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おまけに上りと風か

2012/7/2 月
始:8:35 ~ 終:20:00 走行:79km
~ Ahuan ~ Damghanの25kmほど手前

テントを撤収して売店のところに行ってみると、朝からピクニックのイラン人がいっぱい。基本的にイランの人たちは店で食事をするということがなく、買ったものを外で食べるのが大好き。
車の屋根に大きな風呂敷包みの荷物を積んで走っているのをよく見かけるが、これはすべてピクニック・セットである。

売店のそばに陣取ってトイレに行ったり顔を洗ったりしていたら、掃除のおっちゃんがやって来てゴザを敷いてくれた。ここに座れと。しばらくすると今度はチャイと焼きたてのナンを持ってきてくれた。ありがたいことだ。
さらにはピクニックの人たちがメロンをくれる。すごいな、イランは。
すっかりおなかいっぱい。思わず朝食が済んでしまった。

今日も向かい風が強くてまったく進まない。平地なのに時速10km以下の走行。
地図を見て知っていたけど、今日は途中に補給ポイントがほとんどない。

しばらく走ると上りになった。辛い向かい風の上り。
昨日みたいにちょっと上るだけかと思ったら、延々と上る。結果的に1,250mから2,000m強まで上らされた。先の見えない上り、心構えのない上りというのも辛い。
日陰はまったくなし。日陰で一本とろうと思いつつ走っていたのだが、そんなものありそうにない。やむなく日向で小休止。ボトルの水はお湯になっていて飲んだ気がしない。ビスケットはパサついていてたくさん食べられない。はぁ・・・。

1,800m付近、自分らのためにわざわざ止まってくれたトラックの運ちゃんが、冷たい炭酸のオレンジジュースをご馳走してくれた。ありがたい。実にありがたい。こういうところで差し入れしてくれるのは本当にありがたい。
どんどん飲め飲めと言うので、二人でポットいっぱいのジュースを空けてしまった・・・。

1,900m付近、道路脇に止まっていたトラックが、今度はチャイやキュウリをご馳走してくれた。ありがたい・・・。
このトラックは夫婦トラックだった。アリとファリーバの夫婦トラック。「中国製のダメなトラックなんだ」と言っていたが、このトラックでアフガニスタンやトルクメニスタン、パキスタンなんかにも行くそうな。

上りはまだまだ続く。いったいどこまで上るんだろ・・・。もうギリです。
道路脇で休んでいると、アリとファリーバのトラックが上ってきた。すっごく遅い。ひときわ遅い・・・。さすが中国製。
見た目はSCANIAやDAFなんかのトラックと似たように見えるのだけれど、中身が段違い。SCANIAやDAFのトラックは力強くグイグイ上っていく。
観察していると、時どき遅いトラックが走っている。よく見りゃすべてアリとファリーバのと同じ中国製のトラックだ(もしくは年代もののMACKのトラック)。でも、こういうトラックでのんびり長距離走るのも楽しいだろうな。

標高2,000m強、ようやく終わりが見えた。結局35kmも上らされた。
ここへ来て後ろに乗っていけと言ってくれるザムヤッド(小型トラック)のおっちゃんがいたのだけれど、ありがたく気持ちだけいただいた。
しばらく走るとパーキングの標識が現れ、その先にパーキングが見えた。入口分岐のところに先ほどのザムヤッド。
「チャイ飲むか?ナンもあるぞ」と言ってくれる。が、チャイは今から沸かすところだったので、ここも気持ちだけいただいてパーキングのレストランに直行した。
やってなかった・・・。
レストランもGSもすべて建設中。もしくは建設途中で放棄されている。
辛うじて商店だけ開いていたので、スナック菓子とジュースで腹ごしらえ。今日は出発してからスナック菓子とビスケットしか食べてない。こんなことならザムヤッドのおっちゃんにナンをもらっておけばよかった・・・。
トイレを借りたら、店の人がチャイをご馳走してくれた。ここはAhuanというところらしい。

そこに車でやって来たのが、シャフルードに住むというハミドさん一家。同じ名前ばかりでややこしいが、テヘランのハミドさんとは別のハミドさん。
やはり日本で働いていたことがあるらしく、少しだけ日本語を話せる。奥さんと可愛い娘さんが二人いて、上の子は英語ができた。
シャフルードならおそらく明後日通る。
「着いたら電話して」と、番号を教えてくれた。
ハミドさんによると、ここから30km先に店があり、そこで何か食べられるらしい。この先もう上りはないと教えられて一安心。

ここまで標高差750m強、たかが35km走るのに6時間もかかった。着いたのは14:30。
Ahuanから先は緩い下り。相変らずの向かい風に煽られて時どき漕がなきゃならないが、楽チンだ。
30km弱走ると公園のようなものが現れ、売店があった。食事はできそうにないが、おそらくハミドさんの言っていたのはここだろう。スナック菓子にジュースとアイスを買って、日陰の縁台でちょっと昼寝。アフガン人のじいちゃんのやっている店だった。
ここはバスが休憩に寄るところらしく、そのたび人がどっと来る。黒いチャドルを着た女性がほとんどで、みんなマシュハドに行く。
道路を走っていてもたくさんのバスを見かける。皆マシュハドへ行くのだと思う。

中途半端に昼寝したら体がだるくなってしまった。非常食用にポテチを二袋買って先へ。
どこか食事のできそうなところはないものかと当てもなく走ってみたものの、一向に何もない。ようやく集落が現れ、レストランらしきものがあったのだけれど、営業してなかった。
ここにテントを張ってしまおうかと一寸思ったのだが、今ひとつ気が乗らず、もう少し走る。疲れた・・・。
さらに一時間ほど走って道路脇にピクニックスペースを発見、幕営する。標高1,350m、ダムガンの手前25kmほどのところ。

先客の二組の家族が、チャイやお菓子をご馳走してくれた。
親父さんの一人が登攀具を持っていて、話をするとクライマーだった。ハンテングリにも登ったことがあると言っていた。いやーやっぱイランにもいるんだね。

暗くなると皆さん引き上げてしまい、自分らの貸切となった。トイレと水もある。
そう言えば、イランでは一度も野外で大キジを撃ってない。こんな国も今までなかったな・・・。
暑いのだが、汗はかいたそばから一瞬で蒸発してしまうからダラダラ流れるということはない。気付くと粉ふき芋状態になっている。
水とジュースで軽く一日5L以上飲んでいるが、小便はほとんど出ない。

この日は(通常ではあり得ないのだけれど)テントの入口を風上に向けた。そのためなのかそれほど暑くなく、明け方はちょっと肌寒いくらいだった。

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掃除のおっちゃん                         思わず朝食が済んでしまった

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辛い向かい風の上り

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自分らのためにわざわざ止まってくれたトラック        アリとファリーバの夫婦トラック

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こういうのでのんびり旅するのも楽しいだろうな        ようやく上りきった

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建設中のパーキングでチャイをご馳走になる         そこで会ったシャフルードに住むハミドさん一家

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ピクニックスペースにいた先客の家族              夜は貸切だった(翌朝撮影)
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