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対馬上陸! 1,185日ぶりの日本! 奇跡の国、日本!

2013/1/16 水
始:11:30 ~ 終:14:45 走行:20km
釜山(フェリー)比田勝 ~ 大浦 ~ 佐順奈 ~ 井口浜

晴れ。朝暗いうちに起き出して出発の準備。7:30に宿をあとにしてフェリーターミナルへ。
さぞ空いているのだろうと思っていたのだが、けっこうな人。ほぼ全員が韓国人なわけであるが、毎回こんなに日本に来るのか・・・(釜山から出ている外国航路は日本行きだけ)。
窓口が開くのをちょっと待ち、チケットを発券してもらう。運賃は、チケット75,000ウォン+燃料サーチャージ7,000ウォン。他に港使用税が3,200ウォンかかる。
イミグレと税関は二階にあるが、エレベーターがあるので移動は楽チン。荷物はすべて外してX線に通す必要があった。

船への乗り込みも今回は楽だった。結局、自転車も船室に入れてもらえることに。
同じような時間に神戸行きの船も出ていて、そちらの客が多かったわけであるが、対馬行きにも軽く100人以上の乗客がいる。
船は座席指定になっていた。

時間ちょうど、厳密には5分くらいフライングして釜山を出港。
ちなみに、このように交通機関でフライングってのは世界的にも珍しいことではないが、日本ではまずあり得ないことであると思う。
対馬までは僅か1時間10分ほど。寝てる間もなくあっという間に着く。
乗客の中で日本人は自分ら二人だけ。日本へ帰るというのに周りがすべて韓国人というのもなんだか変な気分だ。

船が停止する遥か以前から席を立って出口に並びだすせっかちな韓国人・・・。
全員やり過ごして一番最後に船から降りた。
イミグレへ連なる列の最後尾に並んでいると、係の人が「こちらへどうぞ」と言って列の前方に出してくれた。
不思議そうな目を向ける韓国人に、「日本人ですから」とハングルで説明していた。
韓国人は一人一人荷物を細かくチェックされるから(これはすごく重要なことだ)、イミグレを通るのに時間がかかるのだ。日本人は優先して通してくれる。
シュッシュッシュッと自転車のタイヤ全面に消毒液をかけてくれる。ちょうど口蹄疫やらなんやらがあったところなので、このあたりは徹底している。
イミグレの職員も税関の職員も、こちらが恐縮してしまうくらい丁寧だ。日本人てすごい!
「荷物を一つだけ開けさせてもらえますか?」と丁寧に言われ、マユミのフロントのパニールだけ外して開ける。
以上で終了。
女性の職員と言葉を交わすと、これでも今日はまだ少ないほうで、休みの日にはもっとずっとたくさんの韓国人が島に来るのだそうだ。

建屋から出ると、目の前に海保の巡視船が停泊していた。お仕事ご苦労様です!
不意に後ろから声をかけられた。なにやらハングルのボードを見せながら、ハングルで話しかけてくる。
勘弁してくれよ、ここは日本だぜ・・・てっきり韓国人の客引きか何かかと思った。が、日本人であることを告げると、相手も「失礼しました」と・・・。
日本の警察官だった。毎回韓国人に対し、交通ルールの説明を行っているらしい。ご苦労様です!
ちなみに、島に来る韓国人の中には折りたたみ自転車を持ち込んだり、現地で自転車をレンタルするなどして、島を自転車で回る人も少なくない。

