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屋久島縦断 楠川~尾之間 Day1 縄文杉

2013/2/28 木
楠川歩道入口(7:45) ~ 白谷雲水峡(10:00) ~ 太鼓岩(12:00) ~ 楠川分れ(13:00) ~ ウィルソン株(14:45) ~ 大王杉(15:40) ~ 縄文杉(16:40) ~ 高塚小屋(17:15)

6:00起床。
昨晩おいちゃんに言われたとおり、マユミがおむすびをにぎらせてもらう。屋久島名物であるらしい焼いたトビウオと玉子焼きも持たせてくれた。
一緒に朝食までおいしくいただく。何から何まで申し訳ないです・・・。

当然ここから歩くつもりでいたのだが、楠川歩道入口の近くまでおいちゃんが車で送ってくれるという。
全行程歩いて縦断したいというこだわりもあったのだが、素直にお言葉に甘えることにした。
距離にして2kmちょっとだろうか。途中の山林はおいちゃんが管理している。
木を伐るときは手を合わせると言っていた。「こんなんでも生きてるからねぇ」と。

お礼を言っておいちゃんと別れ、7:45に歩き始める。
他に人気はない。わざわざ楠川から歩き始める人もそうそうおるまい。
苔むした静かな山の中を気持ちよく歩く。山裾のあたりには、ヘゴと呼ばれているシダの木も自生している。まるでギアナ高地・・・。

10:00に白谷雲水峡に着いた。ひとまず静かな山歩きを楽しめるのもここまで。
白谷雲水峡には宮之浦から車で入ってくることができる。ここまでの人気のなさはどこへやら、状況が一変する。
駐車場にはけっこうな車。観光バスまである。おまけに、急に木道が現れて人間臭くなる。
歩道をそのまま詰めればよかったのだけれど、なんとなく駐車場のほうへ歩いたらゲートがあって、一人300円とられた・・・。入山届の提出も求められ、その場で記入。
それにしても・・・既にこの時季にしてこれだけの人なのか。
四月以降、特に夏場なんて恐ろしいことになっているに違いない。聞くと、多い日には一日1,000人もの人が入山するのだとか。
恐ろしい。
クライミングにしろ山歩きにしろ、山で最も重要なのは人がいないこと。天気の次に重要なファクターだと思う。
人がたくさんいるとそれだけでげっそり。何をしに山に来てるんだかわからなくなってしまう。
妙に人工的に整備された歩道にもげっそり。これじゃ屋久島もクソもあったもんじゃない。

屋久島を代表する観光スポットであるこんなところは足早にスルー。弥生杉に寄り道してから白谷川を渡り、楠川歩道に戻った。
白谷雲水峡に来た人たち(多くはガイドパーティー)は、辻峠(太鼓岩)まで来て引き返す。よって、これ以降はまたしばらく人を見なくなる。

贅沢な話なのだが、今日は天気が良すぎてあまり森が映えない。
苔むした屋久島の森は、ガスったところで見るくらいがちょうどよい。おそらく一番きれいなのは雨上がりだろう。

楠川分れに下るとトロッコ道に合流。
縄文杉を日帰りで見に行く人たち(やはり多くはガイドパーティー)は、荒川口からこのトロッコ道を詰めてくる。したがって、トロッコ道に出るとまた人を見かけるようになるが、時間的に引き返してくる人ばかりである。
トロッコ道を歩いているとマチュピチュへの道を思い出す・・・。

トロッコ道を一時間弱で大株歩道の入口。
この頃になると、時間的に下りてくる人もほとんどいなくなった。
すれ違ったガイドが、「韓国人が10人くらい上がったから今晩はうるさいよ」とニコニコしながら教えてくれた。
ガーーーン。
高塚小屋か、その上の新高塚小屋か。今夜は韓国人のいないほうに泊まることにしよう。

ウィルソン株で別のガイドパーティーと会って以降は誰とも会わず。
屋久杉の巨木と一対一で対峙することができた。これは極めて重要!
木道がキレイに整備されすぎていて、付近が人間臭い面は否めないが、やはり巨木はすごい。この圧倒的な存在感。間近に見ると感動する。
一対一で対峙できたことが何より大きい。
中でも、月並ですがやはり縄文杉のオーラはすごい。間違いなく神が宿っている。手で触れてみたいのだが、残念ながら現在それはかなわない(カメラも設置されているから、そんなことしたら大変なことになる)。
夕方、日が翳りはじめた頃で、時間帯もちょうどよかった。何時間眺めていても飽きそうにない。
ちなみに、ウイルソン株というのは豊臣秀吉の頃に伐られたものらしい。もし伐られていなければ縄文杉以上の巨木であったと思われる。
中は空洞になっているのだが、豊臣秀吉の頃の切り株がいまだに残っているというのもすごい・・・。

17:15に高塚小屋に到着。
韓国人パーティーはいない。予想通り広い新高塚小屋のほうへ行ったらしい。
今晩の寝床決定。他に5、6人の学生パーティーがいた。
こんなこと言うと年寄りくさいのだけれど、最近の若者はコミュニケーション能力に難があるのではないかと思うことがある(もちろんそんな人ばかりじゃないけど)。
小屋にいた学生パーティーもそんな感じだった。海外で会った日本人にもそんな若者が少なくなかった。ま、別にいいんだけどさ・・・。

ヤクシカをよく見かける。
見慣れたニホンジカに比べるとかなり小さく、成体でも子鹿くらいにしか見えない。
禁猟区であることを知っているのか、そばまで寄ってもほとんど逃げることもないのん気なやつらだ。
夜は満天の星空だった。

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ヘゴ・・・ここはギアナ高地か              静かな楠川歩道

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白谷雲水峡・・・贅沢な話だが、天気が良すぎて森が映えない おそらく一番きれいに見えるのは雨上がりだろう

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太鼓岩から・・・正面のピークが宮之浦岳             ヤクシカをよく見る

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おなじみのトロッコ道・・・個人的にはマチュピチュを思い出す

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ウィルソン株・・・豊臣秀吉の頃に伐られたものらしい

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こうして自然にかえってゆく

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艶かしい生命力                    木が地面から生えていることは稀

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圧倒的な存在感・・・巨木と一対一で対峙できたことが何より大きい

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自然はすごい 自然は強い 自然は深い

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縄文杉 このオーラ・・・

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間違いなく神が宿っておられる・・・

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人間のやっていることなどすべて浅はかなのではあるまいか・・・
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