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オネアミスの翼=種子島宇宙センター

2013/3/12 火
始:9:45 ~ 終:18:05 走行:17km
~ 茎永 ~ 種子島宇宙センター ~ 広田 ~ 平山 ~ 広田

晴れ。朝になるとすぐ横の森でウグイスの大合唱。すっかり春である。
ウグイスの声を聞きながらのんびりテントを干し、そして出発。
県道をつないで宇宙センターへ。
宇宙センターの中を一般道が通っており、打ち上げのとき以外は自由に走ることができる。

種子島宇宙センターは素晴らしい。
まず、宇宙センター以前に非常に美しい場所である。世界一美しいロケット発射場と言われているけど、まぎれもなくそうだと思う。
宇宙センター自体はもちろんすごい。見応え満点。
宇宙科学技術館は、じっくり見だすととても一日では見切れない。実に興味深い施設なのだ。おまけに入場料は無料である。

施設案内ツアーというのも一日三回行われている。受付で申し込むだけで参加できるのだけれど、これも無料。
ツアーでは、関係者以外入ることのできないロケット発射場(バスの中から見られるだけだが)や管制棟、それから打ち上げ中止となったH-Ⅱロケット7号機の解体された実機を見ることができる。

オレンジ色をしているH-Ⅱロケット・・・てっきり塗装しているものと思っていたのだが、実は断熱材そのものがむき出しになっているだけらしい。はじめて知った・・・。
一段目のエンジンも想像していたよりコンパクトで驚いた。

一度に二機の組立、整備が可能なロケット組立棟のスライド扉の高さは67m!コンバトラーVも余裕で中にはいる大きさである。
宇宙センター全体の広さは、東京ディズニーランド20個分(そう言われても個人的にはあまりピンと来ないのだが)。
これは種子島の2%ほどの面積となるらしい。大型ロケット発射場だけで東京ドーム4個分(これはなんとなくわかる)の広さがある。
とても巨大な施設に感じられるかもしれないが、ロケット発射場としてはむしろコンパクトなほうで、例えばアメリカのケネディ宇宙センターは種子島と同じくらいの面積であるらしい。

科学技術館で一番のオススメは、H-ⅡAの打ち上げシーンを体感できること。
これには奮えたね・・・専用のシアターで、打ち上げの轟音と振動を映像とともに感じることができる。
一度実際にロケットの打ち上げを生で見てみたいものだ。
年に何度か打ち上げているから、けっこうチャンスはある。今だったら打ち上げのスケジュールはJAXAのサイトで確認できる。便利な世の中になったものだ。

実は一度学生のとき、種子島へロケットの打ち上げを見に行こうとしたことがある。夏休みで、たぶんH-Ⅰの打ち上げだったろうと思う。
当時はまだ現在の大型ロケット発射場はなくて、中型ロケット発射場(現在は使われていない)から打ち上げられていたはずだ。
確か'91年であったと思うが、当時と比べると日本のロケット技術は飛躍的に向上した。今や世界のトップレベルにある。
ちなみに、この時の打ち上げは原因は忘れてしまったが延期となり、それ以前に関門トンネルで九州に渡ってすぐ、一緒に行った先輩二人のオートバイが盗難に遭い(@北九州)、結局見られなかった。後日テレビのニュースを寂しく眺めた記憶がある。

宇宙には壮大な夢がある。ライトスタッフ、いやオネアミスの翼を髣髴とさせるものが種子島宇宙センターにはある。
航空宇宙関係の仕事を夢見ていた自分にとって、ここでロケットの打ち上げに携わっている人たちは言わば別世界の存在。実に羨ましい。
今後ともぜひ、日本の宇宙開発に邁進していただきたい。

種子島宇宙センターは、ロケットや宇宙に興味のある人はもちろん、あまり興味のない人も一度見てみることをオススメする。
そのためだけにわざわざ種子島まで行く価値は十分にある。
なんてったってロケット以前にこの素晴らしい景色!
これまで世界をあちこち旅してきたけれど、その中でも十指に入るレベルではないかと思う(興奮しているせいでちょっと褒めすぎかもしれない・・・)。
付近一帯の浜はサーフィンの聖地であるらしく、サーファーにはおなじみの場所であるかもしれない。
ちなみに、宇宙センターの敷地内はとてもキレイに整備されていて、一面絶好のテン場のようなのだけれど、もちろんキャンプ禁止です。

16:30頃宇宙センターをあとにした。
敷地内の海岸沿いを走って平山方面へ。実に走りやすく美しいコースで感動する。
どこまでが敷地なのか今ひとつハッキリしないのであるが、敷地を出てすぐのところに広田遺跡公園というのがある。近くにはIHIやMHI(三菱重工)、KHI(川崎重工)といった航空宇宙関連メーカの駐在所のような小屋が並んでいる。
小さな公園であるが、目立たず素晴らしいテン場である。
特にキャンプ禁止ともなっておらず、テン場に定めた。
明日は前線が九州を通過するため天気が悪そうであり、停滞になる可能性が高い。でも、ここなら十分停滞に耐えうるクオリティー。

買い出しのため、一度平山まで下る。
水田が広がり、のどかで実にいいところだ。
すっかり種子島が気に入ってしまった。もし移住するとしたら、屋久島より種子島だろうな。山がないのが残念だけど・・・。

そうそう。宇宙センターの付近で”たねがしまロケットマラソン”というのが毎年三月に行われています。
走るのが好きな人なら、これに絡めて島へ行くというのはどうでしょう。
道路脇にのぼりが立てられていて、商店のおばちゃんに訊いてみたら、来週の日曜に行われるということだった。
「毎年天気が悪いのよ~」と言っていたが、確かに予報によると今年も天気が怪しそうである・・・。

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来ました、念願の種子島宇宙センター!             入り口の横の眺めがいきなりコレ・・・

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H-Ⅱロケット7号機の実機                   LE-7(一段目エンジン)・・・想像していたよりコンパクト

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大型ロケット組立棟のスライド扉の高さは67m!        第一射点・・・紅白の塔は避雷針

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宇宙センターからの眺めがコレですよ・・・

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世界一美しいロケット発射場と言われている

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まぎれもなくそうだろう

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発射場がコレですよ・・・第一射点と改修中の第二射点

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まさに”オネアミスの翼”

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敷地内の道路も実に美しく走りやすい              敷地を出てすぐの広田遺跡公園に幕営

2013/3/13 水

朝のうちは晴れていたが、9:00を過ぎると雨が降ったりやんだり。
休養の意味も込め、半ば予定通り停滞とした。

朝、まだ雨が降り出す前、おばちゃんが二人トイレの掃除にやって来た。
挨拶がてら、ここにテントを張っていてもいいものか訊いてみると、あっさり「別に構わんですよ」とのお言葉。
お墨付をいただいて安心して停滞。

暑い一日だった。
宮崎では今日、観測史上もっとも早く桜が開花したらしい。例年より11日も早いのだとか。
ここのところの暖かさを考えれば、そりゃ桜が咲いてもおかしくないか、という感じ。
とにかく暑く、かつ湿気もあるから不快だ。
昼にラーメン、夕飯にカレーを食べたのだが、もうそれだけで汗だく。

16:00頃から二時間ほど、激しい雨が降った。
大粒の激しい雨であったためテント内は雨漏りしたが、助かったのは砂地で水はけがよかったこと。水溜りができてもすぐに消え、底から浸水してくることがない。

それにしてもこの暑さ・・・これまで寒さから逃れるように南下していたわけだけれど、今度は逆に暑さを避けて北上せねば。そんな感じになってきた。
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