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紀伊半島横断・・・伊勢へ その2

2013/5/17 金
始:8:50 ~ 終:12:30 走行:43km
~ 宇陀 ~ 榛原 ~ 曽爾 ~ 御杖

晴れ。
今日も朝から気温が上がった。日差しは強いが空気は冷やっとしていて、日陰やトンネルの中では半袖だと肌寒いくらいだった。

宇陀の中心部で買い出しを済ませ、R369に乗る。ここでまたルートが東へ向きを変える。
栂坂峠まで上りが続くが、峠自体は三つの長いトンネルでショートカット。だいぶ楽をさせてもらえる。
緑が濃く、田植えを終えたばかりの田んぼと集落が点在する美しい場所である。

峠の先は曽爾(そに)村。
この村も「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、おなじみのシンボルマークが目に入った。なんとなく親近感が湧く。

R369はいわゆる伊勢本街道である。
旧道と今の国道が一致しているわけではないが、とことどころ一致している部分がある。
曽爾村の山粕という集落も、そんな旧道と一致した場所のひとつ。その昔、大坂を発った人の二日目の宿場になっていたようである。

そんな山粕の休憩所でふと思いを巡らせた。あれこれと勝手に妄想を膨らませる。
日本人は世界でも屈指の旅好きな民族であると思う。
というのは、世界中どんな辺鄙なところへ行っても日本人旅行者だけはまずいるからだ。
その旅好きの理由を考えてみるに、島国であるとか海洋民族であるとか、根本的にいろいろありそうであるが、天下泰平であった江戸時代の影響もその一つに挙げられるのではないかと思う。
基本的に、旅というのは平和でなければできない。これは冒険も一緒で、平和であり、ゆとりがないと決してできない。旅であれ冒険であれ、なんだかんだ言って道楽なのだ。
江戸時代というのは、世界史の上から見ても稀なほど平和で安定した時代であった。そんな時代が二百六十年も続いた。
それ以前から日本人には旅好きの性向があったのだろうけど、旅というものが庶民にまで行き渡って一般的になったのは江戸時代ではなかったか。お伊勢参りなどはそのいい例だ。

日本を走っていると、道路沿いに道の駅をはじめとした休憩施設がよくある。日本では旅先で水とトイレもタダである。
日本にいると当たり前のように思えてくるけど、実はそんな国は他にそうそうない。
そんな休憩所の類も旅好きの民族性が生み出したものかもしれないし、さらに話を広げると、実は自販機やコンビニなんてのもそんな発想から生まれ、広まったのかもしれない。

曽爾高原への道を分けるとまた上りになり、やがて御杖村に入る。
桜峠、牛峠と二つの峠を越え、下った先に道の駅がある。道の駅にはなんと!温泉が併設されているではないか。否でも応でもテンションが上がってしまう。
本当は天気がいいのでちょっともったいない気もするのだが、幸い付近にテン場もありそうなことだし、早々に行動を切り上げることにした。
伊勢本街道の旧道沿いに姫石明神がある。その手前に丸山公園という静かできれいな公園があり、これ以上ないくらいの素晴らしいテン場なのであるが、残念ながらキャンプ禁止。
惜しい。非常に残念だ。
仕方なく道の駅の近くにある東屋にテン場を定め、のんびり温泉に浸かった。
湯から上がって久々にTVで大相撲を観戦し、18:30過ぎに東屋へ移動して幕営。

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緑の濃い美しい場所                       伊勢本街道 山粕宿

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こちら伊勢本街道の旧道沿い 姫石明神の近く・・・実に美しいところだった

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のんびり温泉に浸かってから幕営

2013/5/18 土
始:8:10 ~ 終:14:30 走行:58km
~ 奥津 ~ 美杉 ~ 仁柿 ~ 多気 ~ 伊勢

晴れ。
日当たり抜群で、5:00を過ぎると早くもテントに日が当たり始めた。
コーヒーだけ飲んでテントの外に脱出。夜露でいやに濡れたテントを日に当ててから出発。

道はしばらく伊勢本街道。2kmほど走ると三重県に入った。
最初のうち下りで、しばらく下った先から二つの峠越えとなる。
三重に入っても変わらず美しい景色が続く。車は少なく、特に大型が皆無で実に快適。
大型車が皆無であるのは、二つ目の峠である仁柿峠の手前から道路が狭くなり、大型車通行不能になるからだ。

どこが峠かハッキリしなかったが、仁柿峠を越えると一気に下る。
下ると松坂に入り、最初に見かけたスーパーで買い出しを済ませる。
分渓からいったんR166を松坂方面へ走り、あとは標示に従ってひたすら伊勢を目指す。
多気のあたりから急に車が増え、道路も狭くて走りにくくなる。

時間が中途半端であるが、神宮の参拝は明日の朝からということにしてテン場を探しながら流す。
途中でキャノンデールの前輪がパンク。構わず空気を入れながら騙し騙し走る。
神宮まで2~3kmのところで宮川を渡る。見ると河川敷が緑豊かな広い公園になっている。格好のテン場ではないか・・・。

久しぶりに会心のテン場だ。まさか神宮の近くにこんなテン場があるとは思わなかった。
ひとまずテン場を定め、木陰のベンチで本を読んだりパンクの修理をしたり。気持ちのいい午後を優雅に?過ごす。

パンクは、以前修理したパッチのところが見事に再びパンク。どうやら前回は原因を取り除けなかったようだ。
見た目に異常はなく、危うく今回も原因不明に終わりそうであったが・・・何度も何度も繰り返し見てみたら、3mmくらいのワイヤのかけらがタイヤに埋まっていた。
パンクをしたからには必ずなにか原因がある。どんな小さなものでも、これを見落としてなあなあで済ませると、同じところを何度もパンクする破目になる。
パンク修理で重要なことは(実はパンクに限らずあらゆることに通ずることだが)、どんなに時間がかかっても原因を完全に取り除くことである。

時間があるので、勢いでブレーキシューも交換した。
そしてラジオでのんびり大相撲中継を聞く。
公園は16:00頃から犬の散歩のラッシュとなる。気軽に声をかけてくれる人が多く、どこそこに温泉があるとか親切に教えてくれる。
18:30過ぎにテントを張った。空はすっかり曇ってしまった。

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三重に入っても変わらず美しい景色が続く          車が少なく、特に大型が皆無で実に快適

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大型車が皆無であるのは道路が狭くなるから        茶畑が広がる

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パンクの原因を必死に探る@宮川の河川敷         日が翳ってからテントを張った
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