FC2ブログ

ほぼ惰性で走る

2012/5/22 火
始:8:50 ~ 終:18:30 走行:106km
~ Yenikənd ~ Salyan ~ Arbatan ~ Qızılağac ~ Sarvan ~ Xırmandalı ~ Biləsuvar

昨晩は酷かった。蚊の大群に襲われるから、クソ暑いのに食後もテントから出られず。寝る前にいったい何匹の蚊を殺したことやら・・・。
テントの中に入った蚊は一匹残らず駆逐しておかないと安眠を妨げられる。そこで活躍するのが日本の携帯ベープ。テントの中という狭いスペースだと、これがビックリするくらい効く。蚊がポトポト落ちてくる。そもそも狭い空間だからか、ベープがなくともテントの中に入っただけで蚊はだいぶ弱っているような気がするけど・・・。
そんなわけで昨晩も完全に駆逐してから寝入ったのであるが、暑くて眠れなかった・・・おかげで今朝は寝不足である。

おまけに朝起きると、既に昨日の牛追いがテントの前に来ていた。そして居座り続ける。特に何をするわけでもなく・・・。
物珍しいのだろうけど、ずっとテントの前に居座られるというのもハッキリ言って迷惑なものだ。
暑いし牛追いはいるしで、今朝はコーヒーも飲まずに即出発した。

アゼルは国の北部と南部でだいぶ印象が違う。断然北部がいい。
自然環境もさることながら、なんといっても人がね・・・。バクーに近づいて、それから南へ下るにしたがいなんだか人のレベルが下がってきた。
まず目につくのが言語で、特に若いやつはアゼリー語以外話せなくなってきたということなのだけれど、まぁこれはアゼルに限った話ではないから特に問題はない。
一番問題なのは節度というものがなくなってきたこと。勝手に自転車をいじくりまわすし、下手をするとフロントバッグを勝手に開けて中を見ていたりする。悪気はないのだろうし、何かを盗んだりするわけではないから実害があるわけではないのだけれど・・・これはちょっといただけない。

E119は相変らず単調で退屈だ。舗装がキレイだったのも最初の20kmほどで、その先は狭くてガタガタになった。
今日は朝から曇っていて、それほど暑くないのがせめてもの救い。ただ、風があって埃っぽい。ところどころ前方が白く煙って見える。

昨日から路上でバッタをたくさん見る。日本のトノサマバッタくらいの大きさのこのバッタ、わざわざ危険な路上に横の枯れた草地からヒョコヒョコ出てきて何をやっているのかと思ったら・・・共食い。人が近づいても逃げもせず、一心不乱に仲間の死骸を食っている。完全にぺちゃんこになっちゃったやつは食えないわけであるが、半分だけ轢かれたようなやつを食っている。
よく見りゃそんな死骸にはどれもバッタがかぶりついている・・・。
共食いしていることがわかると、一瞬にしておぞましい修羅場のような光景に見えた。
これには正直驚いた。いや、バッタやコオロギの類が食べものがなくなると共食いするということは知識としては知っていた。が、ここまであからさまに共食いしている姿は初めて見た。一匹二匹の話じゃなく、足元で延々と共食いが繰り広げられている。

Salyanまで走ってようやくカフェが現れ、パンとチャイで腹ごしらえ。道路沿いにはしばらく何もなかったから、そのカフェはけっこうな人の入りだった。
Salyanから先はしばらく集落が途切れない。このあたりまで来るとイランのナンバーのトラックをよく見かけるようになる。Xırmandalıのあたりで立ち寄った商店にはそんなイランの大型トレーラーが何台か止まっていた。運ちゃんは皆ガタイがよくてプロレスラーのようである。
店の前でチャイをご馳走になりながら運ちゃんらと言葉を交わす。一人の運ちゃんが、アルダビールに来たら泊めてやるから電話しろと住所と電話番号を書いてくれたのだけれど、アラブ文字(でいいのかな?)なのでまったく読めない。数字すら読めないのはアラブ数字をすっかり忘れてしまったせいもあるが、運ちゃんがあまりに達筆すぎるのだ・・・。
ちなみに、ご存知の通りアラブ文字は右から書くが、数字だけは左から書く。
店の子が運ちゃんの依頼でラテン文字に直してくれたのだけれど、よくある話でこれがまた読めない。字に癖がありすぎて・・・。
ところで、運ちゃんと店の人たちはアゼリー語で話をしている。実はアゼリー語の話者はアゼルバイジャン国内よりイラン領に多い。イラン領内にはアゼリー語の話者が3,000万人近くいるらしい。一方、アゼルバイジャンの人口は900万人に満たないくらい。
イランの中でも特に東西アゼルバイジャン州、アルダビール州のあたりは南アゼルバイジャンとも呼ばれている。

Biləsuvarは道路が町中を通らず、しばらく商店がなさそうなので今日も外食で夕飯を済ますことにした。
食事した店で水ももらった。蛇口から出る水は飲めないと言われることが多く、わざわざ溜めてある水をくれたりする。
蛇口の水を飲んでみると、僅かだが塩分が含まれているようである。そんなわけで、ついでに頭も洗わせてもらったのだが今ひとつスッキリしない。

夕方から雨がパラついていたのだが、店を出てしばらくすると雨足がちょっと強まった。
道路脇の牧草地にテン場を定めたのであるが、雨が弱まるまで幕営するのをしばらく待つ。タイミングを見計らってテントを張っているときから風が強くなり、急に天気が荒れ出した。幕営後に本格的に降りだしたから、ギリギリセーフといったところ。
ほとんど雨の降らない地域だろうからこんな天気は珍しいのではなかろうか。
クソ暑さから開放されて今日は一日走りやすかった。テン場も昨日と違って蚊がおらず快適である。

IMGP1469_サイズ変更 P1140965_サイズ変更
今日も道はずっとこんな感じ               路上で一心不乱に共食いするバッタ

IMGP1474_サイズ変更 IMGP1475_サイズ変更
道路脇で果物を売る人                  道路脇で追いかけようか迷っている犬

P1140966_サイズ変更 P1140967_サイズ変更
アゼルバイジャンといえばこの人・・・           前大統領のヘイダル・アリエフ

IMGP1493_サイズ変更 P1140968_サイズ変更
国中いたるところで肖像を目にする           今日もチャイをご馳走になった

IMGP1491_サイズ変更 IMGP1495_サイズ変更
干草を運ぶトラックをよく見た             どれも微妙なバランスで積んでいる・・・

P1140973_サイズ変更
道路脇の牧草地 左に見えているのは水路
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment