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国境の町サラクスへ

2012/7/13 金
始:11:20 ~ 終:18:40 走行:73km
~ Sarakhsの手前120kmほど

サラクスというのも発音が難しい。ラテン文字に置き換えると”Sarakhs”となるようなのだが、この”h”の発音が日本人にはうまくできない。日本語表記では”サラフス”となっていることが多いが、どちらかと言えば”サラクス”と書いたほうが実際の発音に近い。

人のごった返す宿の前の狭い通りで自転車に荷物を積むのがひどく憂鬱だ。
人ごみの中、エマーム・レザー通りをしばらく自転車を押して歩く。人ごみが落ち着いたところで自転車に乗って漕ぎ始めた。
テヘランとは比べるべくもないが、マシュハドもまた道路が複雑で、サラクスへ向かう道に出るのに一苦労。
ようやく目的の道に乗ったところでタイミングよくレストランが現れ、腹ごしらえして一息ついてからいざサラクスへ。

マシュハドを出ると、道はいい感じの田舎道になる。何故だかちょっと緑も増え、道路脇には畑が広がっている。なんかこういうの久しぶり。
相変らず木はほとんど生えていないのだが、地表に草が増えた。車もグッと減って走りやすい。トラックがめっきり減り、ピクニックセットを屋根に積んだ車もまったく見なくなった。対面通行の道路というのも久しぶり。
今日はなんとなく日差しが柔らかく、風も強くない。非常に走りやすく、走っていて気分もいい。補給ポイントもパラパラとあった。

線路をくぐって5kmほど走ると、土でできた家々の並ぶ集落が見えた。モスクもあってテントも張れそう。
集落のちょっと手前に商店があり、聞くとオムレットを作れると言うので腹ごしらえすることに。店の人がわざわざ車に乗って集落までナーンを買いに行ってくれた。
集落の付近にテントを張れる場所がないか訊いてみたら、店の前にある縁台で寝ていいと言う。わざわざ店の横手に縁台を移動してくれた。ありがたく使わせてもらうことに。
瞬時に今宵の寝床の出来上がり。テントも張らないのでとても楽。水もトイレもある。
標高980mほど、サラクスまで120kmほどの地点。

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引っ越して宿泊した宿                      エマーム・レザー通りをしばらく自転車を押して歩く

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落ち着いたところで自転車に乗ってスタート          タイミングよくレストランがあった

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何故だかちょっと緑が増えた                   今日はなんとなく日差しも柔らかい

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店の縁台で寝させてもらえることに               今宵の寝床

2012/7/14 土
始:7:50 ~ 終:20:30 走行:118km
~ Mazdavand ~ Shurlukh ~ Gonbedli ~ Sarakhs

昨晩は意外にも寒くてよく眠れなかった。当然要らないだろうと、横着してシュラフもシュラフカバーも何も出さなかったのだ。おまけにトラックのエンジン音もうるさいし、一晩中明かりがついていて眩しかった。

キレイな朝日が出たと思ったら、すぐに曇ってしまった。珍しい。こんな日もあるのか。
おかげで朝のうちは走りやすかった。風も弱い。

Mazdavandまでは下り基調。町の手前のモスクのあるSAで朝食にした。テン場にするにも絶好の場所で、こんなところがタイミングよく現れるといいのだけれど・・・。
いつものオムレットを頼んだつもりが、出てきたのはキレイに盛り付けられた目玉焼き。がっかり。

Mazdavandの町からはちょっとした山越えになる。10:00頃になるとさっきまでの雲はどこへやら、スッキリ晴れてしまった。晴れると同時に風も吹き始める。
傾斜がきつくなる手前でトラックが止まってくれ、親切に乗っていけと言ってくれたが、気持ちだけいただいて丁重にお断りした。
標高差250m、3kmほどの上り。そこからしばらく下ると周りの景色が一変する。完全に砂漠になった。
これまで大きな土の塊が堆積した姿だった山々は、砂の堆積した姿に。そんな砂漠の中を一本の道が走っている。

向かい風とアップダウンの連続で思うように進まない。
土でできた家々の集まった砂漠の民の集落、そんな小さな集落をいくつか通る。辛うじて小さな商店だけはあって助かるが、食事のできるところはサラクスまでないらしい。
途中にいい場所があれば幕営しようと思っていたのだが、そんな場所もない。今日のうちにサラクスまで走ることにした。

サラクスの手前30kmほどのところでキャノンデールの後輪がパンクしていることに気付いた。空気を入れればしばらく走れるので、そのまま空気を入れながら騙し騙し走る。そろそろタイヤが限界、磨耗によりパンクしやすくなっている。

19:00にサラクスに入った。
町の手前、もしくは町中に適当なテン場があるだろうと期待していたのだが、どうにもこうにも何もない。トルクメニスタンの前に自転車の整備もまとめてしたいから、できれば水のあるところに泊まりたい。
困り果てて軍か警察の施設の前で守衛の人に相談していると、やって来た警官がとある場所に案内してくれた。パンクした自転車ではオートバイで先導してくれる警官についていくことができず、自分は待っていることにしてマユミに見てきてもらった。
軽食屋でサンドウィッチを食べてから行ってみたその場所は、”Iranian Red Crescent”という施設。イラン版赤十字のようなところだと思う。災害時のレスキューなどをしているらしい。道路を走っていると時どき道路脇に、緊急時の避難場所としてこの施設があるのを目にする。

施設には、モルテザ(19歳)とモハンマド・ホセイン(16歳)の二人がいて、門を開けて中に入れてくれた。
モルテザは大学生。夏休みの間ここで仕事をしている。昼も夜も一日中この場所に詰めていて、夜もここで寝ているという話。モハンマド・ホセインは高校生で、やはり昼間ここで仕事をしている。
敷地内にテントを張っていいという話だったので荷物を降ろしてテントを張っていると、二階の大部屋(ジャーミィ)で寝ていいと言ってくれた。ありがたくそうさせてもらう。お祈りの部屋であるジャーミィはクーラー付きで、快適に眠れる。
一階の事務所でチャイをいただきながらお喋りしたあとで眠りについた。クタクタになった一日だった。
標高450mほど。夜になっても地面は熱く、テントじゃとても寝られなかっただろうと思う。

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朝日が出たと思ったらすぐに曇った               昼前になってスッキリ晴れる

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Mazdavandの町からいったん上り                ちょっとした山越え

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ちょっと上っただけで眺めがいい                下ると景色が一変する・・・

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砂漠になった

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砂漠の中を一本の道が走っている

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いざ、サラクスへ

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モルテザ(中)とモハンマド・ホセイン(左)           こんな快適な部屋に泊めてもらった
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