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テヘラン逗留 その2 ウズベキスタン大使館・・・偵察に終わる

2012/6/14 木

恐るべしテヘランの渋滞。大使館に着いたときにはすでに閉まっていた・・・。

晴れ。
7:30起床。これでもウズベキスタン大使館に行くため早めに起きた。
今日もハミドさんは仕事がお休みで、車で一緒に大使館に行ってくれるという。なんていい人なんだ。
勝手を言うとすぐにも出たいところだったのであるが、ハミドさんは起きていきなり羊の頭のスープを買いに行ってしまった。
朝食はその羊のスープをパンと一緒にいただく。
うぅぅむ、朝からこれはちょっとキツイかな。朝いただくものらしいけど・・・。臭みがあってかなりクセがある。ファトゥメもこれはちょっと苦手だと言っていた。
一番のご馳走は目玉や舌の部分。「ここはお前が食べろ」とハミドさんが振舞ってくれるままいただく。これらは普通に食べられるのだけれど、最もキツイのは実はスープ。そのままいただくのはまず無理な代物で、レモン汁を加えるとなんとか飲める。好みで入れるのだけれど、さすがにイランの人たちもそのまま飲んではいないと思う。

遅れて9:20に出発。家を出てすぐGSに寄る。
ウズベキスタン大使館の場所は、昨夜の集会のとき親戚の人がスマホで調べてくれてだいたいわかっていた。(が、これが実にわかりにくいところで、ハミドさんをもってしても辿り着けない。)
市街に近づくと、お決まりの渋滞。すごい渋滞。場所によって車線が増えたり減ったりする。暗黙の了解で。
混乱の中に規律があるとでも言おうか、どの車も特にイラついている様子はなく、うまい具合に譲ったり譲られたりしている。部外者にはわからない阿吽の呼吸は、見ていて気持ちがいい。
大使館が何時に閉まるのかわからないが、さすがに開いている時間には着くだろうと、このときはまだ思っていた。

誰とでも道を聞き合うところがイランの面白いところ。通りにいる人、信号待ちや渋滞で隣になった車、果ては隣を走る車やオートバイ・・・なんでもあり。
誰しも親切に対応してくれるからすごい。隣の車に声をかければ、わざわざ窓を開けて応答してくれる。わざわざ走っているオートバイに声をかけなくても・・・と思うのだが、相手は並走しながら応じてくれる。お互いそれなりの速度で走りながら、風音に負けない大声で会話している姿は見ていてなんだか微笑ましい。
イラン(特にテヘラン)では、路上で見知らぬ人を車に乗せることもよくある。白タクとしてお金を取る人もいれば、とらない人もいる。今日のハミドさんも、彷徨っている途中で二人ほど人を乗せていた(もちろんお金はとらない)。持ちつ持たれつ、この自然な助け合いの精神はなかなかすごいと思う。
前にファルフードが初めて会った人とでもすぐ友達になる、ということを書いたけれど、それはファルフードに限った話ではなかった。この国では大なり小なり誰もがそうなのだ。

大使館には一向に着かない。ハミドさんがこれだけ人に訊いても辿り着けない。最後には電話サービスのようなところに問い合わせてくれたのだけれど、詳しい住所はわからないらしい。どんだけわかりづらいところにあるんだ・・・。
そうこうするうちに時間は11:30を回った。今日は無理だね、とこの頃になるとすっかり諦めムード。とりあえず場所だけ確認できれば、という気分になっていた。

ハミドさんががんばってくれて、12:30にようやく大使館に到着。立派な建物で、近くにスウェーデンやチェコの大使館もある。
が、警備員が言うには、ビザ関係の業務はちょっと離れた別のところで行っている。場所を聞いてそっちに行ってみると、さらにわかりにくいところだった・・・。住宅地の中にある。
呼び鈴を押してみると、男の人が出た。ハミドさんが話してくれたのだけれど、ビザの受付はもう終了。受付時間は9:00~11:30。金、土は休み。
はぁ、そうですか・・・。
申請用紙をもらえないか訊こうとしたら、中からパスポートと用紙を持った人が出てきた。門の中に入れそうなので入ってみると、職員がいて応対してくれた。
やはりネットでフォームに記入して、プリントアウトを持参しなければならないらしい。申請に必要なものが書かれた紙をくれたのだが、それによると、申請から一週間後の受け取りで、一ヵ月ビザが105ドル!でも、「日本人は15ドルだよ」と教えてくれた。日本国旅券に感謝!菊の御紋が頼もしく見える。

結局、今日のところは偵察に終わった。でも、必要なものが正確にわかっただけでもよかった。ハミドさんの家からかなり遠いから、書類の不備で出直しになったりすると辛い。
それより、こんなことに付き合わせてしまってハミドさんに申し訳ない。せっかくのお休みだったのに・・・。

14:30帰宅。なんだかすごく疲れた。運転していたハミドさんは自分ら以上に疲労困憊だろう。
スイカを食べてから昼食をいただく。食後はみんなと一緒に三時間ほど昼寝。ここのところ昼寝がすっかり習慣づいてしまった。

夜になり、カフェ・ネットに連れて行ってくれるというので、ザフロも一緒に四人で出かけた。歩いて15分ほどのところ。
が、何故だかカフェ・ネットは閉まっていた。
帰り道、コピー屋のようなところでネットを使わせてもらえるというので、そこに寄ってウズベキスタン・ビザのネット申請。
すっごく遅い・・・。果たしてこれでできるのだろうかと不安になったが、粘った末にどうにかできた。プリントアウトしてもらい、二部ずつ必要なのでさらにコピー。ついでにパスポートのコピーも。全部で20,000Rだから、ずいぶんと安い。
これでウズベキ・ビザ申請の必要書類はすべて揃った。

21:00帰宅。チャイをいただいてから夕食になった。メニューはなんとマス!久しぶりの魚。うれしいわぁ・・・。
さすがにフォークとスプーンでは食べづらく、箸を使って食べていると家族の注目を浴びた。興味津々にじーっと見ている姿がおもしろい。

さて、食後はのんびりしますか、と思っていたら、今から公園に行くという。23:00から公園だ!
この公園は、一年前まで軍の飛行場だったところを公園に造りかえて一般に開放しているもので、ハミドさんの家から車ですぐのところにある。非常に大きな公園だ。
駐車場はまるで休日の行楽地のように満車状態である。
滑走路だったところには照明があって明るい。自転車に乗る人、サッカーやバレーをする人、スケートをする人、散歩する人・・・路上にはたくさんの人が溢れている。脇の緑地帯にはゴザを敷いて寛いでいる人たち。まるで日曜の昼下がりのようであるが、夜中である。

適当なところにゴザを広げて座り、チャイをいただく。
モハンマド・マフティは、しっかり自転車とスケートを持ってきていた。すぐにインラインスケートを装着して滑走路に飛び出す。
しばらくしてからハミドさんに散歩に誘われ、二人で滑走路を歩いた。ものすごく広くて、周回できるらしいのだが、一周すると何キロもあるという話である。
その何分の一かを歩いただろうか、「HAPPY CASTLE」と書かれた娯楽施設のような巨大な建物が現れた。ここもたくさんの人で賑わっている。
外の出店でファルデシラズィーを買い、ゴザを敷いて陣取った場所に戻った。その頃にはすっかりとけてしまったファルデシラズィーであったが、口にすると、カゼムのところで初めていただいた感動が甦ってくる。

ふと目を向けると、滑走路の上では大人も子どもも楽しそうにボール遊びに興じている。
この賑わいようはどうだろう。昼間通ったときは人も疎らだった公園が、夜になるとこの賑わいよう。イランの公園はどこもそうである。
日中は日差しが強烈で、ハッキリ言って外になど出ている場合ではない。日が沈むと、こうして涼みに人が集まってくるのだ。昔から続く生活の知恵であろう。

1:00過ぎに撤収。周りにはまだまだ人がたくさんいる。毎晩何時くらいになったら人が引けるのであろうか???
帰宅して少しお喋りをし、この晩も横になったのは2:00過ぎ。すっかり夜型が板についてしまった。

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テヘランの渋滞                      夕食にマスをいただきました

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真夜中の公園 一年前まで軍の飛行場だったところ ちなみに0時過ぎです・・・

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ファトゥメもザフロも外では黒のチャドルを身に着ける
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