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屋久島縦断 楠川~尾之間 Day3 宮之浦岳と黒味岳

2013/3/2 土
新高塚小屋(7:20) ~ 宮之浦岳(1,936m)(9:40) ~ 黒味分れ(12:25) ~ 黒味岳(1,831m)(12:55) ~ 花之江河(13:50) ~ 淀川小屋(15:30)

案の定、朝はガスっていた。雨は降っていないが、風が強く寒い。
登るにつれて巨木が姿を消し、石楠花が目につくようになる。本土のものに比べると葉が小さい。
木道や木の根が見事に凍っていて滑る。木には霧氷がついていて、氷の薄片が風に吹かれて飛んでくる。

一時間ほど登ると森林限界。
周りは一面ヤクザサとなる。これも本土のクマザサと比べるとかなり小さい。
沢の源頭部を詰めているような景色だ。もちろん道は整備されているからヤブコギはないのだけれど・・・。
花崗岩が凍っていてツルツルとよく滑る。
この頃になるとガスが切れ、青空が望めるようになった。

宮之浦岳に登頂したときはすっかり晴れていた。
眼下には雲海が広がっている。激しく噴煙を上げているのは硫黄島だろうか。雲海の切れ間から、時どきピラミダルな開聞岳のピークも望めた。
誰もいない山頂を一時間ほど独占。
花崗岩から成る屋久島の山は、山頂にポツンと巨大な花崗岩が露出しているところが多い。
緑の森と白い花崗岩のコントラストがまたなんとも言えず美しい。腐海から突き出た巨神兵の残骸と見えなくもない。奥秩父の瑞牆山からの景観に似ている。

黒味分れに下る途中、登ってくるパーティーとすれ違った。
天気のよい週末ということで、さぞたくさんの人が上がってくるのだろうと思っていたのだが、予想に反して入山する人は少ないようだ。
ちなみに、宮之浦岳に登る人の多くは、荒川口もしくは淀川口から入山してぐるりと縦走するコースをとる。これだとかなりの標高までバスや車でアプローチすることが可能で、山中一泊のコースになります。

今日は淀川小屋に泊まる予定。
時間があるので、途中黒味岳に寄った。
山頂からの眺めはなかなかのもので、宮之浦岳がきれいに見え、花之江河が箱庭のように見える。
花之江河は標高1,600mにある湿地帯。ヒキガエルが生息していて、ちょうど交尾の季節であるらしく、おんぶをしてピーピー鳴いたり賑やかだった。見た目に似合わず、澄んだ可愛い鳴き声である。

花之江河から下ると、また巨木が姿を現すようになる。
杉に交じって樅の巨木が目につく。

15:30、淀川小屋に到着。
予想に反してここにも誰もいない。小屋から30分も歩けば淀川の登山口であり、この小屋に泊まる人はそうそういないようだ。もっともこの日は小屋の前を通った人も少なかったけれど・・・。
結局、この日小屋に泊まったのは、自分らのほかに淀川口から上がってきた女性の単独者だけ。
学生をはじめほとんどの人がガイド山行をしている中で、女性単独というのはなかなかすごい。
この小屋にもネズミがいるが、昨晩ほどは気にならなかった。

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快適な新高塚小屋をあとにする                木には霧氷・・・氷の薄片が風に吹かれて飛んでくる

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朝のうちはガスっていた                        岩を抱き込んで成長する木

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稜線に出るとガスが晴れた・・・正面が宮之浦岳         屋久島は花崗岩から成っている

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ヤクザサに埋もれるヤクシカ

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宮之浦岳への登り・・・一面ヤクザサで沢の源頭部のよう

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登頂したときはすっかり晴れていた・・・眼下に雲海が広がる(雲の下は本物の海です)

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これも普段の行いか・・・山頂貸切状態

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永田岳がよく見える

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山頂には巨大な花崗岩が露出していることが多い        なかなか芸術的な作品もある・・・

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どこにでもいるヤクシカ                       黒味岳の山頂にも巨大な花崗岩

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黒味岳山頂から見る宮之浦岳・・・写真だと高度感がまるでない

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花之江河へ下る                 花之江河のヒキガエル・・・こう見えても鳴き声は可愛らしい

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これは豆腐岩と呼ばれていたかな・・・

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いったい何本の木から成っているのか?

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いったい何種類の木から成っているのか?
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