FC2ブログ

雨と停滞

2012/12/13 木
始:9:15 ~ 終:15:20 走行:59km
~ 沙河 ~ 墩尚 ~ 贛楡 ~ 海頭 ~ 海頭の先10km

夜が明けるとどんより曇っていた。が、気温は高く寒くない。7:30の気温+0.5℃。
何日か前に商丘で見た天気予報によると、今日あたりからしばらく天気が崩れる。気温は高いようで、青島の予報は雪ではなく雨となっていた。
ちなみに、山東半島の中ほどに位置している青島と、突端にある威海や煙台とでは、ずいぶんと天気が異なる。渤海に近い半島の突端部はずっと寒そうである。商丘に滞在していたときも威海や煙台の大雪のニュースがTVで流れていた。青島との間には山もある。

どこから韓国へ渡るか・・・天気と積雪の状況次第だ。
できれば威海か煙台まで走りたいところであるが、状況によって青島から渡ることになる。
韓国の仁川行きの船はたくさんの場所から出ていて、渡ろうと思えばもうすぐそこの連雲港から渡ることもできる。

テン場を出てちょっと走ると、集落が現れて賑やかになった。昨日は絶好のタイミングで幕営したものだ。
18kmほど走ると墩尚。より賑やかになる。
腹は減っているのだが食欲がない。油ものはまったく受け付けそうにない。
運よく見つけた焼いもで腹ごしらえ。町中の小さな書店で、これまた運よく山東省の地図も手に入った。

中国で焼いもにされているのは、地瓜という種類のもの(芋のことを地瓜と言うのかもしれないが)。焼いもは焼地瓜という名で売られている。
日本のサツマイモに比べて黄色く、かつ水っぽくて軟らかい。これを巨大な壷の中で、石炭もしくは練炭の熱でじっくりと焼く。

町中には探せばたいてい公衆便所があるのだが、これがどこも驚きの汚さだ。
水洗でもなけりゃ穴が掘ってあるわけでもない。広いスペースに足場がいくつか並んでいて(もちろん仕切りはない)、コンクリート造りのそこに大量のウ○コがしてある。
こんなことならむしろ穴を掘ってそこにすればいいのに・・・。
これはいったいどうやって処置するつもりのものなのだろう???疑問に思わずにおれない。まぁたぶん何も処置しないということなのだろうけど・・・。
そんな便所が町の一角の、それも人家のすぐ隣にあったりする。まさにミソクソ一緒としか言いようがない。

墩尚で連雲港を見送り、G204に入って山東半島を北上する。
昼頃になって北風が強くなり、13:00頃から雨となった。
天気予報通りということか・・・。北のほうはもっと早い時間から降り出していたもよう。

海頭で食料の買い出しをし、水とガソリンも手に入れて停滞に備える。
風雨ともだんだん強くなり、全身びしょ濡れ。

海頭まではテン場の宝庫だったというのに、海頭から先は集落が途切れなくなった。ずぶ濡れになりながらテン場を探す。
ルート沿いはしばらく人家が途切れそうにない。東側は海、西側はちょっと離れたところを高速が並走している。
ルート沿いは諦め、交差する細い道を西に入り高速のほうへ走る。疎林がいくつかあるのだが、近くにけっこう人が住んでいたりする。
どうしようもなく、高速のすぐ下の疎林の中に幕営した。

しっかり雨の降る中テントを張るのは久しぶりだ。
テントはもちろん、マットから何からすべてびしょびしょ。ものすごく不快。
こんな状況ではシュラフやダウンジャケットを出すことはできない。ズボンはもちろん中のタイツやパンツまで濡れているが、着替えるのも無駄。どうせ濡れてしまう。
風上側はフライの下にビニールを入れてみたが、それでもテント内に水が溜まる。拭きとっては鍋の中に絞るを繰り返す。

炊事中に濡れたものを乾かそうと奮闘するが、焼け石に水。また長くて辛い夜が始まった。
フリースを着てシュラフカバーにくるまる。用足しにすら行けない。
マットもびしょびしょだし着ているものも濡れている。当然寒くて眠れやしない。
ちょっと眠っては寒くて起きて、溜まった水を拭きとって鍋に絞る。そんな作業を繰り返す。

2:30頃になってようやく雨風ともにやんだ。
結局、鍋に溜まった水は一杯きり。アゼルバイジャンやカザフスタンでのことに比べればずいぶんマシだった。
ただ、その時と違うのは今が冬だということ。
雨が上がったからといって濡れたものが乾くわけでなし、シュラフカバーにくるまって夜が明けるのをひたすら待つ。

IMGP7286_サイズ変更  IMGP7288_サイズ変更
今日あたりからしばらく天気が崩れそう・・・           焼いも、もとい焼地瓜

IMGP7289_サイズ変更  IMGP7290_サイズ変更
日本のサツマイモに比べて黄色く、水っぽくて軟らかい     久々にテン場探しに苦戦・・・全身びしょ濡れ

2012/12/14 金

曇り、ガス。行動可能な天気であるが停滞とする。
何もかもがびしょ濡れで、とても動く気になれない。かと言ってカラッと晴れているわけではないから、停滞したところで濡れたものを乾かす術はないのであるが・・・。
気温だけは唐突に高く、7:30の気温が+6.5もある。
標高が0mに近いところだから雨で済んでいるが、標高が1,000mもあれば確実に雪だろう。
正直言って雪より雨のほうが不快であるが、気温が高いのだけはありがたい。

結局、その後一日雨は降らなかった。
日はまったく出ずとも風が多少あり、夕方までにはテントもマットも着ているものも、どうにか現実的な湿り具合にまではなった。
18:30の気温+4℃。日中もまったく寒くなかったし、急に季節が変わったかのように暖かい

P1170299_サイズ変更
二日間お世話になったテン場(12/15朝撮影)
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment