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エスファハーンとシーラーズの小旅行 その2 二日目のエスファハーン

2012/6/19 火

晴れ。
宿は朝食付きだった。中庭でいただくようになっている。なかなか素敵な空間だ。
ちょうどルーディーとファビエンヌも朝食中だったので、食後にチャイを飲みながらお喋りした。聞きはしなかったが、おそらく自分らとほぼ同年代。とても感じのいい二人である。
「イランでもトルコでも、なんで子どもがいないのかって毎回聞かれない?」
二人はこの質問にウンザリといった様子。やっぱ同じこと聞かれてるんだな・・・。
ムスリムの国に共通していることだと思うのだけれど、よく聞かれる。第一声は「結婚してるのか?」
ここで「結婚しているわけではない」という答えだと、たぶんあれこれ聞かれて面倒くさいことになる。
結婚しているのだとわかると、二言目に必ず聞かれるのが、「子どもはいるのか?」
「いない」と答えると、矢継ぎ早に聞かれるのが、ファビエンヌの言っていた「なんで子どもがいないんだ?」
結婚して子どもをつくらないという選択肢はあり得ないと見えて、それはもう興味津々だ。子どもが欲しくてもできない人もいるわけだからすごく失礼な質問なのだけれど、そんなことはお構いなし。とにかく知りたがる。
「旅から帰ったらつくるつもり」ファビエンヌたちはそう答えることにしているらしい。なるほど。
ちなみに、もし子どもが「いる」と答えたらどうなるのだろう。想像してみる。
おそらく・・・「子どもはどうしているんだ?」とか「何人いるんだ?」など。どちらにしろ面倒なことに変わりないような気がする。

二人の自転車が中庭に置いてあったので見せてもらった。一台はユニークで、リアキャリアがフレームと一体。キレイに溶接されていて、見るからに頑丈そうである。
ドイツのメーカらしいけど、これはなかなかおもしろい。確かにキャリアなんてフレームと一体でいいような気がする。

9:30にエマーム広場に繰り出した。夕暮れどきはあれほど人が溢れていたのに、日中は疎らで閑散としている。
マスジェデ・エマーム(5000R)、アーリー・ガープー宮殿(5000R)、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー(4000R)と見て回る。
イスラーム寺院である二つのマスジェデはメッカの方角を向いていて、広場に対してちょうど45°傾いている。
青いタイルの立体的な装飾が美しい。これは見事。ドームの天井なんて、見上げていると美しすぎて降ってきそうだ。
宮殿のほうは最上階にある音楽堂がおもしろい。音響効果を考えてか、装飾的な穴が開けられている。ただ、音楽堂は思っていたより小さくて、少々肩透かしを食った。
巨大なバルコニーから広場全体を見渡すことができる。日中はホント人がいない・・・。聞こえてくるのは銅細工の職人が、「カーン、カーン」と銅を打つ音だけ。

観光は何気に疲れる。年をとったものだ・・・。
ロトゥフォッラーの外で日陰に座って休んでいたとき、シーラーズから来たというフレイドンとモハンマドに声をかけられた。
「次はシーラーズに行く」と話していると、「これから車で一緒に行かないか」と誘われた。予想だにしなかった申し出だ。
とてもありがたい。ありがたいが、今から出て何時に着くのだろう?
疲れていて、彼らの素敵な誘いに乗る元気が今の自分らにはなかった。エスファハーンにもう一泊したい。
「シーラーズに着いたら電話するよ」と返すと、彼らは携帯番号を教えてくれた。どこか控え目で感じのいい二人だった。

彼らと別れていったん宿に帰る。
中庭のテーブルにぐったり座ってチャイを飲む。スイス人の二人も午前の部を終えたと見えて昼食中だった。
しばらくしてから部屋に戻って昼寝。午後になると自動的に眠くなる。

17:30過ぎに再び外出した。
スィー・オ・セ橋に行ってみる。エスファハーンのもう一つのシンボルとも言える、17世紀初頭に造られた石橋である。
着いてみてビックリ。ザーヤンデ川が涸れていた・・・。イラン高原最大の川のはずだけど、この時季は毎年こんな風なのか???
ここまでイランは水事情がいいように見えたから、まさかこんな大きな川に水がまったくないとは思わなかった。300mほどもある橋なんだけど・・・。
橋の上と下を歩いて往復し(水がないから川を渡るのに橋がいらない)、ブラブラしながら宿に帰った。

橋から宿までの通りも賑やかで、店が並んでいるのだけれど、やはり食堂はない。バーガー屋とかファルデの店はあるのに。
仕方なく、というわけでもないが、ファルデをいただく。今日何個目かのファルデ。どこでも一つ一万Rである。

夕食は、しようがなく歩き方に出ているレストランへ行ってみることにした。たまにはこういうのもいいか。
向かう途中、ここにも変な奴がいた。
声をかけられ、写真を撮っていいかと言うのでまぁいいかと撮られた。が、指がプルプルしていていかにもおかしい。次にマユミと二人で撮りたいと言うので断った。
すると、「グッバイ」と言いつつ自分の頬に「チュッ」。続いてマユミのほうにも行きそうだったので、マユミは逃げた。
まっとうなイラン人は、イスラミックの程度によらず、手を差し出しても異性とは握手もしない。よって、無闇に異性と握手をしたがったり写真を撮りたがったりする輩は変態と思って間違いない。女性は要注意です。

歩き方にあるレストランは、まだ開いていなかった。もう19:00だというのに、まだ早すぎるということか・・・。
近くにあった別の店が開いていたのでそこで済ませる。ガラガラだった。

宿に帰ってトルクメニスタンビザの申請書を記入。
イスラームの世界では、今年は7/20からラマダーン(断食月)に突入する。入国日をいつにするか迷うところ。
五日間で走り抜けねばならないトルクメニスタンがラマダーンでは厳しかろう、ということで、7/16入国とした。急に目標が明確になる。
夕方から天気が荒れ模様で、夜になって一時雷雨となった。

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マスジェデ・エマームのドーム天井 美しい・・・

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暑い日中は人も疎らで閑散としている

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聞こえてくるのは職人が銅を打つ音だけ       アーリー・ガープー宮殿の音楽堂の壁

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マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー 青いタイルの立体的な装飾が見事

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そのドーム天井 こちらは黄色のタイルを多用

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水のないザーヤンデ川                   橋の下で涼む人もいる
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