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キャンプという文化がなかなか根付かない日本

2013/3/29 金
始:8:50 ~ 終:17:10 走行:80km
~ 波見 ~ 志布志 ~ 串間 ~ 都井 ~ 恋ノ浦 ~ 石波 ~ 南郷の手前

曇りで時どき薄日の差す天気。
アップダウンの連続する海沿いのうねうねした国道をゆく。車のほとんど通らない気持ちのいい道である。
いつ崩れたものなのか、火曜に走った岸良以降道路脇の斜面が激しく崩れていて、ところどころ片側通行となっている。
波見の先で肝属川を渡ると道は平坦になる。と同時に車が増える・・・。

志布志は久々の町らしい町である。
スーパーもコンビニもある。我らがニシムタで買い出しをする。
ニシムタの前で、車で旅行中という福岡のおっちゃんに声をかけられた。もう二月ほど九州を回り、暖かくなったら北海道へ行くと言っていた。
車でこのような旅をしている人が世の中にはけっこういる、ということを前に書いたけれど(佐多岬と大隈半島深南部)、どうやらこの時季はまだ九州あたりにいて、五月末くらいになったら北海道へ行くというのが一つのパターンであるらしい。この時季に九州南部を走っていると、北海道のナンバーのミニバンをよく見かけるからビックリする。
暖かいところで冬場を過ごす、というのは旅人の習性のようなものだ。渡り鳥にちょっと似ている。

国道は尚志館高校の近くを通り、その先で志布志高校の前を通る。
尚志館高校はこの春の選抜甲子園に出場しており、志布志高校には先日水泳で世界新を出した高校生がいる。
「今、志布志が熱いのよ」
と、先日話をした船間の郵便局のおばちゃんは言っていた。

志布志からちょっと走ると宮崎との県境。長らくいた鹿児島ともいよいよお別れだ。
串間からちょっと遠回りをして都井岬方面へ。道はアップダウンが激しくなる。
都井岬を越えた先に、いい波の立っている場所がある。恋ノ浦というところで、たくさんのサーファーがいた。
車のナンバーを見ると九州各地から集まっているが、確かに素人目にもいい波の立っている場所である。

厳しいアップダウンが続く。
しばらくすると幸島という小さな島が見えてくる。
自分は知らなかったが、マユミによるとこの島のニホンザルは有名であるらしい。浜で芋を洗って食べるのだとか・・・。
その幸島を見下ろせる高台、道路から200mほど坂を上ったところに幸島公園というのがある。
トイレがあり、展望台があり、東屋も三つほど並んでいる。それ以外は草地が広がっているだけの公園。
誰もいないし、来そうにもない。静かで快適なところであり、もちろんテン場に最適なところである。
今宵のテン場に・・・と思いつつ意気揚々とトイレをのぞいてみると、トイレの前の立て看板に「キャンプ、たき火禁止」とある。

好きなことを言わせてもらいます・・・。
たき火禁止というのはわかる。が、ここでキャンプ禁止というのはどういうこと?
まったく理解できない。公園の意味がわかってないんじゃないのか、とすら思う。
せめて、「ゴミは必ず持ち帰れ」ということくらいにしておいてくれればいいのに・・・。
こういうところが日本の窮屈なところだ。実にアホらしい。
これが町中にある公園というならまだ話はわかる。でも、周りに何もない高台の公園ですよ!
何に使われるわけでなし、遊んでる場所にしか見えないんだけど・・・何のための公園なんだか。まったく馬鹿馬鹿しい。

キャンプという文化が日本でうまく定着していないことに原因がある。
つまりこういうことです・・・
日本で言うキャンプというのは、臨海学校や林間学校の延長、もしくは賑やかなオートキャンプのことである。
そこに付き物なのはキャンプファイヤーであり、花火であり、たき火を囲んでの大騒ぎ。ヨーロッパで言うところのいわゆるキャンプとは対極にある。
(都合よく解釈すると)おそらくそういう賑やかなキャンプを禁止しているということなのだと思うのだけれど、キャンプ禁止と一所くたに書かれてしまうと、そこにテントを張って寝ることもできなくなってしまう。

なぜこんな絶好の場所がキャンプ禁止なのか、理解に苦しむが、残念ながらここにテントを張るわけにはいかない。他を当たるとしよう。
公園から下って国道をちょっと行くと、幸島へ渡る渡し舟の乗り場があり、そこにもトイレがある。渡し舟は今の時季営業していない。すぐ近所には京大の研究センターがある。
そこへ散歩に来たおっちゃんと話をする。
おっちゃんによると、幸島には現在人が住んでおらず(法律で禁止されているらしい)、サルたちの楽園になっているということだった。
おっちゃんは以前、島に住んでいたことがあるらしい。
島にいるサルは100匹ほどで、うまいこと増えも減りもしないのだそうだ。やはり芋を洗って食べるらしい・・・。時どき泳いでこちらに来たり、さらに沖にある小島へ行ったりもするようである。

さて、この場所にも幕営できそうなのであるが、人が来て落ち着かないように思えたのでやめることにした。念のためおっちゃんにも訊いてみたのだが、「自分の口からは何とも言えん」ということでもあったので・・・。

もう少し走る。
そこから先は山裾に田んぼの広がる美しいところだった。

宮崎県は、実は山深い。特に高い山があるわけではないのだが、一部宮崎平野のあたりを除くと、県内のほとんどが鬱蒼とした緑の山に覆われている。前に行ったことのある椎葉村のあたりは特にすごい。
地図を見れば一目瞭然だし、知識としてはなんとなく知っているものの、昔からなぜか宮崎には海のイメージしかなく(日南海岸とかシーガイアとか・・・)、どちらかというと平らなイメージがある。が、実際には山がちで、日本でも指折りの山国ではなかろうか。

上りを終えて下りに入ったところで道路脇に広い緑地帯があった。椰子の木?の茂る快適な場所だ。
すかさず幕営。
もうしばらく先に道の駅があるのだが、敢えて避けた。道の駅は実際泊まるとなると、車の出入がうるさかったりして不快なところが多い。
暗くなると、蛍(だと思う)が飛んでいた。

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いつ崩れたものなのだろう?                   ここにも”おおすみ”のオブジェ

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電灯もロケットの形をしている           けっこう山深い・・・

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志布志にて                              恋ノ浦・・・素人目にもいい波が立っている

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幸島・・・芋を洗って食べるサルたちの楽園

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その幸島を見下ろせる高台にある幸島公園       どうしてここでキャンプしてはいかんのか・・・まったく理解できない

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山裾に田んぼの広がる美しいところ               椰子の木?の茂る道路脇の広い緑地帯
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