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暴風の豆酘(つつ)崎

2013/1/25 金
始:9:50 ~ 終:15:50 走行:28km
~ 椎根 ~ 上槻 ~ 久根田舎 ~ 豆酘瀬 ~ 豆酘崎

雲が多いが晴れている。
小茂田浜神社には、朝から韓国人観光客を乗せたバスが次々やって来た。

浜から3kmほどの椎根には、石屋根の高床式倉庫が見られる。板状の石で屋根を葺いた対馬独特の建築物だ。
かつては対馬全島で見られたようであるが、今も残っているのは下島の西岸部のみ。

椎根から山をひとつ越えたところが上槻。
もうひとつ山を越えると久根田舎で、ここには安徳天皇御陵墓の参考地とされる場所がある。御陵墓の前には、宮内庁の注意書きがしっかりと立てられている。
さらにもうひと山越えたところがようやく豆酘瀬。ここで少々買い出しができた。
今日も急坂の山越えばかりでしごかれる・・・。

豆酘瀬の先はまた上りで、上り切ったところで豆酘崎へと延びる枝道に入る。一度下ってまた上り。
対馬の地形は険しい・・・。

14:50、豆酘崎に到着。ものすごい風・・・朝鮮海峡の側から猛烈な風が吹きつけている。
すぐ手前のところに、夏場のみ営業している有料のキャンプ場があるのだが(今の時季は閉鎖されていて誰もいない)、風が強すぎてこんなところに幕営するのはとても無理。風の穏やかな日なんてあるのか???
豆酘崎は朝鮮海峡と対馬海峡の分岐点で、対馬の最南西端にあたる(最南端はすぐ東に見える神崎)。
吹き荒れる風と波立つ海(ホントにすごい)、海からいきなりそそり立つ断崖・・・対馬の厳しい自然を凝縮したようなところである。

ひとまず自転車を置いて岬の先端まで行ってみる。
東から回り込み、朝鮮海峡側にさらされるところに一歩踏み出すと・・・吹き飛ばされそうな暴風。ある点を境に見えない風の壁がある。対馬恐るべし・・・。
対馬海峡側は湾になっていて穏やかなのであるが、朝鮮海峡側は半端ない。ちょっと生命の危険を感じるレベル。
岬の高台には、陸軍の砲台跡に建てられた立派な灯台がある。岬の先に点々と続く岩礁の上にも灯台が建っている。よくあんなところに灯台を建てられたものだ・・・。この風と波に耐えているところもすごい。

遊歩道を一時間ほどかけてグルリと一周し、自転車のところまで戻ってきた。
岬の森にはイノシシがいる。うり坊を卒業して間もないくらいの子どものイノシシを何頭か見かけた。まだ目がクリクリしていて可愛い。
こんな厳しい環境で生きているのだからすごい。しかもけっこうな生息密度のように思える。

さて、テン場をどうしよう・・・。なんとしてもこの風だけは避けられるところでないと無理だ。あっちこっちと見て回る。
キャンプ場から豆酘湾のほうへちょっと下りたところに休憩用の広いテラスがあった。テントを張ってよいものかどうかちょっと迷ったが、拝借することにした。
夕方になってそそくさとテントを張る。
条件は申し分ない。何より風がないし、屋根はないけど(たぶん雨は降らない)広くて平ら。快適なテン場である。
キャンプ場の炊事場の水道は止まっていたが、幸いトイレの水は使える。ちょっと茶色く色がついていて、きちんと「飲めません」とは書かれているが、世界的に見れば、日本の水道の蛇口から出る水で飲めない水はなかろう。

幕営してからちょっと自転車の整備。日没時に再度岬まで行ってみた。
変わらずものすごい風で、とても最後の岩陰から出る気にはならない。
岩陰で日没まで粘ってみたが、残念ながら遠くの雲に遮られて水平線に沈む夕日は見られなかった。
対馬で水平線に沈む夕日を見るというのはけっこう難しいのではなかろうか。

岬への行き帰りに、また子どものイノシシがガサガサさせながら斜面を走っていた。
ほぼ満月で日没後も明るい。20:00の気温-0.5℃。

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快適だった小茂田浜をあとにする                  椎根の石屋根

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下島の西岸部に今も残っている                   維持管理はかなり大変・・・

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山、山、山・・・対馬の地形は険しい                 おなじみの蜂洞

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いたるところにある                           おもしろいので写真をいっぱい撮った

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安徳天皇御陵墓の参考地は・・・                   ようやくたどり着いた

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しつこいようですが・・・                         うちにも欲しい・・・

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暴風の豆酘崎 すごいところだ・・・ちょっと生命の危険を感じるレベル

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とにかく風が強い                            朝鮮海峡側は半端ない

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対馬海峡側は穏やか                         岬の高台には陸軍の砲台跡がある

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豆酘埼灯台・・・けっこう灯台マニアなんです      休憩用の広いテラスを拝借

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日没時にもう一度 波というのじゃなくて海流・・・朝鮮海峡側(右)から物凄い勢いで潮が流れている
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