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島後(隠岐の島町)一周 その1

2013/4/18 木
始:8:45 ~ 終:20:00 走行:45km
~ 西郷 ~ 都万 ~ 上那久 ~ 油井 ~ 福浦 ~ 五箇

曇り一時雨。
島の中央を南北に走る国道でこのまま五箇まで抜けてしまってはあまりに素っ気ないので、いったん西郷へ戻り島を一周することにした。
島後は、(海岸線は非常に複雑であるが)概略円形をしている。

ダムから下って国道に出、隠岐国分寺を経由して西郷まで戻る。
県道44号にぶつかる手前にあるのが玉若酢命(たまわかすみこと)神社。
非常に珍しい名前のように思うが、この神社はすごい。やはり神社はこうでなきゃいかん。
随神門をくぐると、樹齢千数百年とされる杉の巨木がある。八百杉(やおすぎ)と呼ばれているこの杉は、屋久杉のような巨木だ。
奥にある本殿は1,700年代の建立。境内全体に神聖な空気が漂う。
本殿は大社造と似たものだが、いくつか異なる点があり、隠岐造という隠岐独特の造りだそうだ。

かぶりつきでその本殿を見ていると、旅行者のご老人が一人やって来た。
言葉を交わすと旅好きのご老人で、一人でレンタカーを運転して島を回っておられた。すこぶる元気な方である。

神社の隣には、宮司さんのお住まいである億岐家住宅がある。
こちらも古い民家で、柱や板戸に戊辰戦争時の刀傷や弾痕が残っている。隠岐にも戊辰戦争の波があったのかと実は少々驚いた。

県道に出て、ここから時計回りに島を一周する。
都万の手前で一人の若者と出会った。車で自分らを追い越すと、前方で車を止めて声をかけてくれた。
なにわナンバーだったからてっきり旅行者かと思ったのだが、島出身の若者だった。土地の人しか知らないような情報をあれこれ教えてくれた。
島で一番おいしいと教えてくれたのが、犬来の湧き水。明日寄って汲んでいくことにしよう。
「困ったことがあったら島の人に声をかけてください」「皆親切ですから、腹が減ったと言えば飯も食わせてくれますよ」なんてことを言っていた。

若者と別れて先へ。
相変らず曇っているが、海の向こうに薄っすらと島前が見える。
都万の舟小屋群を見てしばらく行ったところから道が狭くなって山間に入る。それまでも少なかった車がほとんどいなくなる。
聞こえてくるのは鳥の声だけ・・・。

12:30頃から雨となった。
壇鏡の滝への分岐のところにバス停があり、そこに避難して小一時間ほど雨宿り。
隠岐はこれまで訪れた島と違い、ゴミに対して寛容。どこにでもゴミ箱があって助かる。

雨が上がってから再び北上。アップダウンの連続でけっこうしごかれる。
油井の池は美しいところだった。
奥の山が雲に煙っていて幻想的。どこかギアナ高地を思わせるような景観だ。
晴れた日もキレイなのだろうが、こんな天気の日に見るのもこれはこれでいいものだ。
どこへ行っても人がいないのがこれまたいい。静かで落ち着く。
いやーいいですよ、隠岐。テン場もそこかしこにあるし(明るいうちならいくらでも見つかる)。

福浦には明治時代に手掘りでくり貫いたトンネルがある。
これを見て県道に戻ると、見覚えのある人に声をかけられた。
朝、神社で会ったご老人だった。今日はすぐそこのホテルに泊まるらしい。
ホテルのロビーに招かれてコーヒーをご馳走になった。
名前はシクラさん。年齢を聞いてビックリ。どう見ても七十過ぎくらいにしか見えなかったのだけれど、昭和一桁生まれの八十二歳だった。
信じられないくらいピンピンしている。
「若い頃は猛烈社員で長期の旅行なんてできなかったから・・・あなたたちが羨ましい」と仰っておられたが、こちらからするとシクラさんのほうが羨ましい。
その歳まで自分が生きていると仮定して(この仮定自体がかなり怪しいが)、ここまで元気にシャキシャキ動けているかどうか・・・。行動力も含め、ホントに驚愕のバイタリティーだった。

アドレスを交換し、シクラさんに見送られて先へ進む。
福浦から五箇はすぐ。ここでようやく予定していた温泉に浸かる(島前を含め、おそらく隠岐で唯一の温泉)。
テントはちょっと先にある水若酢神社の駐車場に張れるだろうと高を括っていて、安心してのんびり湯に浸かった。

温泉をあとにしたのは19:30過ぎ。真っ暗で何もわからん・・・。
神社の近くまで来ているのに、どこが神社だかまったくわからない。
駐車場と思しきところにどうにか行き着いて、ヘッテンの灯りでテントを張った。かなり怪しい行動だ。

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ダムにいきなり妖怪のブロンズ像がある             可愛らしいブロンズ像が隠岐にも増殖中

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玉若酢命神社                             八百杉

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支えまくり・・・                     隠岐造というらしい

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ここにも妖怪(もちろん神社の外ですよ)             島後一周スタート

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島の若者が気さくに声をかけてくれた               都万の舟小屋群

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バス停でありがたく雨宿り                   写真じゃまったく伝わらないですが・・・非常に美しい油井の池

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聞こえてくるのは鳥の声だけ・・・静かで落ち着く        福浦まで下った

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明治時代に手掘りでくり貫いたトンネルがある        海沿いに続いているが途中から立入禁止になる

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隠岐でも素敵な出会いがありました             水若酢神社の駐車場に幕営させてもらった(翌朝撮影)
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