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景色はいいぞ、タジキスタン その2

2012/8/19 日
始:8:35 ~ 終:19:00 走行:70km
~ 分岐 ~ Novabad ~ Garm(Rasht) ~ Garmの先20km

ラマザンが昨日で終わった。今日はラマザン明けの祭りの日で、ムスリム圏はどこも祝日である。イランやトルコなんかでは盛大な祭りが催されているのであろうが、ここはいつも以上に閑散としている。どの集落もひっそり静まり返っていて、カフェもマガジンも開いているところはほとんどない。

昨日に続き渓谷沿いのダートを走る。車はほとんど走っておらず、静かなものである。
8kmほど走ると橋があった。橋の先からはキレイな舗装路。ダートはトータル40kmほどであった。
橋からアップダウンを7kmほど繰り返すと分岐に出る。パミールへ、ホールーグへ向かう道がここで分岐する。分岐を右に入ればパミールに行けるのになぁ・・・。

分岐のところにポリスの検問所があり、そこに呼ばれた。ポリスもアーミーもフレンドリー。
もちろんパミールへの道は閉鎖されている。これはもうパーミット云々の話ではない。パーミットなんぞ持っていたところで入れない。
いつパミールに入れるのか、アーミーに訊いてみたら、10日後という答え。10日後の29日。ドゥシャンベのオヴィールで聞いた来週の火曜という話はいったい何だったのだろう・・・。
10日後というのだって怪しいもんだ。毎日毎日、来た人に10日後と言っているような気がする。永遠に訪れない10日後・・・。
感触からすると、今シーズンはもう絶望的ではなかろうか。
それならそうと言ってくれればいいのに・・・なんで来週とか10日後とかいい加減なことを言うのだろう。今年は通れないとズバリ言ってくれれば、ドゥシャンベで無駄な時間を過ごすこともないのに・・・。
ドゥシャンベで道路が開くのを待っている人たちも残念ながらダメだろう。待っているだけ時間の無駄だ。そうこうするうちに夏が終わってしまう。

ま、行けないものはしようがない。これでスッキリした。パミールとは今回縁がなかったということだ。
自分らの一日前にドゥシャンベを出たフランス人三人組も諦めてガルム方面に向かった、と教えてくれた。

そうとなればタジキスタンに用はない。Garm経由で一路キルギスを目指す。
舗装路になってからの道は(舗装が)驚くほどキレイである。適度にアップダウンがあり、アドリア海沿いの道を走っているかのよう。
景色も変化に富んでいて美しい。が、山ヤの視点からすると、いつかどこかで見たような、別にタジキスタンでなくとも見られそうな景色であり、特にグッとくるようなこともなかったりする。
実はパミールハイウェイも、もっと高いところを走っているだけでスケール的にはこんな感じなのかもしれないな・・・走れない悔しさをこめて勝手に想像してみる。

それにしてもタジキスタンだよ。やはり暗い。とにかく人が暗い。
特に若いやつがダメで、たまに声をかけてくるのもいるが冷やかしにしか聞こえない。
それから、これはタジキスタンに限った話じゃないけれど、料理にしても何にしてもすべてにおいて工夫がない。こうすればもっと便利なんじゃないかとか、こうすればもっと美味しく食べられるのではないかという工夫が皆無。なにも日本を基準に見ているわけではない。もう少し何らかの工夫があって然るべきだと思うのだけれど・・・。
でも、100年後になってもあまり変わっていないのだろうな。どこかそう思わせるものがある。
アフリカの国の多くもそうだった。道路整備なんて国の根幹をなすものだと思うのだけれど、それすら満足にできず中国人に造ってもらっている有様だ。
家電から車まで中国製のものが溢れているわけだが、それでいて中国製は質が悪いだとかコピーばかりだとか一丁前のことを言う(ま、事実だが)。でも、ハッキリ言ってこういう国の人たちは、そういった面では中国人をバカにすることなどできないはずだ。だって自分の国では作れないんだろ?自力で作れないから中国製のものを使っているんだろ?
中国人にしてもそんな人たちに中国製品をとやかく言われたくはないだろう。
誤解のないように言っておくと、中国人自体が嫌われているのは中国製品が云々ということではなく、人民の素行とかもっと根本的なところに原因がある。
それはともかく、たぶん100年経ってもブーブー言いながら中国製品を使っているに違いない。
もちろん豊かさだけが幸せに直結しているわけではないけれど、こういう事態に直面すると、もう少し考えればいいのにな・・・とついつい思ってしまう。

ガルムの先でようやく開いているマガジンを見つけ、買い出しができた。
そのマガジンにドイツ人三人組の四駆が立ち寄った。サンドボードまで装備していて、砂漠でもどこでも走れそうな車だ。
彼らもパミールを走りに来て走れなかったくち。いったいこの夏何人の人たちが悔しい思いをしたことだろう。

ガルムから20kmほど走ったところでボチボチ時間切れ。道路から一段上がった高台の平坦地に幕営。標高1,530mほど。

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昨日の続きを走る                         要所要所に水場があって助かる

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再びキレイな舗装路                        この分岐を入ればパミールに行けるのに・・・

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ココアのような川                          四駆で旅するドイツ人三人組

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雪のついた山が見えた

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道路から上がった高台の平坦地
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