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四国上陸・・・高松で讃岐うどん

2013/5/12 日
始:9:00 ~ 終:18:25 走行:68km
土庄(フェリー)高松 ~ 三木 ~ さぬき ~ 東かがわ ~ 鳴門

朝のうちはガスっていたが9:00頃になるとスッキリ晴れ、その後は快晴。
9:25発のフェリーで高松へ渡る。運賃は670円+自転車350円。
四国へ行くのは二十数年ぶりだ。さらに香川というのは、四十七都道府県のうち唯一行ったことのない県だった(特に理由はないのだがなんとなく・・・)。

ちょうど一時間で高松に到着。
何はともあれ、香川といえばうどんだ。港近くのインフォメーションでうどん屋を教えてもらう。
「どういったお店をお探しですか?セルフのところですか?」と訊かれ、返答に困ってしまった。
村上春樹の紀行文や映画「UDON」、はたまた昔TVでやっていた「気分は上々」の食べ歩き企画なんかを見て、そのディープな世界についてはある程度知っているつもりであったが、セルフというのは初めて聞いた。
高松の町中に出てみると、なるほど「セルフ」と書かれた店がたくさんある。なんだかGSのようでおもしろい。

残念ながら今日は日曜であるから、製麺所のようなところは休みである。
ひとまずインフォメーションの女性オススメの店に入ってみた。
どこまでがセルフなのか・・・なにぶん初めてのことなのでちょっとドキドキする。
さすがに客が勝手にうどんを茹でて・・・ということはなかった(そういうところもあるらしいのだが)。
注文して、イスに座って茹で上がるのを待つ。うどんのほかに、おかずとしていなりやおにぎり、天ぷら、コロッケなどがある。
出てきたうどんに好みの薬味を加えていただくのだが、この薬味ってのが豊富だ。他の場所なら(少なくとも関東近辺なら)せいぜいネギと七味くらいだと思うが、ここでは大根おろしやごま、レモンなんかもある(レモンをかけるとさっぱりして意外に美味しい)。

うどんはもちろん旨い!
香川のうどんは小麦粉からして特注品らしいから、少なくとも関東あたりとはうどんに対する概念がまるで違っている。
なんというか、自分の知っているうどんというのは、うどんとつゆが同じくらい幅を利かせているものなのだけれど、ここではあくまでうどんが主役。つゆは言ってみれば薬味の一つに近い存在。
ひたすら純粋にうどんを味わう、といった面が濃厚だ。実に独特なうどん文化である。
例えば信州はそばどころで、そばはどこで食べてもまぁ美味しいわけであるが、他所と比べて食べ方とか、そういう文化や習慣といったことまで含めて違いがあるかというと、特にないと思う。
香川のうどんというのは独特だ。

さて、高松からは海沿いのR11を避け、わざわざ県道10号を走ったのだけれど、これがまたえらく退屈な道だった。スーパーやドラッグストアといった郊外型の店舗がどこまで行っても途切れない。
道路地図でも見れば明らかなのだけれど、香川県の大部分を占める讃岐平野と、それから讃岐山脈を挟んで広がる徳島平野の一部は、四国というよりはもうほとんど近畿の一部と言ったほうが近い。橋を渡ったり海路を使ったり、簡単に行き来もできる。
言葉の響きも関西に近く、自分らが聞く限りはもう完全に関西弁だ(もちろん関西の人が聞けばそれぞれ違うのだろうけど)。

九州や中国、四国といったところに来ると改めて感じるのだが、海路が発達していてとても身近である。
関東近辺なんかでは(海沿いに住んでいようがいまいが)、フェリーなんてものにはほとんど縁がないわけだけれど(かなり特別な存在)、これらの地方では実に身近な存在だ。
それもそのはずで、九州、四国、中国(もしくは近畿)はそれぞれが近いところにあるし、島や半島も非常に多い。改めて地図を眺めると、九州や瀬戸内の海岸線の複雑さに驚く。

高松から30kmも走ると道がR11に合流。そしてさらに10kmほど走ると、香川県から出てしまった・・・。
香川県は四十七都道府県の中で最も小さい。自転車でさえあっという間に走り切ってしまう。
田んぼの中にポツンとある製麺所のようなところでうどんを食べたかったのだけれど、そういうところはきちんと調べてから行かない限り、なんとなく走っていたらたまたまあったということはまずありそうにない。うどんを求めるなら丸亀方面(つまり逆方向)に行くべきだろうし、そもそも今日は日曜なわけだけれど・・・。

高松へ行ったらうどんを食べまくろう!と思っていたのに、結局食べたのは一杯きり・・・。
夕方もう一度食べてそれで夕飯を済ませる腹積もりでいたのだけれど、どこのうどん屋も15:00には閉まってしまう(そもそも打ったうどんが終わった時点で終了だ)。
しかも・・・大・中・小とあるうどんのうちの中を食べただけでけっこう腹持ちし、一度食べるとなかなか腹が減らない。
ルートの途中からスーパーもなくなってしまい、讃岐にいながら夕飯は非常食のパスタで済ます破目になってしまった・・・。

鳴門の手前でご高齢のサイクリストに出会った。
神戸からいらしたというマツモトさんであるが、歳を聞いてビックリ。七十七歳!自分の父親より年上ではないか・・・。
そのお歳で野宿をしながら自転車で旅しているのだからすごい。脚もしっかり回っている。
隠岐で会ったシクラさんといい、こういう元気なご老人に会うと嬉しくなるし、こちらも元気をもらえる。

もう何度も四国を走っておられるマツモトさんは、徳島の県庁のそばにいつも寝ている場所があるらしい。
自分らは鳴門公園のほうへ行くつもりでいたから、分岐のところで別れた。
「長野に来た折には・・・」と自分らの連絡先を渡すと、「もういつ死ぬかわからんから・・・」と仰っていたが、それだけ漕げればまだまだ当分大丈夫でしょう。
別れ際、「いつも人から声をかけられることはまずないから、話ができて楽しかった」とも仰っていたが、そう言われてこちらのほうが嬉しかったです。

マツモトさんと別れてアップダウンの連続するワインディングロードを走る。
ちょっと嫌な予感がしたのだが・・・どうやらここは走り屋の巣窟のようになっているらしい。途中からそれっぽい車やオートバイが行ったり来たりしていた。
「終点の公園は観光地になっているから・・・手前にテントを張れる展望台のようなところがいくつかあるからそこに張ったほうがええで」
そうマツモトさんが教えてくれたのだが、どこも走り屋が起点にしそうなパーキングであり、案の定路面にはスピンターンの跡がくっきり残っている。
見晴らしのいい最初の展望所はパスし、二つ目の寂れた感じのパーキング、その奥にあった休憩所にテントを張った。
そこの駐車場にも二輪のマックスターンの跡と思しき黒い円がいくつも描かれていたが、まぁ二輪は暗くなってからは走らんだろう・・・。
うるさいかもしれないけど、車に突っ込まれる心配はまずない場所である。
日曜のためか、幸い21:00を過ぎると静かになった。でも、夜中はけっこう走ってたな・・・。

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フェリーで高松へ                         この次は嫌というほど食べまくりたい讃岐うどん

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道はえらく退屈だったな・・・                   あっという間に香川を抜けてしまう

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七十七歳のサイクリスト=マツモトさん             ここで別れて鳴門公園のほうへ

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付近は走り屋の巣窟 あまり褒められたテン場ではない
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