フェリー乗り場で対馬の地図をもらって走り始める。
すっかり右側通行に慣れてしまっていて、左側を走るのがぎこちない。

奇跡の国、日本。
いやー美しいな、我が祖国は。日本ほど美しい国はないな・・・海外に出てみて日本のよさを再発見するってやつだ。
常緑樹が多く(九州をはじめ西日本は常緑樹が多い。東日本の住人にとっては特に新鮮)、この時季でも山々は青々としている。
水がキレイだ・・・単なる用水路の水がなんでこんなにキレイなんだろ。
中でも一番驚くのは、ゴミがないってこと。日本を訪れた外国人がよく言うことだけれど、これにはホントに驚かされる。そして道路がキレイ。
ここまでゴミがない国ってのもやはりないと思う。しかも、ゴミ箱がないのに(正直、旅行者にとっては不便だと思う)ゴミがないというのだから、そりゃ他の国の人が見たらビックリするわ・・・。ゴミを持ち帰るなどという発想は、日本のほかにはごくごく僅かな国の人しか持ち合わせていない。
道路もすごいな・・・舗装の質が別次元だし、ゴミだの部品だのガラス片だのが落ちてなくてとてもキレイ。安心して走れる。

スーパーに行けば驚きの連続。最初に断っておくと、比田勝にあるのはごく小さなスーパーである。
まず驚くのが品数の豊富さ。何かを買おうと思っても、種類が多すぎて迷ってしまう。こういうスーパーも日本以外にはまず存在しない。
惣菜コーナーなんて感動ものだ。どれもこれも旨そうで、いったい何を食べたらいいのか、そわそわして平常心を失いそうになる。
陳列されているもので値段のわからないものはない。こんなの日本じゃ昔から当たり前のことだけれど、世界的にはいまだに奇跡的なことである。
日本のお札は世界一キレイだし、スーパーでお釣りをもらえばお札の向きが全部揃っていたりする。こんなの日本以外じゃ絶対あり得ない。
レジの会計も、迅速かつ正確であるのにすごく丁寧。値段を読み込んだ商品を乱雑にかごに入れるのではなく、一度外に出しておいて重いものから入れる。これ、日本人以外には何をしているのか理解すらできないかもしれない。
しかも、そんなことを一部の特殊な人間だけができるわけではなくて、日本人なら誰でも普通にできてしまう。
奇跡だ。

帰国して最初に食べたのは、悩みに悩んだ末、スーパーの惣菜売り場で買ったかつ丼!
うぉぉぉなんだこりゃ。だしの味が・・・旨すぎる。

GSでボトルにガソリンを買えば、一滴もこぼさず丁寧に給油してくれる。
これも日本じゃ当たり前のことだけれど、日本人以外にはまずできない芸当だ。一気にガーッと入れて噴きこぼすのが世界標準である。

いやーなんかもう日本人すご過ぎ。
仕事の速さ細かさ正確さ丁寧さ、そしておもてなしの心。こんな民族、世界中探したってどこにもいやしない。
完全に猿の惑星状態になる。
今回最初に降り立ったのが対馬なわけだが、これがいきなり東京だったりするとさらなる衝撃度であると思う。

道中、神社がいくつもある。さっそく立ち寄ってお参り。
この神社ってのがまた・・・日本に帰ってきたなぁと思わせる。このわびさび感がたまらない。
日本以外の国に永住するってのは(その昔、一時真剣に考えたことがある)、やっぱ自分には無理だなぁと強く実感する。
蛇口から出る水が飲めるかどうかなんて日本じゃまったく心配する必要がない。

国道382号線を南下する。
無料のキャンプ場やそれに類する場所(水道とトイレのある場所)がいくらでもあり、幕営場所には事欠かない。
久々の日本はすべてが美しく、新鮮に映る。対馬には見てみたい場所がたくさんあるし、ガツガツ走ってしまうのももったいない。
気の向くままのんびり走るつもりでいる。

今宵のテン場は井口浜。
小さな海水浴場があり、そこでキャンプできる。浜に住んでいる爺ちゃんに声をかけ、木造高床式の東屋に幕営させてもらった。
目の前は海。人も車もほとんど通らない本当に静かな場所。極楽の時間(お湯は出ないけどシャワーまである)。
トンビとカラスの鳴き声が妙に懐かしい。

