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河西回廊 その5 嘉峪関通過

2012/11/4 日
始:9:15 ~ 終:17:00 走行:73km
~ 嘉峪関 ~ 嘉峪関の先6kmほど

無風快晴。7:00の気温-16℃。めちゃくちゃ寒い。
昨晩も寒くてほとんど眠れず。お茶とコーヒーの効果で夜中トイレに二回も起きた。
山に近いせいか、珍しくテントが真っ白だった。日に当てても一向に融けたり乾いたりしないが、その代わりバサバサやるとキレイに落ちる。中でMSRを使うことで一度は融けたテント本体の霜も、日に当てておくと乾くどころか再び凍ってしまう始末。
本当に寒い。いったい十二月とか一月なんてどうなっちゃってるのだろう。

テン場をあとにしてS215を20km弱行くと、G312に合流した。いったい赤金から先はどこを走っていたのよ、G312・・・。
さらに3kmほど行くと料金所がある。こんなふうに一般道にも時どき料金所があるのだが、もちろん自転車はタダである。

万里の長城の西端の砦として明の時代に築かれた嘉峪関。東の山海関から続く長城の西の端が嘉峪関である。観光ポイントが市街地へ行く途中に何ヶ所かあるので寄ってみることにした。
まず行ってみたのが長城第一墩。嘉峪関から南へ延びた長城が、川に落ち込む断崖に阻まれて終わる場所。
ちなみに、万里の長城のことを支那では単に長城という。中国のどの地図を見ても長城が書き込まれているからおもしろい。東は渤海から西は敦煌のあたりまで、ところどころ途切れつつも、地図上ずーーーっとつながっている。
長城の関としては嘉峪関が最西端であるが、地図を見る限り長城自体は敦煌のあたりまで続いている。
もっとも、清の時代になると版図がウイグルにまで広がったから、西域の長城の重要性は薄れたのであろうが。そもそも清朝自体が、漢族ではなく北方のツングース系・満州族の王朝である。

第一墩はルートから2、3km離れたところにある。入場料を払って中に入らないと見ることができない。一人21元。
入場料を払って門をくぐると、第一墩に向かって土の壁が延々と続いている。高さはなく、数メートルの土壁に過ぎない。言われなきゃ万里の長城と気付かないかもしれない。
が、延々と続くこの土壁にはなにやら感動した。第一墩自体ではなく、むしろそこに続く土壁にグッときた。

第一墩自体は、中国お得意の半ばアトラクションのような見世物になっている。崖に張り出した観覧台の床がガラス張りになっていて、眼下を流れる川を眺められるようになっているとか、そんな具合。
中国の観光地というのは何にしてもやりすぎだ。余計に整備しすぎ。おそらく人民の趣向に合っているのだろうが、まるで関係のないものをその場に造ってしまうセンスにはうんざり。

嘉峪関は第一墩のあたりからも遠くに霞んで見える。
ほぼルート上にあるのだが、ここは外から眺めるだけで満足してしまった。たぶん遠目に眺めるに留めておくくらいがちょうどいいのではないかと思う。近づくにつれ、あまりにキレイに修復されすぎた姿が顕著になる。ちなみに、入場料はけっこう高額。

嘉峪関の8kmほど北に、懸壁長城と呼ばれている場所がある。黒山の山腹に長城が延びている様が壁に懸かっているように見えることから、その名がついたらしい。
ちょっと寄り道して行ってみた。
勝手に想像していたものと違い、長城のスケールが小さくて肩透かしを食った。それに加え、やはり近づくにつれ、あまりにキレイに修復されすぎていて興醒めする。たぶんここも遠目に見ているくらいがちょうどいいと思う。
ちなみに、入場料を払えば長城の上を歩くことができ、目の前に見えるピークまで上ることができる。外から見ている分にはタダである。

時季のせいだと思うのだが、日曜だというのにどこも人民が数グループいる程度。団体客で賑わっていたり、外国人観光客がいたりするわけではなく、なんとも寒々しい。いかにも場末の観光地といった風だった。

その後嘉峪関の市街に出て、食事にありついた。
清真の店は避け、中華食堂に入る。食事をするのが一日のうち最大の楽しみ。
今日のメニューは炒飯と水餃子、それから青菜麺。相変らず早い!安い!旨い!と三拍子揃っている。麺なら一杯五、六元で食べられる。
毎度ながら食堂で水をもらい、隣の商店で行動食の買い出し。

現在の嘉峪関の町自体は新しく、1960年代頃から造成された工業都市である。街区は真新しく整然としており、面白味には欠ける。が、道路が広く交通量も程ほどで、自転車で走りやすい。
(どのみち今日は日曜で休みだが)ビザ延長の件を嘉峪関で当たるのはやめにした。このまま酒泉に向かう。

嘉峪関から先は、G312が広くてやたらキレイになった。町中など片側四車線もある。路側帯も高速並みに広い。
町を出て6kmほど走ったところで枝道に入り、道脇に広がる広大な土地の一角に幕営した。何のための土地なのか、このように遊んでいる土地?がそこかしこにある。
今晩も夕食いらずだった。20:00の気温-9℃。

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テン場の朝・・・めちゃくちゃ寒い                   長城第一墩への入り口

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わかりにくいが、向こうに続く土壁が万里の長城

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ここでいったん長城が途切れる

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長城を逆へたどると嘉峪関・・・遠目に眺めるくらいがちょうどよい

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懸壁長城・・・ここも遠目に見ているくらいがちょうどよい

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近くで見るとこんな感じ

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スケールが小さく、キレイに修復されすぎていて興醒めする

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炒飯と青菜麺                             道路脇の広大な空き地の一角
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