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ハラレ・・・沈没者がたくさんいたのも今は昔

2010/3/13 土

バカどもの宴は1:00過ぎにようやく終わった。
ロッカーの前のソファの上では肥えた白い雌ブタが一匹、醜態を晒している。

荷物を整えて2:00過ぎに宿を出て、バス会社の裏手にあるピックアップ・ポイントまで歩く。
こんな時間にもポリスが頻繁に見回りをしており、町全体として相当治安に気を配っている印象。
こんな時間に本当にバスが来るのかちょっと心配になるが、他にも2人ほど土地の人が待っているのでおそらく来るのだろう。

3:00を過ぎてバスが現れた。
ミニバスと聞いていたのだが、普通の大型バスだ。
こりゃ意外と快適かも、と思ったのもつかの間、バスに乗り込んでみるとなんと満席である。
ん?どうなってるのか聞いてみると、後でミニバスと合流するという話。
あっそういうことね、ということで仕方なく暫く立ったまま移動。

その後も何箇所かで人をピックアップしていき、仕舞いには通路も立ってる人でいっぱいになってしまった。
黒人以外は自分らだけの完全なローカルバスだ。

バスは暗闇の中を疾走する。
山道に入り、どう考えてもこんなところにミニバスがいようはずがない。
一体ミニバスはどこなの~。

このままブラワヨまで疾走するに違いない、と諦めかけた1時間半後、ようやくミニバスと合流。
ザックをトレーラーに積んでミニバスに乗り込み、ようやく座ることができた。
そのままソッコー眠りに付く。

ミニバスに乗り換えてからは順調だった。
9:30にブラワヨに着く。
フランシスタウンへ向かうフランソワさんとはここでお別れだ。


途中で乗り換えたミニバス_サイズ変更
ブラワヨまで乗ってきたミニバス


てっきりミニバスはハラレ行きなのかと思ってたら、運ちゃんがハラレ行きはこっちだと言う。
乗換えなのかよ?ビクトリア・フォールズからハラレまで直行便だと言ってたのにぃ・・・。

フランソワさんに別れを告げて運ちゃんについて後ろのバスに行ってみると、夜中乗ってた大型バスだった。
何だ、こっちがハラレ行きだったのかぁ。
ヤレヤレ、でも空いてていいや、などと思って寛いでいたら、今度はでっかいバスターミナルで降ろされる。
また乗換えかよ?
急いで乗り換えると、またもや満席寸前。
何とか席は確保できたが、二人バラバラの席になってしまった。
ヤレヤレ、まぁ座れただけいいか。

ようやくハラレに向けて出発である。
ミニバンのトレーラーに積んであったザックの背中側が油まみれになってしまったのが気がかりだ。

バスが休憩で止まったときに自分の隣のじいちゃんに声をかけたら、快く席を替わってくれた。
じいちゃん、ありがとう!

シートの背もたれはリクライニングせず、足元も狭いので長距離の移動はかなりハードだ。
隣に太った人が座ると、さらに窮屈になる。


ハラレ行きのバス_サイズ変更
ハラレ行きのバス


随所に検問があってその度にバスが止まるのだが、途中までは予定通りであったような気がする。
が、しかしである。うとうとしてたらバスが路肩に止まっている。
最初はまた検問か何かと思ったのだが、どうやらバスがパンクしたらしい。

「パンクかぁ、じゃあ30分くらいかかるな」
と軽く考えていたのだが・・・ここはアフリカだった。

30分を過ぎてもバスは一向に動く気配すらない。
午後の車内はまるでサウナ、とても乗っていられない。
他の乗客に交じってバスから降りてビックリ!まだタイヤを外し終えてさえいない・・・こりゃ一体何時間かかることやら。

他の乗客の皆さんは、木陰に布を敷いて昼寝を始める人もいれば、異常を察知して次々止まる車やミニバスと交渉して乗り換える人もいる。


IMGP0841_サイズ変更
乗っていたバスがパンク


パンク_サイズ変更


1時間以上かかってタイヤが外れてみると、左後輪の内側のタイヤがバーストしていた。
それからさらにタイヤを交換するのに1時間、結局走り出すまでに2時間以上かかり、ハラレに着く頃にはすっかり暗くなっていた。

19:00過ぎにどこかの大通りでバスはストップ。
暗くなってしまったし、ここがどこかもわからないのでタクシーに乗り換える。

「パーム・ロック・ヴィラまで幾ら?」
「$20」

・・・面白いこと言うなぁ。

「ビクトリア・フォールズからハラレまでバスで夜通し走って$20なのに、そりゃおかしい。せいぜい$5~6でしょ」
「じゃあ$6」
「いや、$5」
「よし、$5でいいや」

とあっさり折れたところをみると相場は$3~4くらいだったのだろうか?
先に$5と言ってしまった手前、$5で宿まで。
まぁ距離はそれなりにあった。

ハラレに沈没者がたくさんいたのも今は昔、現在旅行者は皆無だ。
パーム・ロック・ヴィラも宿泊者がほとんどいない割りに部屋が準備できるまで1時間以上待たされた。
宿代はWの部屋が$20(1,800円)、やはり高い。
待ってる間に隣のジャカランタ・ロッジの部屋も見せてもらったが、パーム・ロック・ヴィラの方が部屋が広くて快適そうだった。

