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夜九時の引越し

2013/3/22 金
始:9:55 ~ 終:21:50 走行:40km
~ 開聞 ~ 池田湖 ~ 指宿 ~ 山川

朝は晴れていた。
静かで快適なテン場だった。開聞岳も目の前に見える。
開門の町で買い出しをして池田湖へ。10:30頃になると早くも曇ってきた。

池田湖は、謎の生物イッシーで知られる!?九州最大のカルデラ湖である。
イッシーはともかく、湖には体長2m、胴回りが50cmにもなる大ウナギが生息している。
湖畔にある土産物屋で何匹も飼われていて、自由に見ることができるのだが、確かにデカイ・・・。太すぎて、ウナギというよりオオサンショウウオかなにかに見える。

ウナギを見ている間に雨が降ってきた。パラつくだけかと思ったのだが、その後本降りに・・・。
結局、雨宿りのため二時間も足止め。
雨が弱くなったところで再出発。雨はその後も降ったりやんだり。不安定な天気である。
雨が強くなると避難して雨宿り。そんなことを繰り返しながらの走行。じれったいし、どっと疲れる。

R226に出て、いったん北上して道の駅いぶすきまで行ってみたのだが、やたらと混んでいて落ち着いて幕営できそうにない。
ちなみに、このままあと10kmほどR226を北上すれば、数日前に二泊した喜入の道の駅がある。
戻るのもアホらしいので、山川を目指してR226を南下。途中で国道を外れ、田良岬のほうへ行ってみる。
岬一帯は休暇村となっていて、有料のキャンプ場がある。隣接して広場やトイレもあるのだが、さすがにここに幕営するのはまずかろう。もちろんキャンプ場に幕営する気などさらさらないわけである。

雨がやんだ隙に山川方面へ走る。
しばらく行くと市民会館や体育館のかたまるエリアがあり、その近くの海岸にトイレと東屋があった。トイレの前にある駐車場は18:00に閉まるようだが、特にキャンプ禁止ともなんとも書かれていない。
歩いて付近を偵察してみる・・・大丈夫だろう。問題なしと踏んで東屋の近くにテントを張ることにした。
上空を雲が足早に流れる。積乱雲も湧いていて、風が強い。雨も時どき飛んでくる。非常にダイナミックな空である。
ラジオのニュースによると、奄美地方には竜巻注意報が出ていた。

東屋の下で相撲を聞いて時間を潰し、18:00過ぎに東屋の脇に幕営した。
一応東屋が風避けになるものの、ここで大丈夫であろうかと思われるほどの強風の中でテントを張った。
幸い、テントに入るとすぐに風がやみ、天気が回復してきた。
早々に食事を済ませ、あとは寝るだけという態勢になったのであるが・・・。

それは20:30を過ぎた頃であった。
テントの外から声をかけられ、顔を出して応対すると・・・曰く、「ここは休暇村の土地ですのでキャンプ禁止です。移動してもらえますか・・・」。
唖然・・・。何より、とっくに敷地外に出たと思っていたのに、まだ休暇村の敷地内だったとは・・・。
こんな時間になって移動しろってのも鬼だな。
勝手な言い分だけれど、一晩くらいダメなのか?もしくはもう少し早く言ってくれたらよかったのに・・・。
こういう杓子定規なところが日本の窮屈なところである。

言いに来た人も、たぶん上の人に言われて渋々言いに来たのだと思う。
もちろんここは素直に従うしかない。ヘッテンの灯りでテントを撤収して移動。雨が降ってないことだけが幸い。
もし雨が降っていても移動しろと言いに来たであろうか・・・融通の利かない杓子定規さ加減からすると、言いに来た可能性が大だろうな。
下手に観光地であることが災いしているような気もする。
「指宿なんぞ二度と来るか!」と心の中で思ってしまった。

さて、真っ暗闇の中で当てがあるのは山川の道の駅くらい。
指宿のホテル街を抜けて山川に向かう。
どんな道の駅かとちょっとドキドキしながら行ってみると、通常想像するような道の駅と違い、住宅地にあった。かつ非常に狭い。
快適とは程遠いところであったが、時間も時間だし他にどうしようもない。諦めて隅の駐車スペースの一角にテントを張った。

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快適なテン場だった                         朝は晴れていた

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池田湖へ・・・早くも天気が怪しくなってきた           池田湖越しの開聞岳

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池田湖に生息している大ウナギ                  謎の生物イッシー

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二時間も足止めされて再出発                   海岸には黄色い花が咲き乱れていた

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強風の中、いったんここに落ち着いたのだが・・・       夜九時の引越しとなって結局これ・・・(翌朝撮影)
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