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グルジアの美しき道・パート2 写真いっぱいつけちゃうよ編 その2

2012/5/12 土
始:9:10 ~ 終:18:00 走行:59km
~ Akhmeta ~ Kistauri ~ Akhshani ~ Ikalto ~ Telavi

テン場の近くでカッコーが鳴いていて、高原の朝といった風で気持ちいい。
夜はずっと雨だったが夜明け前にはやんでいた。朝起きたときはくもりで、時折り薄日が差している天気。
今日も一日こんな天気かと思っていたらその後急速に回復して晴れた。

Zhebotaを出ると道はすぐダートに。雨のせいで少々マッディであるが、勾配は緩く昨日と違って自転車にほとんど乗っていられる。押しが入ったのは一、二回だけだ。
一度100mほど下ってから1,200mまで上り返し。山の懐深くを走る、実に美しい道である。雨上がりで緑が一段と輝いている。
木々に覆われた山々のところどころに牧草地があり、ものすごい数の羊を連れた人たちや牛を連れた人たちと行き会う。
さすがにこれだけの数の羊や牛を連れていると人間のほうも四、五人いて、犬も六、七匹引き連れている。中には馬に跨った人もいて、これが実に様になっていてガウチョのようでカッコイイ。
犬は六、七匹というより六、七頭といったほうが的確かもしれない。どいつもこいつもがたいがよくて、生まれて間もない子牛などより大きい。どう見ても白っぽいやつはオオカミ、黒いやつは熊にしか見えない・・・。
そんなやつが目の前に現れるとちょっとドキッとするが、グルジアの牧羊犬はよく訓練されていて、トルコみたいにいきなり全力で攻撃してくるということはない。遠巻きに吠えはするけど、それも主人が一声掛けるとピタッと止まる。
どの犬もちゃんと自分の仕事をしているのだ。美しい・・・これぞまさに犬と人間の本来の共存の姿。甘やかされて自分が人間だと思い込んでいるバカ犬とは違う。

それにしても美しい道である。
あたりは静寂に包まれ、車もほとんど通らない。なんかこう心が洗われるようだ。
こういう道を走るために自転車で旅しているんだなぁと心の底から思う。

1,200mまで上ったあとは下り。
マッディなところはフェンダーに泥が詰まって鬱陶しい。時どき自転車を止めては棒切れで泥をかき出さねばならない。
それでも最初はまだ走りやすかったのだけれど、しばらく下った先から大きな石がゴロゴロしていて走りづらくなる。またまた手が腱鞘炎になりそうである。それ以前に気をつけて下らないと自転車がぶっ壊れそうだ・・・。
いつしか強烈に日が差していて、標高が下がったせいもあって暑い。

Akhmetaの手前まで来てようやく舗装路になった。標高600mほど。
ここまで距離にしてたったの26km、しかもほとんど下りの道を走るのに今日も五時間もかかった。いやー素敵な道なんだけど進まないこと、進まないこと・・・。
Akhmetaの先からはキレイな舗装路になった。いやー走りやすいこと、走りやすいこと・・・アップダウンもまったく気にならない。毎度ながら、こんな道ならどこまでも走れるんじゃねーかと思っちゃうね。

Akhmetaからの道も美しかった。いや、舗装じゃなくて景色がね・・・。
山の中から抜け出して今度は広い谷沿いをゆく。道路脇にはポプラか何かの並木があって、その向こうに畑や牧草地が広がっている。
グルジアは緑が濃いのが印象的。それも畑の淡い緑じゃなくて木々の濃い緑である。
ここから左手(北側)に見えているのはカフカスの峰々。奥に4,000m級の峰々が連なっているはずであるが、残念ながら山脈に沿って上部はすっぽり雲の中。
右手の南側に見えているのは木々に覆われた低い山々で、どこか信州の景色を思い起こさせる。

途中のGSでガソリンを買い、この付近で一番大きな町であるテラヴィに入る。大きいといってもトビリシなんかとは違ってごくごく小さな町である。少年二人が小さなスーパーまで案内してくれた。

ところで、ロマはグルジアにもいる。トビリシでも物乞いされたし、ここテラヴィでもされた。
なんで物乞いといえばロマなのだろう?どうしてロマの人たちはこうなってしまうのか・・・?
もう物乞いするのが当たり前といった態度だ。物乞いのくせにどこへ行っても態度がデカイのは何故なんだ?
よく見りゃそんなに痩せてもいないし、それほど困っていそうにも見えない。なんで働かないんだ?
物乞いするにしたってそんな態度じゃ誰も恵んでなんてくれないだろ。最近はロマを見ていると気分が悪くなる。
しかも、子どもたちは間違いなく親に指図されてやっている。子どもに罪はないのだけれど、おそらく自分が親になったときには同じことをするようになる。悪の連鎖なのだ。
この連鎖から抜け出すにはロマの側が変わるしかない。このまま他人に依存していたら一生連鎖から抜け出せまい。

テラヴィで食料の買い出しを済ませたあと、快適だった道を離れ、Kvareli方面に向かう枝道に入った。こちらもとりあえずは舗装されているようでホッとした。
途中の水場で水を汲み、顔と頭を洗う。水が豊富な国ってのはいいや。
グルジアはよほど変なところを走っていない限りテン場にもまったく困らない。公共の場所と思われる広い牧草地(木も生えている)がそこかしこにあるってのは、自転車乗りにとっても贅沢な環境だ。
テラヴィを出てすぐ、道からちょっと入ったところにある小ぢんまりとした牧草地に幕営した。
ちょうど牛を放牧中のおっちゃんが二人いたので、テントを張っていいか聞いてみたらあっさりOKということだった。ま、たぶんおっちゃんらの土地というわけでもないのだろうけど・・・。
おっちゃんらに連れられた犬二匹も、例に漏れずとても賢いやつらだった。

16:00を過ぎた頃から今日も山から雲が迫り出してきてそこかしこでゴロゴロ鳴っていたが、幸運にも雲がちょっとずれていて雨に降られることはなかった。

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気持ちのいい朝のテン場                   美しい並木道

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このあたりから美しき道の本領発揮

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羊がいっぱい

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そこらじゅう羊だらけ                     お仕事中の犬

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クマにしか見えない・・・                    こっちのはオオカミ・・・

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こういうところを走りたくて自転車で旅してるんだろうな・・・

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今度は牛がいっぱい

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                                ガウチョみたいでカッコイイ

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舗装路になっても美しき道                  テン場にもまったく困らない
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