FC2ブログ

道路が凍る原因は・・・

2012/11/27 火
始:8:45 ~ 終:17:25 走行:96km
~ 観音堂 ~ 英豪 ~ 澠池県 ~ 義馬市 ~ 洪陽 ~ 鉄門 ~ 新安県 ~ 磁澗 ~ 洛陽(白馬寺手前)

昨晩は冷えた。久々に寒くてよく眠れなかった。
夜が明けると無風快晴。7:30の気温-10.5℃。朝も寒い。
今朝は本当の快晴。白く霞んでおらず、日差しも力強い。

出発の準備をしていると、目の前の道路にトラックが数台止まっていた。
何やってるんだろう(むしろ向こうの台詞かもしれないが)、休憩かなぁと思っていたのだが、よく見ると道路が渋滞していた。
三門峡方面に向かって長蛇の列。まったく動かない。洛陽方面もたまに車がまとまって通る程度。
おそらく事故。凍結した路面が原因の事故渋滞。三門峡方面のどこかで道が塞がっているのだろう。

出発して道路に出ると、ところどころテッカテカのスケートリンク状態。こりゃ事故がないほうがおかしい。
なんてったってスタッドレスをはいている車なんてほぼ皆無。特に大型トラックに限れば間違いなくゼロ。
基本的には乾燥しているし、気温も低いから、一度凍ってしまえば車が乗ったくらいでは融けない=スタッドレスなどはかずとも走ることはできる。
長距離を走る大型トラックなんて金属のチェーンすら携行していない。麻縄で編んだ、タイヤに巻く滑り止めだけ携行しているのが普通である。

路面凍結の原因は雪や雨ではない。大型トラックの撒き散らす水だ。
以前にも書いたけど、中国にはよく道路沿いに「加水」と看板を掲げた店や場所があり、よく大型トラックがタンクに加水している。
これが何のためのものなのかずっとわからなかったのだけれど、寒くなってどのトラックも車輪まわりから水蒸気と思われる白煙を激しく噴き上げながら走っているところを見ると、どうやら足回りの関係に使っているらしい。ブレーキの冷却に使っているのだと思う。過積載のトラックも多いことだし、そうでもしないとブレーキがいかれてしまうのだろう。
いずれにせよ、乾いているはずの道路が大型の通行量の多いところでは濡れていて、これが凍るのだ。しかも、ブレーキを多用する山道の坂や急カーブが特に濡れて凍っているという悪循環。

話がちょっと逸れるが、ジェットエンジンには水噴射というものがある。確かタービンより下流であったと思うが、まだ十分温度の高い燃焼ガス中に水を噴射し、体積流量を増して推力を稼ぐというもの。
アフターバーナーというのは、水の代わりに燃料を噴射し、さらに大きな推力を稼ぐ手法だ。
ちょっと意味合いが異なるが、水噴射というのはレシプロエンジンにもある。過給機で圧縮された空気の温度を下げるためシリンダー内に水(正確には水とメタノールの混合液)を噴射し、吸気温を下げて過給圧を上げる手法で、航空機のエンジンでは第二次大戦の頃からある手法。
車の世界でも、ターボエンジンが全盛だった時代のF1でこの手法が使われたことがある。もっともすぐに禁止されましたが・・・。
その後は超ハイオクガソリン(発火しにくい)の使用とインタークーラーの強化などにより高い過給圧を維持、この時代('86~'87年頃)のF1マシンは排気量僅か1.5Lで1,000馬力というモンスターマシンです。
脱線ついでに・・・ミスファイアリングシステムというのもある。
グループA時代のラリーカーが使っていた手法で、低回転時、タービンを回すには不十分な条件下で高温の排気中に燃料を噴射して爆発させ(ミスファイアさせて)、強引にタービンを回すという手法。この頃のラリーカーは、アクセルオフのタイミングでパンパン爆発音をさせながら火を噴いて走っていた。

足回りからシューシュー音を立てながら白煙を上げているトラックを見ながらそんなことをあれこれ考えていたのだけれど、それでもまぁ中国の「加水」というのはブレーキの冷却のためなんだろうな・・・。
そんなわけで大型の走行ラインはスケートリンク状態になっているのだが、路肩に近い部分は路面が乾いていて、自転車は安全に走ることができる。
渋滞により後ろからはほとんど車が来ないし、意外にも快適だった。

数キロ走ると、洛陽方向でも横転した大型トラックが側溝に落ちていた。
くわばら、くわばら・・・こんなのに巻き込まれるのはゴメンだ。危険な山間からサッサと脱出しよう。
道は基本的に下りだからガンガン進む。

