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自転車アプローチ登山 第三弾 久住山(1,787m)

2013/4/4 木
始:9:05 ~ 終:13:00 走行:25km
~ 久住 ~ 瀬の本 ~ 牧ノ戸峠

はじめに。
「久住」と「九重」があってややこしい。
久住町と九重町があり、読み方は基本的に久住(くじゅう)と九重(ここのえ)である。
が、地図などでは地名が混同されていて、例えば久住高原だったり九重高原だったりする。山の呼び方にも九重山と久住山がある。
「九重山」と「久住山」・・・非常にややこしいのであるが、九重山というのは山塊の呼び名で、九重山という山が実際にあるわけではない。霧島山とか八ヶ岳と一緒だ。
九重山という山塊の中に久住山がある。実際にはすぐ隣の中岳(1,791m)のほうが4mだけ高いのであるが、広い意味では1,787mの久住山が九州本土の最高峰とされる。

晴れ一時曇り。
朝から快晴で暑い。R442を九重山へ向かう。
久住高原を走る気持ちのいい道であるが、日差しが強く、緩い上りを走っているだけで汗だくになる。
久住の町でガソリンと食料の買い出し。

徐々に雲が出てきて、11:00頃になるとすっかり曇ってしまった。ずっと上りのはずなのでむしろ好都合ではある。
県道669号を分けたあたりから、左手に阿蘇山と根子岳が見えてくる。
久住の商店のおばちゃんが、「このあたりは九州の北海道だから・・・」と言っていたが、広々と開けていて確かにそんな眺めである。
右手に見える九重山も、阿蘇山同様のなだらかな山容だ。明日、久住山に登るつもり。

一瞬だけ熊本県に入り、瀬の本の十字路から県道11号(やまなみハイウェイ)に入る。
ここから本格的な上りか!と一寸身構えたが、ここの上りは楽勝だった(地図を見てそうじゃないかと期待した通り)。
うねりの大きい九十九折りが続くなだらかな上りで、辛さは韓国岳のアプローチの1/5くらい。十字路から一時間かからずにあっさり牧ノ戸峠に着いてしまった。
まだ13:00・・・今から久住山に登っても十分明るいうちに下りてこられるだろうけど、予定していた通り明日登ることにした。

登山口に広い駐車場があり、店やトイレもあるのだけれど、問題はその駐車場がキャンプ禁止となっていること。
またか・・・まったく九州の山ってのはどうしてこうなんだろう。他ではこんなことないんだけどなぁ・・・。
登山口の駐車場がキャンプ禁止なんてありえないわ。まったくもって信じられん・・・。
こんなことなら店など作らずに、駐車スペースだけ設けておいてくれたほうがありがたい。

付近を探ってみるが、今ひとつ適当な場所がない。
唯一、登山道と反対の方向にちょっと上ったところに展望台があり、そこにテントが張れそう。
そこまで自転車を押し上げ、東屋のベンチに座ってのんびり読書。ここにはキャンプ禁止と書かれていないが、また文句を言われると面倒なので、下の店が閉まるのを待ち、18:00近くになってからテントを張った。
結果的には、下の道路脇より展望台のほうが静かで快適であった。

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(朝は)快晴! 久住へ                       高原っぽくなってきた 右:九重山

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左側には阿蘇山                           やまなみハイウェイ

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展望台に幕営させてもらった

2013/4/5 金
始:7:45 ~ 終:18:30 走行:34km
~ 九重山 ~ 九酔峡 ~ 九重 ~ 玖珠 ~ 森

晴れのち曇り。
テントを撤収し出発の準備をしていると、ドーズの前輪がパンクしていた。またかよ・・・。
処置は山から下りたあとにするとして、ひとまずタイヤに空気を入れて登山口の駐車場に移動。自転車をガードレールに固定して出発。

登山口8:15。
峠の標高が1,330m、山頂が1,790mほどだから、僅か450mの登り。が、距離は4kmくらいある。非常になだらかな山である。
歩き終わって思ったことは、これは登山の範疇ではないな、ということ。ハイキングもしくはライトトレッキングといったほうが正しい。
手軽な半日の山歩きである。

九重山も隣の阿蘇山と同様に火山であり、古い火口の周りにポコポコと山が連なっている。
山に土はあるのだが、1,330mの峠からして森林限界を超えているから、高木はなく、笹とミヤマキリシマのような低木だけが茂っている。よって、山行中はずっと見晴らしがよい。
まだシーズン前の平日だというのに、けっこう人がいる。九州の山はどこもこんな風に人が多い。
山が少ないために人が集中するのだろうか?
この調子だとハイシーズンはものすごいことになっていそうだ。駐車場がキャンプ禁止なんてことになっているのもそのせいだろうか?

