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これまでとまったく別の国に思える・・・

2012/5/20 日
始:8:45 ~ 終:16:00 走行:64km
~ Xırdalan

薄曇りで時どき日が差す天気。
M27をバクーへ向かう。朝から薄い雲がかかっていて直射を遮ってくれるのがありがたい。
道は概ね平坦。が、今日もチャイをご馳走になったりしていてなかなか前に進まない。

バクーの手前30kmほどのところまで来ると、それまで周りにあった茶色い丘のような小山も消え去って平らになった。
一面平らな茶色の世界。乾燥していて埃っぽく、ほとんど土漠と言っていいような地形。ますますイメージ通りのアゼルに近づいた。

バクーに近づくにつれ、交通量も如実に増えて不快になる。
途中、練習中なのかなんなのかよくわからないが、何台ものロードバイクとすれ違った。ニ、三種類の揃いのジャージでビシッときめてはいるが、プロトンを組んでいるわけではなくニ、三人、もしくは単独で走っているからレースではないと思う。が、かなり真剣にペダルを踏んでいる。

後ろから走ってきたピカピカのベンツが自分らの横でスピードを落とし、運転していたおっちゃんがレッドブルとチョコレートを差し出してくれた。
そんなものを差し入れしてくれるんですか・・・自分では決して買うことのなかった本物のレッドブルに痛く感激。後ほど大切にいただきました。

バクーの手前10kmほどのところまで来たけれど、さてどうしたものか・・・。ひとまず道路脇のカフェに入って作戦会議。
カフェにいた人たちにバクーの手前のこのあたりに安宿がないか聞いてみるも、皆さん「知らない」「たぶんないだろうな」という反応。唯一、あとからやって来たおっちゃんが「ROMA」という名のホテルを教えてくれた。
「一泊10AZNくらいで泊まれるんじゃないか」とおっしゃっているので期待大。ここから近いということだし、だいたいの行き方を教えてくれたので、期待に胸を膨らませて行ってみることにした。

で、カフェを出ようと思ったところでキャノンデールの前輪がパンクしていることに気付いた。初パンクである。
シュワルベの耐久性と耐パンク性にすっかり気分をよくしていて、日本まで一度もパンクしないで帰れたらスゲーな・・・などと密かに思っていたのだが、さすがにそう甘くはなかった。
原因はバーストしたタイヤの残骸と思われる細いワイヤ。見事に刺さっていた。
スローパンクで、空気を入れればしばらく走れそうなのでそのまま出発。

教えてもらった宿はバクーの手前のXırdalanという町にあったのだけれど、辿り着くのにカフェから一時間近くかかった。いやー大変だった。いったい何人の人に尋ねたことやら・・・。
着いてみたそこはモーテルだった。名前もちょっと違っていて「ROMİ」。
感じは悪くないところだったのだが、料金を聞いてビックリ・・・三時間で20AZN。三時間て、ラブホかここは・・・?そんな感じではないのだけれど。
誰もロシア語すら話さないので今ひとつ半信半疑。粘っていたらロシア語のできる子が一人現れて、ちなみに一泊するといくらなのか聞いてみたら60AZN。
はい、アウト!

苦労の末に辿り着いた宿をあとにする。そして途方に暮れる・・・。
すぐ近所にあった修理工場で近くに宿がないか聞いてみたら、目の前のレストランがそうだよと教えてくれた。何はともあれすぐに行ってみる。
感じは悪くない(あまり高そうではないという意味で)のだけれど、ここも変な料金体系をしていて、12時間なら30AZN、24時間なら40AZNという話。
ひょっとして連泊すれば安くなるのかもと聞いてみたのだが、7泊で280AZN、つまり40AZN×7日分。旧ソ連邦の国に連泊割引きなどという発想は端からないようである。
ちなみに、簡単に聞いてみるとか書いているけど、言うまでもなく一つのことを聞くのにそうとう苦労している。

一泊40AZN(ほぼ40ユーロ)じゃ連泊はできない。バクーでウズベキスタンのビザを取るのはキッパリ諦めた。
今からだと17:00にチェックインということになるが、出るのは8:00でいいと言ってくれたので今日のところは諦めて一泊、というか半泊だけすることにした。
やっぱバクーには呼ばれてないわ・・・。

いやーそれにしても不快だわ、バクー。厳密にはまだバクーにすら入っていないのだけれど、車が多くてどうにもならん。
それと、昨日の夕方あたりから感じていたのだけれど、言葉は悪いがバクーに近づくにつれて人がバカっぽくなってきた。相手をするのもうざったくなってきたほどだ。現地の人と接するのが楽しみの一つである旅先において、うざったく感じるってのはそうそうあるもんじゃない。
アゼルで最初に降り立つのがバクーあたりだとアゼルの印象はまったく違ってくる、と昨日書いたけど、他国からバスなんかで来ると多くの場合そうなるわけで、アゼルにいい印象を持っている旅行者がいなかったというのもうなずける。

宿代を払うお金もなかったので、とりあえず自転車で出かけてATMでお金を下ろす。
帰りに飯を食おうとカフェに寄れば悪ガキどもの溜まり場になっているし・・・つくづくバクーには呼ばれてないなと思う。
結局食事は別のカフェでしたのだが、参考までに店のおばちゃんに宿のことを聞いてみた。いや、ホントに安いところがないのかまだ半信半疑だったもので・・・。
なんと、おばちゃんはバクーに宿を持っているという。一泊いくらか聞いてみたら、逆にいくらくらいのところを探しているのか問い返された。
「一泊10AZNくらいで・・・」と恐る恐る答えたら、おばちゃんに鼻で笑われてしまった。
ホントに高いみたいです、バクー。今晩泊まることにした宿の一泊40AZN(半泊30AZN)ってのは、バクーの宿代に比べれば破格であるっぽい。

やっぱ無理だわな、バクーに何日か滞在するっての。ユーロビジョンなんちゅーもんもあってタイミングも最悪だし。
どっと疲れて宿に帰ってパンクの修理。そして宿に入ったこの機会にマユミに髪を切ってもらった。

アゼルはどこに行っても水まわりが今ひとつである。水の出が悪く、トイレの流れも悪い。
この宿も例に漏れず水まわりは今ひとつだったのだけれど、クーラーがついていたりするからすごい。産油国の成せる業か?

夕方宿に入ったときは他に客などいない様子だったのだが、夜になってみたらけっこう人が入っていた。そのまま泊まるのか、食事に来ているだけなのかは不明である。
この宿はレストランも兼ねている(というかむしろレストランが宿を兼ねている)わけだが、レストラン自体にはテーブルがなく個室で食べるシステムになっている。自分らのいる部屋にも食事用のテーブルがあって、皿やグラスが並べられている。そこにベッドとシャワー&トイレがついているという造りである。
だから食事をして帰る人もいれば、そのままそこに泊まっていく人もいる。そんなわけで3時間とか12時間とか変な料金体系になっているのだと思う。
どうやらこういった感じのレストラン兼宿みたいなのがアゼルではポピュラーであるようだ。

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出発                              朝は快晴

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写真で見るとけっこうキレイだったりする茶色の大地

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緑がない・・・

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今日もチャイをご馳走になる                  ローディーが何人も走っていた

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そのうち小山もなくなって平らになる            レッドブルとチョコレートいただきました

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わざわざ車から声をかけてチャイをご馳走してくれた      こちらシンプルな夕飯
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