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屋久島上陸!

2013/2/27 水

7:10。宮之浦港到着。
曇り。前線通過後に天気が急速に回復する予報であったが、屋久島はまだどんより曇っていた。
足早にどこかへ向かう他の乗客(数人だけだが)を尻目に、ひとまずフェリーターミナルの中に落ち着く。
缶コーヒーを飲みながら、休憩と情報収集。なんてったって体がまだ揺れている・・・。
時間はたっぷりあるし、急がずとも山は逃げはしない。

屋久島はほぼ円形をしていて、宮之浦は島の北側にある。
島の地形は非常に険しく、海岸線からすぐに山がそそり立つ。平坦地と呼べるのは、宮之浦や安房、尾之間といった一部の海岸のみ。人が住んでいるのは海岸線の薄いエリアだけに限られている。

屋久島を初めて訪れた人は、どういうコースをとろうか迷うに違いない。自分らも熊本で買ったエアリアマップとにらめっこ。
山にどっぷり浸かりたいわけであるが、やはり問題はアプローチ。自転車や荷物を安全に置いておける場所があるのかどうか(基本的には宿とかキャンプ場に預かってもらうのがいいと思います・・・)。
王道としては島の縦断もしくは横断が考えられるだろうか。楠川~尾之間、楠川~永田、永田~尾之間など。なるべく舗装路は歩きたくないですよね。

とりあえず、コースは楠川~尾之間に決めた。普通に歩けば三日のコース。
そうと決まればまずは洗濯。宮之浦のコインランドリーへ。灰をかぶった衣類をここでまとめて洗濯。
続いて隣のスーパーで買い出し。
予報によると、明後日また天気が悪い。明後日の悪天をやり過ごして土曜から入山するか、とおぼろげに考えていた。

入山口の楠川に移動して、テン場と自転車をデポしておける場所を当たる。
登山口の出合に立派な休憩所があった。水もトイレもある。が、残念ながら夜は施錠され、付近でのキャンプも禁止。世界遺産に登録されて以来、殺人的な入山者数なのだろうな、きっと・・・。
張り紙をして自転車をデポしておくだけなら問題なかろう、と読んだ。
デポ地点が確保できたところで続いてテン場。海沿いの県道をさらに東へ走ると、愛子岳の入山口の近くにふれあいパークがある。
トイレはやはり夜間施錠されるが、付近に幕営するのは問題なさそう。ひとまずテン場も確保。

土曜まで下界にいるというのも時間を持て余しそうな気がしてきた。
予定変更。明日から入山することに。悪天の金曜は山中に停滞することにしよう。

山行中の買い出しをすべく、楠川の登山口に戻って建屋の中で食糧計画を立てる。
休憩所には地元のおばちゃんがいた。ここに自転車を置きっぱなしにして問題ないか訊いてみると、問題ないという話。よし、計画成立。
そうと決まれば買い出しだと休憩所を発とうとしていたら、近所の家のおいちゃんが車で帰ってきて休憩所に顔を出した。
あれこれ話を伺うと、どうやらここに自転車をデポするのもふれあいパークでキャンプするのも問題なさそうである。

話の勢いでおいちゃんの家にお茶によばれる。
さらにあれこれ話をしているうちに、「今晩はここに泊まれば?」ということに。そしてなんと、入山中自転車も荷物も預かってくれるという。
ありがたすぎるんですけど、いいんですか・・・?
お言葉に甘えさせてもらうことにした。

おいちゃんは山師(林業関係者)だった。屋久島の杉でできた素敵な家に住んでいる。
ベテラン山師であるからして、山に対する感覚もごく自然。
「山に入ったら用足しはその辺でしちゃえばいいんだよ、肥料になるから」と自分らの感覚と一緒。
エコツーリズムとかが流行っている昨今、違った方向へ行ってしまっている山も少なくない。屋久島なんかその筆頭。窮屈で違和感を覚えるのだが、こういうおいちゃんがいるとホッとする。
「テントはどこに張っても大丈夫だよ」ともおいちゃんは言ってくれるが、実際には昨今の屋久島でそれは難しい(人目がうるさい)。あまりに人が多すぎるのだ。
確かに、こういう殺人的に人の来るところではルールを厳格にするのも必要であると思う。
少なくとも登山道を歩く限り、テントは決まった場所にしか張れまい。
ちなみに、屋久島では登山道のことを歩道という。

お茶をいただきながら、あれやこれやと話に花が咲いた。そのまま勢いで、今晩は鍋をしてくれるということに。
夕方、近くのスーパーへ一緒に買い出しに行く。山行中の食料などもこのときついでに買い出し。
そして夕食。旨すぎる・・・。ビールや焼酎までしこたまある。
屋久島の「三岳」はけっこうなブランド品であるらしく、ここでは一升1,800円で買えるが、東京や大阪などでは6,000~7,000円もするのだとか。
おいちゃんは「三岳しか飲まん」と言っていた。

とても気のいい話好きのおいちゃん。ずーーーっと話をしているから、さすがにだんだんしんどくなってくる。が、山師であるおいちゃんの山の話はいろいろ興味深かった。
おいちゃんは歌も大好き。46型のテレビをボリューム最大にして(周りに誰もいないから大丈夫だと・・・)、録画の”BS日本のうた”を一緒に見て楽しんだ。
最近、なんだか演歌が心にしみるようになった。年をとったということか。

毎晩のように外に飲みに行ってるおいちゃんは、22:00頃になって「外に飲みに行くか」と言い出したが、さすがにそれはちょっと遠慮させてもらって、タクシーでおいちゃんが出かけた間に明日のパッキングをして眠りについた。
今日会ったばかりの人間だけを家に残して出かけてしまうとは・・・ちょっと日本人離れしている。
おいちゃんは、前もって言っていた通り0:00過ぎには帰ってきた。

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どんより曇った屋久島に到着                    屋久島上陸! まだ体が揺れている・・・

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洗濯のあと、テン場と自転車のデポ場所を当たる        結局、おいちゃんの家にお世話になった
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