FC2ブログ

いけいけどんどんの開発ラッシュ

2012/11/30 金
始:9:35 ~ 終:17:15 走行:69km
~ 大孟 ~ 開封 ~ 杜良

曇り。日差しがなく、冷たい東風の吹く寒い一日だった。道は平坦で上りがなく、今日は一日中イヤーバンドを脱げなかった。
7:30の気温-4℃。のんびり9:30過ぎに出発。

テン場から道路に出ようとして自転車を押していると、苗木畑の中で何かが暴れていた。ふと見ると、猫。罠にかかってもがいていた。
ウサギかイタチか、何を狙ったものかよくわからないが、とらばさみに後ろ足がかかっていた。
とらばさみは、日本では平成19年度から全面的に使用を禁止されているが(自分ら二人、わな猟の狩猟免許所有)、中国にはそんな法規はあるまい。気をつけないと、うろちょろしているところで自分らが罠にかかりかねない・・・。
マユミが猫を救出してやる。幸い鋸歯のあるとらばさみではなかったから、特に怪我はしていない様子。外してやると一目散に走り去った。

さて、さしあたり急ぐ理由がなくなった。当初は開封でビザの二回目の延長を試してみようと思っていたのだが、土日を挟んでしまうためスルーすることにした。
週明けの月曜まで、今日から三日間で商丘まで走ればいいのでのんびりだ。

鄭開大道を開封へ向かう。
この道路は10車線もある。まだ真新しくて舗装がキレイな上、大型トラックを規制しているからいたって快適。
それはありがたいのだけれど、ここまで広いのはハッキリ言って無駄じゃなかろうか。とてもそんな交通量はないし、すぐ北には高速のG30、南には国道のG220も並走しているのだから・・・。

周知のように、中国は目下開発ラッシュである。現時点においてここまでいけいけどんどんの国は、世界中で間違いなく中国だけだろう。
その開発のスケールが常軌を逸している。都市をそのまま一から造り直している感じだ。
県以上の町ならどこも、マンションと思われる高層ビルをガンガン建てていて、道路も整備中。どこも郊外には完成予想図の巨大なパネルが立っている。
正直、狂っているとしか思えない。ごく一部の人たちを除くと、人民は完全においてきぼりの状態だ。
いったいこの調子でどこまで行ってしまうのだろう、この国は・・・。

建設中のビル群、巨大な道路とそこに立つ完成予想の巨大なパネル・・・そんなものを見ていると、地球上の化石燃料はすべて中国に使い尽くされてしまうのではなかろうか、そんな不安を感じてくる。こんな状況を実際目の当たりにしたら、おそらく外国人は誰でもそう感じるのではないかと思う。
電動スクーターや電動三輪車も一見クリーンなようでいて、この膨大な数が毎日充電しているのかと思うと、それだけでかなりの電力になる。

開封も郊外を中心に、そんな開発ラッシュの典型的な都市である。完成予想図通りになったらえらい都市になるな・・・。
コルガスから中国に入った瞬間から、大きな町はそんな開発ラッシュだったわけだけれど、人口の集中する華北平原に入ってから凄まじくなった。

開封の市区を一直線に東へ抜けた。すると自動的にG220に乗れる。
市区を出て落ち着いたところで昼食兼夕食。
マユミはまだほとんど食べることができず、いつも二人で食べている量を今日は一人で平らげた。ナスの炒め物も麻辣豆腐も旨かったが、さすがに食べすぎのような気がする・・・。
食堂で水を6Lもらい、ちょっと先の商店で買い出し。

今日は朝から寒い。久々にまともな向かい風でとにかく寒い。山沿いは間違いなく雪だろう。
一歩間違えるとこのあたりも降られる、そんな感じの天気だった。
冬の向かい風は、自転車が進まない以上に寒くて辛い。こんな日は早々に幕営するに限る(急ぐ必要もないわけだし)。

時どき自転車を止めてテン場をうかがいながら走っていると、後ろから来た自転車に声をかけられた。道がわからないのかと親切に教えてくれた。
ちなみに、中国ではどこでも、自分らは100%中国人だと思われて話しかけられる。商店に寄ったときなどもそうである。
極めて少ないながら、中国にも自転車愛好家というのはいる。ロードバイクに乗っている人はほぼ皆無で、どの人もジャイアントかメリダのMTBに乗っている。台湾メーカ以外のものは中国では入手が困難なのだと思われる。
声をかけてくれたロウチードゥンさんもそんな自転車愛好家の一人。中原油田というところに勤めていて、自転車で通勤している。大切に乗っていると思われるジャイアントのMTBはピカピカで、とても好印象である。
年は自分のちょっと上くらいだろうか。見かける自転車愛好家というのは、不思議とこのくらいの年代の人が多い。
世界中どこでも、価値観を共有する自転車好きの人に声をかけられるというのは嬉しいものである。
しばらくロウさんの後ろを走っていると、走っている姿を写真に撮ってくれたりした。

「今日はそこの林で寝ます」と告げてロウさんと別れた。
「あ、そうなんだ。じゃあ気をつけて」といたって平常の反応が返ってくるから中国は楽だ。
「うちに泊まっていきなよ」と言われることがない代わりに(日本と同様、中国にも見知らぬ人を家に泊める習慣はない)、放っておいてくれるからとても楽。
道路脇の林の奥に幕営した。20:00の気温0℃。

IMGP7199_サイズ変更  IMGP7200_サイズ変更
開封へと続く鄭開大道                         この道路は10車線もある

IMGP7201_サイズ変更  IMGP7202_サイズ変更
ご苦労様です!                             無駄に広いとしか思えない・・・

IMGP7205_サイズ変更  IMGP7207_サイズ変更
いけいけどんどんの開発ラッシュ!                 開封の市街に入る

IMGP7209_サイズ変更
市街地はやはり電動バイクの洪水・・・ロードレースのプロトン気分を味わえる

IMGP7208_サイズ変更  IMGP7211_サイズ変更
これが全部自転車だったらまるでオランダ・・・           親切に声をかけてくれたロウさん

IMGP7212_サイズ変更  P1170277_サイズ変更
このあたり、藁の積み出し作業のラッシュだった         そんな場所の道路脇の林の奥
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment