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ファルフード来たる

2012/6/26 火

晴れ。
ようやく今日は何も予定がない。
9:00過ぎまで寝ていて、朝食をいただいてから溜まりに溜まった日記を書く。こんなに日記を溜めたのは旅立って以来はじめてだ。

ザフロが昨晩買ったハイヒールを試し履きしている姿が微笑ましい。
遊びに来たハミドさんのお姉さんと一緒にスイカをいただいたりしていると、あっという間に14:00。昼食をいただいた後もひたすら日記を書き続けた。

18:00頃、ハミドさんが仕事から帰宅。
近所におつかいに行ったモハンマド・マフティがビスケットやアイスクリームを買ってきてくれた。みんなでいただきながら楽しくお喋り。
「明日は休みが取れたからどこか遊びに行こう」という話になった。明日も自分らは特に予定がないから、喜んで!
その後ハミドさんは、昨晩買ったシャツのサイズが合わなかったらしく(よく見ないで買っていたから・・・)、「スピードチェンジしてくる」と言って出かけた。
「今晩は公園で夕食を食べる」ということだったから、ハミドさんを待つ間もたっぷり日記を書かせてもらった。

ハミドさんはなかなか帰らない。ある意味予想通り。23:00過ぎになってようやく帰ってきた。
そんなわけで、夕食は結局家でいただいた。

ハミドさんが外出している間にファルフードから電話があったらしい。夕食のとき、「明日、ファルフードがテヘランに来る」と教えてくれた。
ん???いったい明日はどういうことになっちゃうんだ?
なんと言うか、非常にタイミングが悪い。せっかく休みを取ってくれたハミドさんに申し訳ない。

0:00近くにファルフードからハミドさんのところに再度電話があった。重要用件のため電話をかけてきたのはファヒメである。
「明日、一緒に日本大使館へ行きたい」という話。
うぅぅむ、困ってしまった。自分らとしてもファルフードに付き合ってあげられるのは明日か明後日の午後しかないのだが、非常にタイミングが悪い。
どうすべきか考えがまとまらず、一度電話を切って相談。明日何時に出るのかハミドさんに聞くと、11:00には出るという話。
それなら朝一で日本大使館に行って、11:00までに戻ってくれば問題ないか?そういうことにした。
日本大使館の前で9:00に待ち合わせ、ということを電話でファヒメに伝える。もう少し余裕をもって連絡してもらえるとありがたいのだが・・・。
それにしても・・・レズバンシャーからテヘランまではバスで7、8時間くらいかかろう。ファルフードはこれから速攻で家を出るということか?

のんびり過ごすつもりだった一日が最後にきてバタバタしてしまった。
今日も寝たのは1:00頃。


2012/6/27 水

晴れ。
7:00起床。家族の寝ている中、7:30に家を出る。
この間のように道でタクシーを捕まえてアリ・アバッド駅まで出て、メトロで大使館最寄りのShahid Beheshti駅まで移動。そこから日本大使館へは歩いて行ける距離だ。
朝のメトロは男女別に乗らねばならないから、途中の駅で降りるとなると、どちらかが降りそこねはしまいかとちょっと心配になる。

9:00前に大使館に着き、暫しファルフードを待つ。
ファルフードは何時に来ることやら・・・と思っていたら、さすがに本人も重要度合いを把握していると見え、9:00ちょっと過ぎにやって来た。
久々の再会。感激!相変らずハイテンションのファルフードである。

積もる話は後にして、ファルフードの持参した書類を確認させてもらってさっそく大使館へ。てっきり9:00からだと思っていたが、実はビザ・セクションは8:30から開いていた。
日本人には用のないビザ・セクションに行くのなんて初めてだったが、さすが日本大使館!館内のイスに座って待たせてもらえる。室内には冷水器やTVまである。中央アジア諸国の大使館とはまるで別世界だ。
意外にも、ビザの申請に来ている人が他にも何人かいた。

30分もしないうちにファルフードの番が来て部屋の中へ。
窓口の女性も実に感じがよい。が、日本語を話せるわけではなく、すべてファルシーでのやり取りだから、自分らの付き添っている意味はほとんどないような気がする。これなら今後のやり取りもファルフード一人で問題なかろう。
ファルフードが書類を渡すと女性は一度奥に行き、少しすると戻ってきた。
自分らは、てっきり今日申請用紙に記入して申請できるものとばかり思っていたのだけれど、まだまだ必要な書類があるらしい。
招待者、つまりジュンコさんの身元確認書、住民票、課税証明書。そんなものまで必要なのか・・・なんかちょっと酷い気がする。こりゃもうほとんどイラン人に対し日本に来るなと言っているに等しい。ビザはもっともとして、これはあまりに酷すぎないか。中国人、韓国人がビザなしで入れるというのに・・・。

何はともあれこれらのことを電話でジュンコさんに伝えねばと、マユミがファルフードの携帯を借りてTEL。今の自分らにできることは他になく、ジュンコさんにお願いするしかない。
留守電になってしまった・・・取り急ぎメッセージを残したものの、これだけではどうにも不安で、失礼ながら実家にも電話させてもらった。
お父さんらしき人が出て、用件を伝える。どうやらファルフードのことを聞き知っていたようで、話が早かった。これで一安心。
しかし、これで本当にビザが取れるのだろうか。一抹の不安がある。ま、これらのことをファルフードからジュンコさんに伝えるのは困難だったろうから、それだけでも役に立ててよかった。