宿のマネージャーはとても親切だ。
夜は危険なので外を歩くのはやめろという。
買い物や食事に行くのならタクシーで行けと言うので、あまり腹も減ってないし夕飯はカットすることにした。
でも水だけは必要だ。
水とビールだけ欲しいと話すと、近くのバーで買えるから一緒に行ってやると言ってくれた。ありがたい。

バーでビールを買うのに何故か空き瓶が必要という話で、宿にある空き瓶を持って一緒にバーへ行く。
今晩の夕飯はビールとLaysのポテトチップスで終了。
はぁ疲れた。



2010/3/14 日

朝起きてザックを洗うが、そう簡単に油汚れは落ちない。
まぁちょっとはマシになっただろう。

ハラレからモザンビーク~マラウィに抜けるか、ザンビアに抜けるか昨晩検討してみた。
少し西に戻る結果になることに加え、再度ザンビアのビザを取得するのも癪だったのだが、より見通しの明るいザンビアのルサカに抜けることにした。
残念ながら今回マラウィはパスだ。
できれば明日にでも発ちたい。


パーム・ロック・ヴィラ_サイズ変更
パーム・ロック・ヴィラ・・・ハラレはバスと宿の写真しかない(涙)


パーム・ロック・ヴィラ 7号室_サイズ変更
パーム・ロック・ヴィラ 7号室


昼間のハラレは、夜出歩くなと言われたのが嘘みたいに平和な町だ。
かつては旅行者もたくさんいて賑わっていたのだろうが、今は閑散としている。
道路が碁盤目状に走り、どの道路も片側3車線以上あるのだが、交通量は少ない。
運悪く今日は日曜日で、閉まっている店も多い。

まずは長距離バスターミナルでルサカ行きのバスを調べる。
ターミナルにはたくさんのバス会社の窓口があり、バスの出発を待つ人やチケットを買う人などで賑わっている。
ヨハネスブルグ行きなどは何社もバスがあり、各社がサービス合戦を展開している状況だが、ルサカ行きは3社しかなく、朝発に限れば2社しかない。
運賃はともに$15(1,350円)なので、写真を見て少しでもバスの良さそうなEasy Go社のバスにした。
バスは毎日運行しているので、明朝発つことに決定!

身の振り方が定まったところで買い物。
食材以外はほとんど何でも手に入りそうなのだが、食材だけが異様に不足している。
あるスーパーの冷蔵庫などほとんど空っぽだった。
夕飯の材料(と言っても、マカロニとトマト缶と玉ねぎとソーセージだけ)と明日のバスの中で食べるパンとジャム、それと水を買うのに3軒もはしごした。

食材は不足しているのに、チェーン店のファースト・フードだけは溢れていて、人々は朝からフライドチキンやバーガーをパクついている。
あぁ~あ、という感じ。
食に関して言えば、これまで旅した南部アフリカは全く面白味がなかった。
私は勝手に思うのだが、もう少し工夫のしようがあるのではないかと・・・。

ハラレは標高が1,500m近くあり、朝晩はまだ過ごしやすいのだが日中の日差しは強烈だ。
今日も半日歩き回っただけですっかりバテてしまった。
宿に帰ったころから何となく熱っぽくて体がだるい。食欲もない。
最初は熱射にやられただけかと思ってたのだが・・・夜になって床に就いた途端、急に寒気がしてきた。
どうやら風邪?らしい。
カッパを着て毛布をかけて寝た。
明日のバス移動は大丈夫だろうか・・・。



余談15 南部アフリカの都市部は肥満率が異常に高い

アフリカに来て驚いたのは肥満率が異常に高いことである。
特に都市部ではほとんどの人が太りすぎではなかろうか?
明らかに食生活の所為である。

欧米色(特にイギリス色)の強い南部アフリカはファースト・フード天国である。
ローカル食堂などほとんどないのに、wimpyやchicken innといったファースト・フード店はいたるところにある。
極端な品不足で食材がほとんど手に入らなかったジンバブエですらチェーン店のファースト・フードは溢れていた。
現地の人は朝、昼、晩の食事時はもちろん、バスの移動中ですらフライドチキンやバーガー、スナック菓子を食べ、不自然な色のジュースを飲んでいる。
ウインドフックのケンタッキーは毎日朝から大行列であった。
これで肥満にならない方がおかしい。

そもそも南部アフリカにローカル食と呼べるものがどれほどあるのか?
自分らの食したものでは、「サザ」と呼ばれるトウモロコシの粉を水に溶いて火にかけたものくらいしか思い当たらない。
野菜は元々乏しく、肉は煮たり焼いたりしたありきたりなものしかお目にかかれなかった。

旅をする上で美味しいローカル食に出会えるかどうかはかなり重要なファクターだ。
食一つで町や国の印象もガラリと変わったりする。
自炊もそれなりに楽しくはあるのだが、やはりちょっと味気ない。
残念ながら南部アフリカは食という点においては不毛の地だった。
これから回るブラック・アフリカの地に期待したい。


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