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ムンバイ再び その2

2010/2/11 木

大都会ムンバイは、インドの最先端を行き過ぎて、インドから逸脱してしまっているように思われる。
市街地からちょっと外れればスラムのようなところもあるのだが、少なくともCST駅周辺の所謂ムンバイと呼ばれている市街地には、インド的な面白味はほとんどないと言える。

でも、ムンバイは嫌いじゃない。
インド門周辺のツーリストエリアでない限り、レストランでも屋台でも安くて美味しい食事にありつけるし、植民地時代の面影を残す英国風の古い街並みはとても心地いい。他と比べてゴミも少なく、街はキレイである。
市街地を牛が闊歩していることはさすがにないが、犬はたくさんいる。
難点と言えば、安宿がないことと、リクシャー(オートもサイクルも)がいないこと。タクシー以外の乗り入れは法律で禁じられているのだ。
安宿さえあれば、長居するのも悪くないように思う。


CST駅_サイズ変更
CST駅


CST駅の前1_サイズ変更
CST駅の前


ムンバイの2階建てバス_サイズ変更
ムンバイの2階建てバス


ムンバイの街1_サイズ変更
ムンバイ市街


朝起きると、トイレにインド人の行列ができている。
SHIP HOTELは、宿泊者の数に対して明らかにトイレが不足しているのだ。シャワーを昨晩浴びておいてよかった・・・。
宿の部屋は、衝立の上部が隣室とつながっているため、自室の明かりを消しても隣の明かりがついていると本を読めるくらい明るい。おまけにTV好きのインド人が、0:00を過ぎても大ボリュームでTVをつけながら大声で話しているのでとてもうるさい。
耳栓とアイマスクの代わりになるものが必要だ。
でもまあ、宿の従業員はすごく親切だし、有料だがチェックアウト後に荷物も施錠して預かってくれるので、一日二日泊まるくらいなら笑って済ませられる。
朝、部屋にまでチャイ屋が売りに来たのには思わず笑ってしまった。

荷物を預けて外に出る。
インドの他の地からムンバイに来て、最初におやっと思うのは、人の肌が白いことだろう。
人によってはヨーロッパ人と見間違うほど色が白い。地方に溢れていたような色の黒い人は、市街地ではまずお目にかかれない。市街地を闊歩しているビジネスマンやビジネスウーマンは、皆上位カーストの人たちなのだ。
インドのカーストは肌の色と深い相関がある。
下位のカーストになればなるほど肌の色は黒いのだ。それはもう悲しいくらいに鮮明に現れている。
自分が直接感じることはなかったが、そんなわけで、インド人は肌の色をかなり気にしているらしい。

市街地にいる、制服を着たいいとこの子は、皆賢そうに見える。
世界を席巻しているインドの頭脳がここに集まっているに違いない。この子らが、きっと将来のインドを担うのだろうな。

市街地を抜けてマリーン・ドライブに出る。
海沿いを歩いてみると、風があってとても心地いい。

マリーン・ドライブには、地方に溢れているようなオンボロの車は一台も走ってない。ピカピカの車ばかりで、言われなければきっと、ここがインドだとは思わないに違いない。
ベンツやBMW、シュコダ、そしてポルシェといった欧州車も普通に走っている。
地方では、(かなりくたびれた)TATAやマヒンドラの小型車かジープ、せいぜいマルチ・スズキの小型車くらいしか走ってないが、ここではそれらはすっかり脇役だ。
特徴的なのは、ホンダとシュコダが多いこと。シュコダなんて日本ではまずお目にかかれないが、近くに工場でもあるのだろうか?
車の話が出たついでに、これまで東南アジアとインドを4ヶ月近く旅してきた中で、目にする日本車は自分の主観で多い順に、トヨタ、スズキ、イスズ、ミツビシ、ホンダ、マツダ、ニッサン、ダイハツ。
スバルだけは、4ヶ月近くも観察してるのに、ものの一台も目にしていない・・・。


マリーンドライブ5_サイズ変更
マリーン・ドライブ


マリーンドライブ6_サイズ変更
女性のサリーが皆さん鮮やか


マリーンドライブ7_サイズ変更
犬も気持ちよさそうに寝ている


海沿いに座ってしばらくのんびりした後、近くの水族館に行く。
すぐに見終わってしまい、近くで行われていたクリケットの試合をインド人に交じって観戦した。

クリケットだけは、昔からルールがよくわからない。見ていても、どうすればアウトになって、どうすれば点が入るのかさっぱりわからない。これだけたくさんのインド人が熱狂してるのだから、きっと面白いのだろうが・・・。
インドではクリケットが盛んで、毎日TVで試合の様子も放映されている。
見ていると、紳士的な雰囲気だけは伝わってくる。運動量は野球と比べてもさらに少なく、これはスポーツではなくあくまで紳士的なゲームなのだと個人的には思う。


クリケットをする人たち_サイズ変更
クリケットをする人たち


クリケットをしばらく見てから、ムンバイ大学の脇を通ってジャハンギール美術館に行った。
ムンバイ大学は英国調の重厚な造りで、アカデミックな雰囲気満点!こんなところで死ぬほど勉強したいと今さらながら思う。
美術館の付近ではちょうどアート・フェスティバルが行われていて、多くの人で賑わっていた。環境保護を訴える路上アートなどがあってなかなか面白い。


ムンバイ大学1_サイズ変更
名門ムンバイ大学


ムンバイ大学4_サイズ変更
まるでオックスフォードやケンブリッジみたい


アートフェスティバル1_サイズ変更
ジャハンギール美術館の付近はアート・フェスティバルで賑わっていた


街をぶらぶらするのも疲れたので、早目に空港に向かうことにした。
空港まではタクシーで、行きと同じ350R(665円)。

ムンバイで車の運転はできないな、と思った。
市街地も空港の近くもものすごい渋滞だ。それも1車線や2車線の道路が渋滞してるのとは訳が違う。6車線くらいある道路が渋滞してるのだ。
乗用車にタクシーにバスにバイク、そこに途中からリクシャーも加わって、もう滅茶苦茶。自分の車がどの車線を走っているのかもよくわからない。
車の鼻先を先に突っ込んだ方が優勢なのだが、別に前に割り込まれた方も根に持って幅寄せしたりということはない。
カオスの中の秩序、とでもいうような暗黙のルールが存在する。
前後左右とも、これだけ接近して走りながら接触も追突もしないのだから、皆運転が上手いのは確かだ。

空港には1時間40分ほどかかった。
インドの空港は、何故か出発の3時間くらい前にならないとターミナルの中に入れない!
ターミナル内にウェイティングのためのスペースがなく、混乱を避けるためだと思われるが、ちょっと不便。
多くのインド人はターミナルの外で待っているが、目立たないところにウェイティングルームがあったので、そこで延々と待つことに。


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