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香港 その2

2010/2/14 日

香港に来たのはたまたまである。
使っているラウンドチケットの制約上、インドからアフリカに直接飛べる路線が存在しないため、経由地として一度逆行することになったのだ。

今日もあいにく朝から雨交じりの天気。この時季の香港は毎日こんな天気なのかもしれない。

今日は年初一、即ち旧正月の元旦である。
旧正月というと、本土では爆竹を鳴らしたりして大騒ぎするイメージがあるが、香港の旧正月はとてもひっそりしている。人に言われなければわからないくらいだ。閉まっている商店も多く、いつもより人手も少ない。
年初一、年初二、年初三の三日間が正月三が日にあたり、今日から三日間は商店が休みだったり営業時間が短かったりする。
朝は飲食店も軒並み閉まっていて、日本を出て以来初めて朝マックをしてしまった。


旧正月のネイザンロード1_サイズ変更
ひっそりとした旧正月のネイザン・ロード


香港の街をのんびり散策してみた。
道路が碁盤目状に走っていてとても歩きやすい。
我らが韶興賓館は、廟街の入口に位置している。
廟街の露店に期待していたのだが、今は昔の話らしい。深夜特急の頃のように、行けども行けども露店が連なり・・・などということはない。端から端まで歩いてすぐに抜けられてしまい、逆にビックリしてしまった。
もう今の香港には深夜特急の頃の面影は微塵もないのだなぁ、と思わざるを得ない。
これならバンコクあたりの屋台の方がずっと大きくて面白い。


閑散とした旧正月の露店_サイズ変更
やはり閑散とした旧正月の廟街


近くの寺に行っても、参拝者がいるにはいるが、日本の初詣と違いあまりに閑散としていて肩透かしを食った気分だ。
街中に目立つのは「六福」や「周大福」といった看板を掲げた宝石店である。これだけあるからには、それなりの需要があるのだろう。
街を走る高級車の数も尋常じゃない。不況とか環境問題とか言われても、やはり需要のあるところにはあるものなんだなぁと変に納得してしまった。そうそう、香港ではスバルも数台目撃した。


ティンハウ廟3_サイズ変更
ティンハウ廟


予備知識が何もなくて恐縮なのだが、香港で話されているのは広東語なのだろうか?
所謂北京語に比べてソフトな響きに感じる。
北京語と広東語は、どう違うものなのだろう?
文字として使っている漢字はまったく同じように思えるのだが、単語がまったく違うのだろうか?
今度調べてみたいと思う。

そんな言葉の響きもあってか、香港の人はとても物静かに思える。
街の地べたに座り込んだり、やたらと大声で喋るような信じ難い生態の人種が存在しない。
マックなども混んではいるのだが、ギャーギャーうるさいということはない。何と言うか、文化的にとても成熟した感じなのだ。
自分が言うのも何だが、ファッションセンスもよく、オシャレで垢抜けている。本土人や韓国人とはまったく別個の人種のようである。

香港では、高級ホテルは「酒店」、ゲストハウスのような安宿は「賓館」という看板を掲げている。
「賓館」の方は、他の国のゲストハウスのように独立した建物ではなく、雑居ビルのワンフロアだけで営業しているのがほとんどで、慣れないと非常に見つけづらい。いくつもの賓館が入っている雑居ビルもある。

街中で感心するのは、いたる所にゴミ箱が置かれていることだ。
紫色のけっこう大きなゴミ箱で、上部は灰皿になっている。
香港にゴミが少ないのは、このゴミ箱の効果もあるのかもしれない。
防犯上の理由か何か知らないが、日本では逆にゴミ箱を撤去する動きになっている。ゴミを減らすためにゴミ箱を減らしているとしたら、それはまったく逆だろうと前から感じている。それでは不法投棄を増やすだけに違いないのだ。


肉屋1_サイズ変更
宿の近くの肉屋


肉屋の夕飯_サイズ変更
肉屋の夕飯



余談12 インド人は電話好き(話し好き)

インドから抜けてもインドの話なのだが、書き忘れたことがあるので。
インド人はどいつもこいつもよく電話をする。それも人目をはばからず大声で。
モバイルはもちろん、街中の電話屋(インドではそんな商売が成立する。店先に固定電話が何台か並べてあり、お金を払って通話する)などで四六時中電話している観がある。
食事中でも列車やバスに乗っているときでも、そして人と話している最中でもよく電話をかけたりかかってきたりしている。
何をそこまで話すことがあるのか、傍で見ていてとても不思議である。



余談13 男同士で・・・

インドでは、男同士で手をつないだり、腕を組んだり、膝枕をしたりするのを良く見かけるが、別に深い意味はない。単に仲良しなだけなのだ。
人それぞれにパーソナル・スペースというものがあると思う。自分の周囲のどのくらいの範囲にまで他人が入ってくると不快に感じるのか、とでもいったようなスペースで、通常日本人なら50cmとか1mくらいだろうか。
思うに、インド人の場合は、このパーソナル・スペースがゼロか、むしろマイナスなのではなかろうか。
老いも若きも問わず、仲よさそうにしている姿は実に微笑ましいものだ。

(香港にきて気付いたこと。「カーーーッッッ、ペッ」と唾を吐く人がいない。まったくいない。インドでは誰でもこの「カーッ、ペッ」をやっていて逃げるのが大変だった。ネパールでは若い女の人でも「ペッ」とやっていた。中国でもやってる人は多いと思うのだが、香港はやっぱり中国にして中国にあらずなんだなぁ。そもそも通貨が違うもんね。 マユミ)


余談14 紙で尻を拭くのは・・・

香港では紙で尻を拭くのが一般的らしい。たいていの場所では拭いた紙も便器に流してしまう。
東南アジア、インド、ネパールと回ってきて、紙で尻を拭くのは実に久し振りである。
水で尻を洗うことに慣れてしまうと、紙で拭くだけなんていうのは不潔に思えてどうもしっくり来なくなる。ましてや紙を便器に流すなんて、ホントに流しちゃっていいの?という感じである。
日本で暮らしていると気付かないかもしれないが、紙で尻を拭くのはまだしも、紙を便器に流してしまう国というのは世界的に見てかなりマイナーな存在だ。自分の知る限りではアメリカと日本くらいか・・・ヨーロッパでも南米でも紙は便器に流さない。
さて、これから向かうアフリカではどうなのか、興味津々である。
ちなみに、中川の我が家では、浄化槽式の水洗トイレのため、当初から紙は便器に流さないことにしている(庭で燃やしてしまうのだ)。日本に帰った後は、インド式を実践しようと考えている。


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