それから、多くの人が訪れるからであろうが、九州の山はどこもかしこもちょっと整備しすぎ。
下部は途中までコンクリートで固められた道、登山道の両側に張られたロープ、ありすぎるマーキングや注意書の看板・・・歩いていてちょっとげんなりする。

久住山山頂9:45。
非常に見晴らしがよい。特に、南側の阿蘇山の方角の眺めはなかなか素晴らしい。
久住山から、古い火口の周りにある山々を歩いて回ることができる。
久住山(1,787m)-25分-稲星山(1,774m)-20分-中岳(1,791m)-10分-天狗ヶ城(1,780m)と回って久住分れに戻ってきた。
久住山以外は南の展望を久住山に遮られてしまい、眺めがパッとしない。久住山より僅か4mだけ高い中岳の山頂が、一応九州本土の最高所ということになる。

朝のうちはまだそれほどでもなかったのであるが、昼近くになるとすごい人だ。
もしかして自分らが日本を離れている間に爆発的なブームでもきたのか?などと思ってしまうほど人が多い。
特に昨今は山ガールなんて呼称もあるくらい、若い女性の姿が目立つ。

天狗ヶ城から登山口まで、下り1時間10分。
昼すぎから登る人もかなりいる、お手軽な山である。

山から下りて即、ドーズのチューブ交換。
パンクした場所が前回と一緒っぽい。前回はパンクの原因がハッキリせず、タイヤに刺さっていたガラス片ということにしておいた。
が、よーく見てみると、内側まで貫通しているわけではないのであるが、短いワイヤ片がタイヤの中に埋もれていた。
これか!前回も今回もパンクの原因はおそらくこれだ。
たぶん拾ったのはまだキャノンデールがはいていた頃。ウズベキスタンあたりではないかと思われる。
日本で霧島以降に拾ったとはとても思えない。バーストしたタイヤの残骸なんて絶対路上に落ちてないから・・・。

パンクを修理しているとき、荷物を積んだサイクリストが一人、駐車場にやって来た。白人らしい。
見ていると向こうも気付き、手を振ったら振り返してこちらへやって来た。
すごく背の高い彼は、ベルギー人のバート。とてもフレンドリーで感じのいい人だ。
東京に友人がいるらしいのだが、日本語を勉強していて片言でも日本語を知っているところがまた好印象だった。
「明日は荒れた天気になるよ」と教えてやると、「由布院で温泉に浸かってのんびりするよ」と言っていた。
よく民宿に泊まっているらしい。なかなかの日本通である。

こんな風に自転車で日本を旅している外国人を見かけると、なんだか無性にうれしくなる。
こんな風に多くの外国人に、ありきたりの観光地ではないいたって普通の日本の姿を見てもらいたい。
バートは、「次回は秋に来て紅葉を見たい」と言っていた。その時はぜひ長野の我が家へ来てくれと、アドレスを交換。
今回は三週間の予定で日本を旅しているらしい。このあとはフェリーで四国に渡り、しまなみ海道を走って尾道へ行くと言っていた。
よく調べてある・・・そのルートはいつか自分らも走ってみたいルートだ(今回は山陰を走るつもりでいるから断念)。
この先も安全で楽しい旅を!

バートに限った話ではないが、こういうシチュエーションつまりパンクの修理中に会ったりすると、必ず「手伝おうか」と声をかけてくれる。これまでにも何度かそんなことがあった。
気持ちのいいことだ。
半分社交辞令のようなものだが、もし手伝ってくれと言えば、彼らは親身になって手伝ってくれることだろう。
もちろんパンク如きでそんな必要はないから、バートを見送ってパンク修理の続きをやる。

14:45に牧ノ戸峠をあとにした。
長者原温泉のところで脇道に逸れて九重方面へ(由布院も別府も今回はパスです・・・)。
途中に、歩行者用の吊り橋としては日本一の長さと高さらしい「夢大吊り橋」というのがある。
渡るのに500円もかかるから見るだけにしておいたが、観光バスなんかも来ていてけっこう混み合っていた。
駐車場には誘導係のおっちゃんまでおり、おっちゃんは声かけついでに付近のことをあれこれ教えてくれた。

その先の九酔峡は美しいところだった。
峠を出てからずっと下りで、今日はほとんど漕ぐことがない。R210に出てからもまだ下り。

買い出しのためにディスカウントストアに寄ったとき、爺ちゃんに声をかけられた。
爺ちゃんは、「ジュースでも買うたろう」と言う。
遠慮したのだけれど、「まぁまぁええじゃないか」と言ってご馳走してくれた。
ありがとうございます。なんだか小さな子どもになった気分で自分でもおかしかったです。

明日は恐ろしく荒れた天気になるらしい。
慎重にテン場を探す。
河川敷の橋の下とか道の駅とか、いろいろ見てみたのだけれど、どうにもそこまでの雨風を凌げそうなところがない。
最後に行きついたのは、三島公園という広くてキレイな公園。奥にステージがあり、その裏手にテントを張った。
そこは大きな屋根に覆われていて、雨風凌ぐのに最適な場所である。
ちょっとキレイすぎるのと、人家に近すぎるのが難点ではあるが、二日ほど幕営させてもらおう。

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登山というよりハイキング                      久住山頂

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久住山から見る阿蘇山(南側は開けていて見晴らしがよい)

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お鉢巡りのようなことができます

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久住山より僅か4mだけ高い中岳=九州本土の最高所      やはりカルデラ湖がある

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駐車場でドーズのパンク修理                  そこへやって来た背の高いベルギー人のバート

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牧ノ戸峠からはずっと下り                     夢大吊り橋・・・けっこうな集客力

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缶コーヒーを買ってもらいました                 嵐も快適に凌げそうなテン場(4/7朝撮影)
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