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テヘランを発つ

2012/6/29 金
始:15:15 ~ 終:19:15 走行:56km
Tehran ~ Pakdasht ~ Sharif Abad

出発の日の朝。晴れ。
今日はテヘランから出られさえすればいいやと思っているので出発はのんびり。
いつものように朝食をいただき、10:00過ぎにパーキングまで自転車をとりに行った。シートをかぶせてあったにもかかわらず埃だらけだったけれど、それ以外は何事もなし。
パーキングの代金はハミドさんが払ってくれてしまった(割引きしてくれて5万Rだった)。最後の最後までスミマセン・・・。

家に戻り、荷物を屋根から降ろしてもらってパッキング。服とか帽子とかいろいろくれるので、ありがたいのだけれど、また荷物が増えてしまった。
日差しが強烈で、ものすごく暑い。パッキングして自転車に荷物を積んでいるだけで汗ダラダラ・・・。

出発の準備が整って少し休んでいたら、日本語の勉強が始まった。暫し付き合う。
そうこうするうち14:00になり、「そろそろ・・・」と切り出すと、昼食を食べていけと勧めてくれた。せっかくなのでご馳走になる。
今日はテヘランからちょっと離れたところで結婚式があり、このあと一家で式に行くということだった。残念ながら、毎日美味しいご飯を作ってくれたファトゥメは美容院に行ってしまっていない。
いよいよお別れだ。これだけ長居させてもらうと、別れるのがすごく辛い。

自転車でテヘランを脱出するのがおそらくすごく大変で、ちょっと憂鬱になっていたのだけれど、ハミドさんがマシュハドに向かう道まで車で先導してくれることになった。
ザフロとモハンマド・マフティがイラン式の見送りをしてくれる。お盆にコーランと、コインと水の入った小さな容器を載せ、出発する者の後ろでザフロがバチャッと水を撒く。

15:15ハミド家を出発。ハミドさんの車について久々に自転車で走る。暑い。とにかく暑い。時どき風も吹いているが熱風で、呼吸が息苦しい。
家から12kmほど、目的の道に出てテヘランの境界のところまでハミドさんが送ってくれた。助かりました。自分らだけで走っていたら迷いまくっていたことだろう。
道路脇に車をとめて、近くの木陰で最後のお喋り。ハミドさんともここでいよいよお別れだ。最後の最後まで本当によくしていただいた。長いこと大変お世話になりました。
決しておもしろいところではなく、不毛な滞在になるはずだったテヘランが、ハミド家に泊めていただけたおかげでとても楽しいものとなった。
いつか日本でこのお返しができればいいのだけれど。

ハグをしてハミドさんと別れる(ムスリムなのでマユミは言葉だけ)。
二人で44号線を走り出す。テヘランを出てもPakdasht、Sharif Abadと大きな町が続き、依然として車が多い。それでも今日は休みの日だからずいぶんマシだと思う。
それにしても暑い。ザフロの入れてくれた冷水があっという間にお湯になる。そのままコーヒーを溶かして飲めそうな勢いだ。
暑くて倒れそうな中で、イランの人たちの優しさだけが救い。冷水機でボトルに水を汲んでくれたり、ペットボトルの冷えた水をくれたり。
そうそう、止まるくらいのスピードながら、またしても後ろから車に接触された。気をつけねば。

Sharif Abadを出るとようやく車が減った。と同時に道路沿いには何もなくなった。
イランはテン場に少々気をつかう。町を出れば周りは荒野だから、張ろうと思えばどこにでも幕営できるのだけれど、身を隠せる場所がない。木がないのだ。
誰もいない荒野なら何の問題もなかろうが、マシュハドに続く幹線だからそれなりに車が通る(幹線以外の道は基本的にない)。道路から見えるところにポツンとテントが張ってあるのはちょっとおかしい。
うまい具合に泊めてもらえるチャイハーナでもないかなぁと思っていたのだが望み薄。
テン場を探しながら走っていると、道路から下りたところにテントを張ってピクニックしている人たちがいた。イランには時どきこういうフリーのテントサイト、というかフリーのピクニックサイトがある。ありがたいことに(農業用に)ポンプで水を汲み上げていて、水もある。快適なテン場だ。今宵の寝床決定!その場に行って隣にテントを張る。
雨の心配は皆無だから、フライは不要。イラン式に本体も固定しない。ちなみに、自転車旅の人はテントなんて固定しないのが普通だろうが、山ヤの観点ではいかなる状況でもあり得ないとだけ注記しておく。

隣のテントは、小さな女の子の二人いる家族だった。キンキンに冷えた水をいただく。上の子はやはりザフロという名で、いろいろ話しかけてきてとても可愛い。
ちょっと奥にもピクニックをしている家族がいた。皆さん今日も泊まっていくのだろうと思っていたのだが、日暮れ時になって引き上げてしまった。テン場は自分ら二人の貸し切りに。
トラックを洗車しに来ていた運ちゃんが大きなスイカを丸ごとくれた。
スイカを二つに割って二人で食べる。腹がいっぱいになってしまってとても食べきれない。真ん中寄りの甘いところだけ食べるという贅沢食い。

久しぶりに暗くなると同時に眠りに就いた。暑くてまったく眠れない。蚊がいないから入口は開け放っているのだけれど、それでも暑くて眠れない。
一晩中暑くて寝苦しかった。テヘランから道はほぼ平坦で、これでも標高はまだ1,200mある。
日が暮れると隣の木に鳥がたくさん帰ってきた。木の少ない中で彼らにとっても貴重な場所であろう。

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ザフロがイラン式の見送りをしてくれた

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ハミドさんともいよいよお別れ                  大変お世話になりました

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再び走り始める                          今宵のテン場

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この子もザフロ                          スイカいただきました このあと二人で贅沢食い
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