10:00過ぎ、澠池県の入口まで下ったところで早めの昼食にした。
今日は麺。タンメンのように野菜たっぷりで旨かった。

国道が澠池県の市区を迂回していて、一番賑やかなところを走らずに済んだ。
ここまではよかったのだけれど・・・市街地からの道路と合流したところから新安県にかけてずっと、空気が汚くて最悪だった。
トラック多すぎ。人も多すぎ。砂埃だけでなく石炭や石灰の粉塵、それから煤のようなものなど、いろんなものが舞っている。大型が通るたびにそれらが空気中に舞い上げられる。
休憩のため、ほんの10分ほど自転車を道路脇に止めておいただけでサドルに薄っすらと埃が積もっている始末。呼吸しているだけで気持ち悪くなってくる。
ハッキリ言ってヤバイっす。こんなところにいたら死んでしまう。人民はよくこんなところで暮しているなぁ・・・。

ひょっとしてこの先はずっとこんななのか、と思うと走るのも嫌になってくる。
これが世の中で騒がれている中国の大気汚染というやつか・・・こりゃ早いとこ手を打たないと大変なことになりますよ、中共さん!
完全なる人災であるし、もう完全に一線を越えてしまっている。

焼け石に水だと思いつつもうがいを繰り返し、とにかく走る。
新安県の手前まで来ると、今度は道路が大渋滞。車の99%は大型トラックで、路肩のすり抜けもままならない。
強引にすり抜けて渋滞の前に出てみると、原因は町の入り口から道幅が狭まっていて、そのすぐ先に信号機のない交差点があった、ただそれだけのこと。
自転車に乗っていて身の危険を感じるような無茶な運転はしない人民だが(ホーンはけたたましく鳴らされるが)、基本的には自分本位の運転だからスムーズな合流ができない。
優先道路も、直進も右左折も関係ないのだから、そもそも信号機のない交差点なんて交通量の多い道路では成立し得ないのだ。
悪いが昨日の三門峡から先は、とても人の住むところではないな・・・。

新安県を抜けた先からは、比較的埃が気にならなくなった。
道路が広くなり、舗装もキレイになったためだと思う。
洛陽に入ると国道はさらに広くなり、8車線+両側に自転車道といった造りになる。まだ真新しい舗装でもあり、先ほどまでが嘘のように快適である。しかも、市区の北側を迂回してくれているから大助かりだ。

洛陽は華北平原の西端に位置している。視界から山が消えた。
華北平原は中原一の平原である。手持ちの地図では中国第二位となっていて、一番広いのは東北平原となっているが、東北地方なんてところはもともとなかろう。どう見てもここは満州であって、支那ではない。
ちなみに、手持ちの中国地図にはいろいろなランキングが出ていておもしろい。中国四大高原とか三大平原、主要河流といったものはまだわかるんだけど、中国最美的六大草原とか最美的十大海島、最美的十大峡谷などなど、ある意味どうでもいいようなランキングまで出ていて、見ていて飽きない。
とにかく何でもかんでも順番をつけるのが好きそうである。

華北平原の標高の平均は50m以下。
今朝が嘘のようにポカポカの陽気で、日中は指切りグローブで走れる。

16:00前に洛陽で夕食。お約束の四川料理の店で、今日はナスの炒め物と麻辣豆腐でご飯を三杯。毎日毎日旨すぎる・・・。
食堂には洗面台があり、石けんで顔を洗えた。水も6L汲ませてもらう。
隣の超市で買い出しをして続きを走る。

今日中に洛陽を抜けられると踏んでいたのだが、デカすぎた。洛陽も横切ると30kmくらいある。
洛陽市の東の外れ、白馬寺の手前のところに森林公園のようなものがあった。敷地は巨大で、偵察をしてみると、近所の人たちの憩いの場のようになっている。
敷地内を歩いている人もけっこういるのだけれど、電灯も何もないから暗くなると誰もいなくなるし、そもそも奥のほうに入れば人目につかない。
久しぶりに常緑樹の林の中に幕営した。
今日の埃まみれが我慢ならず、多めに持っていた水で頭を洗った。足も洗った。
20:00の気温+9℃。昨日の寒さが嘘のようだ。

IMGP7153_サイズ変更  IMGP7155_サイズ変更
快晴の朝・・・後ろにトラックが並んでいる              逆方向渋滞中・・・

IMGP7156_サイズ変更
後ろから車が来ないし、順方向は意外にも快適

IMGP7159_サイズ変更  IMGP7160_サイズ変更
タンメンのように野菜たっぷりの麺               写真じゃそうは見えないけど、ハッキリ言ってヤバイっす・・・

IMGP7161_サイズ変更
さらに新安県の手前まで来ると、またも道路が大渋滞・・・車の99%は大型トラック

IMGP7162_サイズ変更
こんなところで写真を撮ってるマユミもすごいと思う・・・

IMGP7163_サイズ変更  IMGP7165_サイズ変更
新安県の先からは、比較的埃が気にならなくなった      何かをこぼして道路が赤い・・・

IMGP7167_サイズ変更  P1170260_サイズ変更
今日の晩ご飯@洛陽・・・ナスの炒め物と麻辣豆腐      森林公園?の林の中(翌朝撮影)
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment