FC2ブログ

国境の島

2013/1/17 木
始:10:15 ~ 終:14:00 走行:8km
~ 棹崎公園

朝は晴れていたが天気は下り坂。北西からの風が冷たい。
おばちゃんに礼を言って井口浜をあとにし、棹崎公園へ。海沿いの狭い道を走るのだが、坂がすごくキツイ・・・。このキツイ坂道ってのもいかにも日本ぽい。

公園に着いて、まずは対馬野生生物保護センターへ。職員の方が丁寧に説明しながら館内を案内してくれた。入場は無料である。
対馬には、ツシマヤマネコという絶滅危惧種のヤマネコがいる。目下島を挙げてヤマネコの保護活動を進めているところだ。
センターでは、保護、飼育されているヤマネコを間近に見ることができる。ヤマネコ以外にも、対馬の自然や動物についていろいろ知ることができておもしろい。

対馬には固有の生物が多い。
ミツバチも対馬にいるのはニホンミツバチだけである。島のあちこちで養蜂が盛んであるが、巣箱が独特でおもしろい。この巣箱は蜂洞と呼ばれている。

ツシマヤマネコ保護の一環として、”ヤマネコ注意”の標識が島のあちこちに設置されている。
ヤマネコの生息密度が最も高いのが上県町の近辺、つまり今いるところの付近で、昨日もこの標識をよく見かけた。

保護センターは棹崎公園の一角にあり、棹崎砲台跡には歩いて行ける。センター内の展示をじっくり見て回っているうちに雪が舞い始めた・・・。
砲台は旧陸軍の築いたもので、堡塁のあいだの狭い通路などに当時の痕跡を留めている。
国境の島対馬は、今も昔も海防の重要拠点である。韓国まで僅か50kmほど。晴れた日には朝鮮半島が望めるはずであるが、雪の舞う今日は真っ白で何も見えない。

雪が激しくなってきたので、今日はこれ以上行動するのをやめにした。
公園内にある東屋の下に早々に幕営。気温が低いわけではないのだが、冷たい北西風のため寒さを感じる。

対馬は観光にかなり力を入れているように見える。遺跡や自然といった見どころも満載だ。
が、本土から離れていることもあって、日本人の観光客は少ない。韓国人観光客のほうが圧倒的に多いところにちょっとした危機感を感じる。
日本の皆さん、対馬へ行きましょう!
島中に公園や海水浴場、無料のキャンプ場なんかがあって、テン場に困ることはまったくない。極上のテン場がそこかしこにある。
歩きや自転車で島を巡るのも楽しいですよ!
近くの外国より遠くの日本を旅してみるのがおもしろいのではないかと思う今日この頃である。
19:00の気温+2.5℃。

17IMGP7556_サイズ変更  17P1170404_サイズ変更
ツシマヤマネコ飛び出し注意!!               そのツシマヤマネコ・・・イエネコに比べ耳が小さい

17P1170409_サイズ変更  17P1170413_サイズ変更
パッと見ではわからないかも・・・                  日本最北西端・・・微妙

17P1170414_サイズ変更  17P1170416_サイズ変更
棹崎砲台跡(雪です)                         早々に幕営

2013/1/18 金
始:9:45 ~ 終:14:00 走行:34km
~ 湊 ~ 恵古 ~ 仁田 ~ 三根 ~ 木坂

快晴。北西の風強し。
出発前にもう一度、棹尾埼灯台まで上ってみた。快晴の空の下、朝鮮海峡(対馬海峡西水道)の海が映えるが、海の彼方は白く霞んでいて朝鮮半島はやはり望めず。

国道に出るまでの激坂がキツイ。
途中、一台の車に声をかけられ、見ると井口浜のおばちゃんだった。自分らがまだこんなところにいることにちょっと驚いていた。
浜の海は昨日大荒れだったらしく、おばちゃんは自分らのことを心配してくれていた。
「今度は夏に来てみませんか」なんて優しい言葉もかけてくれた。ぜひもう一度来てみたいもんです・・・。

その近くに対州馬がいた。
数少ない日本在来馬の一つで、木曽馬がそうであるように、やはり体格は小さいがとてもガッチリしている。
温和な性格とされていて、人懐っこくてとても可愛い。

GSで道を尋ねると、意外にも県道39号線が雪のため一部通行止めになっているらしい。
予定を変更してそのまま国道を南下。トンネル交じりの古い道を行く。
仁田の隣の樫滝で商店を見つけ、食料の買い出し。今晩も納豆だ。もう病みつきで、しばらく納豆だけでいいやという感じ。

三根で国道を外れ、木坂へ向かう。
三根には「ほたるの湯」という温泉があるのだが、残念ながら行ってみたら火、金は休館日。木坂で二泊することにして、明日のんびり温泉に浸かろう。
三根湾沿いを走る。海の透明度が驚きのレベル。途中で見た川も同じようにキレイだった。
日本の川や海、山ってどうしてこんなにキレイなんだろ・・・。

激坂を上って着いた先は御前浜。ここにトイレや東屋があって幕営できる。
まだ時間が早すぎるので、テントを張らずに付近を散策。
海に面して藻小屋があり、その背後に対馬の一宮である海神神社がある。お参りして、神域の原生林の中を歩いた。
この独特な雰囲気・・・まぎれもなく日本ならでは。日本人にとって、これほど神聖な空気に満ちた落ち着く場所ってのは他にない。日本人の心の原点だ。

まるで人気のない東屋に戻って、16:00頃テントを張った。
日没は17:40頃。朝鮮海峡に沈む夕日が見事だった。海に沈む夕日を見たのなんていつ以来だろう・・・。
19:30の気温+5℃。

P1170418_サイズ変更
棹尾埼灯台

IMGP7560_サイズ変更  IMGP7569_サイズ変更
ユニークな蜂洞                            こちら対州馬・・・温和で人懐っこい

P1170422_サイズ変更  P1170423_サイズ変更
保護センターで同じ図柄のステッカーをくれます         いろいろな標識がある

P1170426_サイズ変更  P1170430_サイズ変更
御前浜の藻小屋                            海神神社は対馬の一宮

P1170434_サイズ変更  P1170439_サイズ変更
静かな浜の東屋に幕営                        朝鮮海峡に沈む夕日

2013/1/19 土

浜は風が強い。昨晩も一晩中北西風が吹いていて寒かった。風は強いが今日も天気はよい。
温泉の営業が13:00からとめっぽう遅い。仕方なく午前中は浜でのんびり・・・。
午後からテントを張りっぱなしにして温泉に出かけた。

温泉のある国道まで5kmほど。
途中で商店をニ、三軒のぞいてみたのだけれど、今日は納豆が手に入らなかった。もともとそれほど食べている土地柄でもないのだろうから、まぁ無理もないか。

温泉は湯がちょっとぬるかったが(自分は熱々の湯が好き)、それでも至福のひととき。二時間ほどのんびり浸からせてもらった。そして湯から上がってのんびり相撲を見る。あー幸せ・・・。
言葉を交わす人は皆、「あんな寒いとこでキャンプせんでも、いくらでももっと暖かい場所があるのに・・・」と言う。
確かに浜は風が強くて、このあたりでは一番寒い場所だ。でも、静かでとても快適な場所でもある。

すっかり暗くなってしまった中をテントに帰る。
途中、暗闇の中をガードレールに沿ってカツカツと歩く黒い塊・・・イノシシだった。こいつはけっこうデカイなぁ・・・。
特にこちらに驚く様子もなく、マイペースでカツカツと歩いている。慣れてしまっている、みたいだな・・・ちょっとビックリ。

夜になって風がやんだ。風さえなければ気温も高く寒くない。20:00の気温+1℃。

IMGP7575_サイズ変更
空身で待望の温泉へ
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment