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テヘラン逗留 その1 日本大使館と月に一度の親族一同大集合

2012/6/13 水

晴れ。
テヘランではやることが盛りだくさん。最大のミッションは周辺国のビザの取得。
中国まで、キルギス以外のすべての国でビザが必要。トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンの三ヶ国のビザをテヘランで取る予定。
国によって大使館の休みの日も違うし、開いている時間もまちまち。おまけに、申請するのに出国先の国のビザが必要という国もあるから、少々ややこしい。これらの国のビザは入国日指定であるから、おおよその予定を立てて入国日も決めないといけない。
取得に日数も要するだろうし、計画的に、かつ効率的に大使館を回らないと思わぬ足止めを食らうことになる。
今日はまず手始めに日本大使館へ。もちろんビザの申請に必要なレターをもらうためだ。

8:30起床。そのうち家族のみんなも起き出してきて、おいしい朝食をいただく。
今日はハミドさんが休みを取ってくれていて(なんていい人なんだ)、日本大使館まで車で連れていってくれるという。
朝食後すぐにでも大使館に出かけたいところだったのだけれど、ハミドさんが洗車を始めてしまった。なかなか終わりそうになかったので、急かすと悪いと思いつつ、大使館が昼までだからとお願いして10:40に出発にこぎつけた。
ハミドさんの家からほど近いところに、自転車屋がズラリと並んでいる通りがあった。

テヘランは渋滞が酷い。市街地に近づくにつれて車が動かなくなる。
幸い(?)日本大使館のある新市街中心部は許可車両以外入れないらしく、途中で車を置いてタクシーに乗り換えた。ハミドさんがとある店にお願いして車を路駐させてもらう。
慌てて家を出てきたため、ハミドさんは財布もカードもすべて忘れてきてしまったらしい(笑)。
タクシーの運ちゃんも日本大使館の正確な場所を知らず、人に訊きつつ走る。正午が刻々と近づいてきて少々焦る。

大使館に着いたのは11:40。ギリギリセーフ。
呼び鈴を押して出てきた警備員は、イラン人だけど日本語がペラペラだった。通された窓口では日本人女性が応対してくれた。
テキパキした応対にホッとする。「もう昼休みだから・・・」なんてことは言わない。レターがほしいと申し出ると、すぐ準備に取り掛かってくれた。
滞在日数やおおよその行動予定も記入する。申請したのは、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンの三ヶ国分。
本来は隣国へのレターしか出さないらしいのだが、事情を話したら快諾してくれた。
昼休みに突入してしまうから受け取れるのは午後かなぁと思っていたのだけれど、そのまま仕事を続けてくれて、12:30にレターを三通もらうことができた。
素晴らしい!どの国の大使館もこんな風に対応してくれると楽なのだけれど・・・。
レターは無料だった。

ハミドさんは外で待ってくれていた。掲示板に日本ビザの取得条件が書いてあるらしく、「ムズカシイ」と苦笑いしている。
ハミドさんは、また日本に行って働きたいと考えている。以前勤めていた会社がよほどいいところだったようで、自分らが日本へ帰ったら連絡してみてくれないか、と言う。
もう二十年も前の話だし、その後の日本の変遷を考えてみると、今もその会社があるかどうかわからない。横浜の「村上興業」というところなのだが・・・。

タクシーを拾ってハミドさんの車まで戻る。
「どこかで携帯をなくしてしまった」とハミドさんが苦笑している。行きの車の中で使ってたのに・・・。
帰りに肉屋に寄った。ここにも羊の頭がいくつも並んでいる。鮮度の問題で朝しか食べない、とハミドさんが教えてくれた。
捨てるところはなく、足や内臓も売られている。心臓と腎臓(たぶん)を買って帰った。

14:00に帰宅。さっそく庭で炭をおこし、心臓と腎臓をキャバーブにする。焼き上がったものをサラダと一緒にパンに挟んで食べる。
心臓はコリコリしていて美味しかった。腎臓はちょっとクセがある。食感はレバーに近い。
キャバーブをいただいたあとに三時間も昼寝してしまった・・・。

今夜は月に一度の親戚の集まりがあるという。
自分らもお邪魔させてもらうことになり、20:00にみんなで歩いて近所の公園にくり出した。すでに二家族くらいが来ていて、ゴザが何枚も敷いてある。
ハミドさんのお姉さん二人に弟さん二人とその家族、娘さんや息子さん夫婦などなど・・・しばらくするとメンバーが大集合。ハミドさんのお父さん(80歳)も健在である。お母さんは数年前に亡くなったということであるが、再婚した奥さんもいらしていた。総勢三十人以上。子供もたくさんいて、賑やかな会合となった。
この集会は各家族の持ち回りで月に一度やっているらしいが、この人数だから準備も大変だ。

最初に豆のスープをいただいてから、ヒマワリの種とチャイをほおばりながら楽しくお喋り。
しばらくしてハミドさんと三人で公園の中を散歩すると、けっこういい時間に。これでお開きかな、と思いつつ座に戻ると夕食になった。
クービーデ(挽肉のキャバーブ)にご飯、ヨーグルト、コーラ・・・この人数分を用意するのだから大変だ。

ハミドさんの家は、これまでお邪魔した家の中ではもっともイスラミックである。
ハミドさん曰く、自身はちょっとだけだが、「奥さんはベリーベリーイスラミック」。それは服装などからもわかるのだけれど、これまでの例に漏れず、やはりここでも女性のほうが敬虔なムスリムである。
全般的に敬虔なムスリムの家系であるようで、ファトゥメやザフロだけでなく女性は皆さん、外では黒のチャドルを身に着けている。ファトゥメは家の中でも、(少なくとも自分らのいるときは)髪の毛をキッチリ隠している。毎日ナモスも欠かさない。落ち着いた静かな身のこなしも含め、その姿はとても純真に、清廉・潔白であるように見える。
同席しているハミドさんの弟さんは、大統領に関係のある仕事をしているようで、ハミドさん曰く「ベリーベリーイスラミック」ということであった。

食事が終わるとチャイとフルーツが振舞われた。それらをいただきながらお喋りは尽きない。座に同席しているだけで楽しい気分になってくる。
公園内にはやはり、同様にピクニックを楽しんでいる人たちがあちこちにいる。
概してイランの人たちは夜型である。暑い時季だけの話かもしれないけれど・・・。
この日もひけたのは0:30。布団に横になったのは1:30であった。

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羊は捨てるところがない                  買って帰った心臓と腎臓をキャバーブにする

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キャバーブの道具はどの家にもある             ご馳走だ

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今夜は月に一度の親戚の集まり・・・近所の公園で食事会

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食事の準備をしてくれた女性陣
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