。
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組み付けは、簡単なようでいてけっこうコツがあるような気がします。
きちっと組み付いていないとガタが出るのですぐわかります。うまく組み付いたように見えても、少し試し乗りをするとガタが出たりするので確認しましょう。
組み付け時のコツは、ガタがないよう手で押さえた状態で最初にステムのトップキャップのボルトを締め込むことです。ここは普段あまりきつく締める必要のない部位ですが、フロントフォークの組み付けのときだけは少々きつく締めておきます。
それからステムのクランプボルトを締める。

これでフロントフォークが組み付きました。
参考までに、タイヤとの隙関係はこんな感じになります。
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写真のタイヤサイズは1.95inです(懐かしのパナソニック MACH-SS)。
まだまだ太いタイヤがはけそうです。ツーリングバイクとしては十分じゃないでしょうか。安さの割りに優秀なフロントフォークだと思います。
ただ、重量は1.2kgほどとそれなりにあります。ROCK SHOXのフォークが1.6kgほどでしたから、僅か400gの差。手で持った感じはほとんど一緒です(笑)。

見ての通り上下方向の隙は大きいので、フロントフェンダーをつける際は適当なステーで吊り下げる必要があります。
ホームセンターで適当なのを買ってきて組み付けました。
ちなみに、このフォークにはインターナショナルディスク台座がついてます。フォークエンドにもダボ穴があるのですが、フェンダーのステーを取り付けようとするとディスク台座と干渉するので、左側のステーはディスクの取付穴に固定しました。

フェンダーも取り付け、最終的に仕上がった状態がこちら。
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完全に実用車です。軽快感は微塵もなくなりました(笑)。

つづく
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