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峠の向こう

2012/10/7 日
始:10:05 ~ 終:18:15 走行:93km
~ Шонжы ~ Таскарасу

快晴!朝の気温-6℃。風が強いため体感気温はずっと低い。
凍ったフライを日に当てて乾かしてから出発。今シーズン初めてカッパの下に冬用ジャージを着込み、フリースのグローブをして走る。

いやーなかなかすごいところを走っている。360°真っ白な山。絶景。
後ろを振り返りつつ緩い上りを6kmこなすと峠に差し掛かる。峠を境に景色が劇的に変わる。
雪がまったくない・・・峠より北にはまだ冬が訪れていなかった。
山といったって2,000mくらいの低い山なのだけれど、その山脈で雪雲が見事に遮られていた。少しは予想していたものの、峠を隔てたこの劇的なコントラストには驚かされた。

峠から暖かい平原を目指して下る。20kmの下り。めちゃくちゃ寒い。
雪のない快晴の平原もこれまた絶景である。
Темирлик川に沿ってしばらく走り、右岸の台地に上り返す。台地の上には広大な平原が広がっていた。ションジュに向けて平原の中に延びる一本道を辿る。

ションジュの手前10kmほどのところで道端に自転車を止めて休憩していると、近くに一台の車が止まった。車から降りてきた親子三人はやたら陽気で、親父さんがしきりに双眼鏡をのぞいて何かを見ている。
「牛、見なかった?」と冗談半分に訊かれた。
牛が五頭いなくなってしまったとのことで、探しているらしい。
いやー・・・見つからないんじゃないかな・・・。このクソ広い平原で五頭の牛を探すなんてのは、校庭に落ちている米粒を探すに等しい。牛がそれほど遠くへ行けるはずはないけど、探し出すのは至難の業だろう。

実は、止まったこの車はキルギスのナンバーだった。そんなわけで最初は自然と警戒していたのだが、訊くと三人はカザック人だった。
ホッ・・・どうりで人がいいわけだ。いくらなんでも国境を越えて牛を探しにくるわけがないと思った。
車はキルギスで買ったものらしい。どうやらキルギスのほうが容易に車を入手できるから(あれだけ日本の中古車が走っていたことを考えると、まぁ納得)、ということのようである。
これまでにもキルギスナンバーの車をたまに見かけ、そのたび警戒していたのだけれど、乗っていたのはたぶんカザック人だったのだろう。
別れ際に飴玉をいくつかくれると、三人は嵐のように去っていった。

ションジュの町で食料の買い出しと水の調達。
ここまで来るとだいぶ暖かく(といっても風が冷たくてカッパは脱げないのだけれど)、水場を見つけて顔と頭を洗った。
16:00近くと時間が中途半端だったが、道沿いにカフェがあったので遅い昼食にした。

ションジュでA2に合流する。ここから先は交通量がいくぶん増え、舗装も悪くて走りにくい。
Таскарасуの先で、小さな川の岸に広がる草地に幕営した。
このあたりは湿地帯となっていて、久々に蚊がすごかった。が、さすがにもうこの時季は動きが鈍く、テントに入った蚊は指でつまんで簡単に駆除できる。
無風快晴で、ここ数日が嘘のように暖かい。
中国の国慶節は今日で終わっているはずだ。

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危うくあの雪の中に閉じ込められるところだった・・・

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快晴! テン場の周りはほとんど雪が融けた

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目の前の峠に向かう

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ケゲンの町を振り返る

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ここが峠                                冬の境界

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峠の先には雪がまったくない                    下りきったところは広い平原

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独特な形態のお墓                          「牛、見なかった?」

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キルギス人かと警戒したらカザック人だった            飯が旨い

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今日もボチボチ幕営の時間                     川岸の草地に狙いを定める

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なかなか快適なテン場
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