暫しファルフードと立ち話。本当はのんびり話をしたいところなのだけれど、次の予定があるのでそうもしていられない。
ファルフードと一緒に駅まで歩く。彼のほうは、今日は友達のところに泊めてもらうことになっている。
別れが近づく。メトロに乗ってしばらくすると、ファルフードは無口になってしまった。うつむいてしまって、とても寂しそうにしている。
ファルフードのほうが先の駅で降りた。別れ際はまたジーンとなる。

アリ・アバッド駅からタクシーに乗り、急いで家まで帰る。
11:30前には家に着いたのだが、出かける気配まったくなし。そのまま家で昼食を食べそうな雰囲気。
これならファルフードともっとのんびり話ができたなぁ・・・。

どこかに出かけていたハミドさんが帰ってきた。曰く、ザフロの学校へ進路の相談に行っていたとのことである。ザフロはコンピュータ関係の進路を希望しているらしい。
ファトゥメの弟さんも遊びに来た。すぐに帰ってしまったのだけれど、弟さんはファトゥメにそっくりだった。
その後ハミドさんはまたどこかへ外出し、そうこうするうち14:00になって家で昼食をいただいた。ファトゥメの作ってくれたキョフテが美味。
それにしても・・・やはり出かけそうな様子はない。ファルフードともっとのんびり話をすればよかったと悔やまれた。

後で聞いた話では、もともとは朝早くに家を出てチャールースに行こうと考えていたようである。チャールースというのはカスピ海沿岸にある町で、テヘランから200kmほどのところ。きれいなところだとよくハミドさんが話していた。
どうやらファルフードの一件があって予定が変更になってしまったらしい。それはそれで申し訳なかった・・・。

日記を書いたり昼寝をしたりでのんびりさせてもらっていたが、18:00過ぎに急に出かけるという話になった。
家族揃って車で出かける。

最初に行ったのは、テヘランの外れにある誰だかの霊廟。草木の生えない岩山、というか土の山の中腹にある。
このあたりにはアフガン人などが多く住んでいるそうで、アジア系の顔もよく見かける。イラン人をはじめ、しばらく濃い顔立ちの人たちばかり見慣れていたから、久しぶりに見るアジア系の薄い顔立ちになんとなく心が和む。

それから市街地にあるこれまた誰かの霊廟へ。毎度ながら、テヘランは途轍もなく広い。
これらの霊廟には、女性はチャドルがないと入ることができず、マユミはその度にファトゥメのチャドルを借りて身に着ける。中に入るのは男女別。
霊廟の中はシーラーズのシャー・チェラーグ廟と同様、全面モザイク・ミラーでピッカピカ。中にいると気が狂いそうだ。そんな中で一心不乱に祈り続ける敬虔なムスリムたち。廟内は一種異様な独特の空気に満ちている。
先ほどの霊廟では特に祈ることもなかったハミドさんも、さすがにここではナモスを行っていた。隣で一緒にやっているモハンマド・マフティの姿が可愛らしい。こんな歳の子でもだいたいのやり方は知っている。

それにしても、廟内を全面ピッカピカにするセンスはすごい。何と言うか、日本人とは正反対の感覚であるように思う。日本人の感覚だと、とてもこんな空間で心を落ち着けることなどできやしない。
イスラームは、服装の規定など一見地味に見えて、実はけっこう派手好きである。
廟内は撮影禁止なのだけれど、ハミドさんが一枚撮ってくれた。

近くのバザールをブラブラしてから、城跡の公園に移動。岩山の上に城壁の残る、麓に水の湧いている公園だ。
ここで先ほど買い出ししたクービーデとパンをいただいてのんびり。
もちろん平日に関わらず多くのイラン人がピクニックに来ている。
面白い生活習慣だよなぁ・・・。小さな子供から老人まで、全国民が夜型でピクニック好き。あらゆる公園という公園は、夜になるとすべてピクニックの舞台と化す。いや、日が暮れる前から日陰さえあればどこでもピクニックだ。

夕食後に城壁のある岩山にも上ってみた。けっこう高い。
水の湧いているところには噴水があって、大人も子供もバシャバシャ水浴びしている。夜中0:00過ぎの光景とはとても思えない・・・。

結局この日も家に帰って寝たのは1:30頃である。
すっかりイラン式の夜型生活が板についている今日この頃。
明日は早起きしてトルクメニスタン大使館に行かねばならないというのに・・・。

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ファルフード来たる! 久しぶりの再会に感激

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急いで帰ったが出かける気配なし                夕方になって出かけた

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テヘラン郊外の霊廟・・・山の中腹にあって眺めがよい

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こちらは市街地にある霊廟

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敷地内は広い                    霊廟の入口

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鏡のモザイクでピッカピカ                     ギラギラ

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中はもっとピッカピカ・・・本当は撮影禁止です

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夜になってもたくさんの人が訪れる

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夜も派手ハデ                           バザールに繰り出す

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夕食は公園で                           たくさんの人で賑わう夜中の公園

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要するに安全な国ってことです
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