先ほど話をした爺ちゃんの娘さんらしいおばちゃんが、散歩をしにきた。
おばちゃんは、最初自分らのことを韓国人と思っていたらしい。
「どうりで日本語がうまいと思ってたら・・・」ということだった。なんでも、対馬を自転車で走りに来る韓国人がたくさんいるのだとか。
曰く、これでもここ最近は日韓関係が冷え込んで(というか単に不景気だから?)、ずいぶん韓国人が減ったのだそうだ。対馬を自転車で走るのが韓国人の間で流行っているらしい。
ところで、おばちゃんによると島にはスーパーが二軒しかないらしい。一軒はたまたま先ほど寄った比田勝のスーパーで、もう一軒は豊玉にあるとのことだった。
と言うことは・・・南島にはスーパーがないってことか。この先買い出しに苦労するかもしれない。

夕飯に、先ほどスーパーで買った米を炊いて驚いた。
うっわ、なにこの艶!こんなの見るの三年三ヶ月ぶりってこと?日本では毎日こんな旨い米を食べていたのか・・・親父の実家のコシヒカリなんて食べたら気絶しそうだ。
うっわ、なにこの納豆との絶妙なコンビネーション!旨すぎる・・・。
ちなみに、日本に帰って最初に何を食べたいか?自分らの場合は文句なしで白米&納豆だった。白米&生玉子というのも捨てがたい・・・。
20:00の気温+3℃。

余談73 スーパーのレジのシステム
レジのシステムは日本式が圧倒的に優れていると思うのだが、他国はどうしてこれに倣わないのだろう。
世界標準はどんなものかというと、例のベルトコンベアのアレ。
客がすべての商品をいったんベルトコンベアの上に並べ、レジ係はその値段を読み込むだけ。会計の終わった商品はベルトコンベア終端のスロープに流し、客がその場で買ったものを袋や箱に詰める。
レジ係にとってはものすごく楽な仕事である。が、当たり前だが至極効率が悪い。ちょっと客が多いとすぐに渋滞する。こんなの、日本人がやっても渋滞するわ・・・。

ここでおもしろいのは、もし日本だったらレジに人が並んだりすれば、係の人はちょっとでも速く捌こうと考えたりするだろう。客のほうもちょっとでも空いてるレジに並ぼうとするし(そもそも海外のスーパーはレジが少ないのだが)、場合によってはちょっとイライラしたりもするだろう。
が、彼の国においては・・・いくら人が並ぼうとレジの係はまったく急ぐ素振りも見せないし、客のほうも特にイライラする様子がない。
こういうおおらかなところはすごいなぁ、見習わないとなぁと一寸思うのだが、反面、だからレジが一生このままなんだろうなとも思う。
現状に問題を感じないのだから、これ以上よくなるはずがない。ま、別にそれで不都合を感じないのだからそれでいいのだろうけど・・・。
そもそも日本のようなシステムにしたとして、日本人のように仕事をこなせるかっていうと、そういう国はまずないだろうしね。

今よりもっとよくしよう、もっと便利にしようという発想。この発想こそが日本が発展してきた最大の理由であると思う。
これ、日本にいると誰もが自然に思うことなのだけれど(例えば生活上の些細なこととか)、驚くなかれ、そんな発想をする人は世界に日本人以外いない。
ガラパゴス化ってことがよく言われるけれど、これもそんなことが災いして(幸いして)のこと。要するに、日本人の感覚に誰もついてこられないのだ・・・。

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対馬行きの高速船@比田勝港                   対馬上陸! 1,185日ぶりの日本!

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久しぶりの左側通行がぎこちない・・・               神社がたくさんある

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このわびさび感がたまらない                   いやー美しいな、我が祖国は(道路は狭く感じる)

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ツシマヤマネコが生息している                こんなキレイなトイレがどこにでもある 奇跡の国、日本

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今宵のテン場は井口浜                        高床式で屋根のある無敵のテン場
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