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トビリシで最大の(というか唯一の)ミッション・・・アゼルバイジャンのビザ申請

2012/5/7 月
昨晩遅くから雨が降っていて、今朝も雨。
トビリシに来た最大の目的=アゼルバイジャンのビザ申請のため、雨の中自転車で大使館へ。
ビザの申請は月・水・金の10:00~12:00だけ受け付けているから(もっと働けよ!)、今日を逃すとあと二日も無駄に滞在が延びることになる。こんな宿とは一日も早くオサラバしたいので雨の中強行。

アプリケーション・フォームは大使館ではもらえないらしいから、ネットでUSBに落として持っていく。
警備員にプリント・アウトできるところを聞くと、すぐ近くの旅行代理店を教えてくれた。
そこはビザ申請の代行をしている旅行会社で、行った時は大量のトルコ人の申請書を作成中。プリント・アウトしてもらうだけのことに30分以上待たされた。
パスポートを渡してフォームに記入してもらうだけのことなのだけれど、ここに代行を頼むと22GELも取られる。にも関わらず、次から次に人がやって来る。ネットでフォームを落として自分で記入すりゃいいのに・・・。

机を借りてプリント・アウトしたフォームに記入していると、フランス人のジャッキーとイズラエリーのドロンの二人がやって来た。彼らも代行を依頼している。
ジャッキーは自転車で、ドロンはモーター・バイクで旅をしている。
ジャッキーはもう18年も旅をしているらしい。その間フランスに帰ったのは自転車の準備をする二ヶ月だけという話。最初は走って(ランで)旅をしていたとか。
あとどのくらい旅するのか聞いてみたら、「7年くらいかな~」と言っていた・・・。
「南米で50年以上旅してるドイツ人に会ったよ」「二十歳かそこらで旅に出て、今72歳なんだ」・・・目をキラキラさせながら話すジャッキーは少年のようである。
50年・・・そりゃもはや旅とは言わないんじゃ・・・人生そのものだよ、それ。世の中は広い。

ジャッキーはおそらく自分と同年代くらい。イメージ通りの絵に描いたようなフランス人、つまりノーテンキでゴーイング・マイ・ウェイ。
でも、感じのいい人だった。
フランス人はある年代を境に二極化している、と感じる。特に最近思うんだけど、二十代くらいの最近の若いフランス人はすごくまともだ。物静かで思慮深い。空気を読むというか、きちんと相手のことを考えている節がある。
ノーテンキでゴーイング・マイ・ウェイな従来通りのフランス人てのは、たぶん自分と同じくらいの年代までなんじゃなかろうか。そのうち絶滅しちゃうのかな・・・?

フォームを書き終えて大使館へ。
雨の中待たされてようやく順番が来る。一人ずつ建物に通される形。
で、ドアのところに行ってみると、係官は鉄格子の向こう。
「日本人?じゃあ水曜の15:00に取りに来て」・・・鉄格子越しにフォームを差し出して終了。他に必要なのは写真一枚だけ。パスポートのホールドもなし。こんな大使館も今までなかったなぁ・・・。
ちなみに、ちょっと前から日本人はビザ代が無料である。
フランス他、シェンゲン協定国のビザ代は60ユーロ。悲惨なのはアメリカとイギリスで、アメリカが140USドル、イギリスが118USドル。何故か日本人以外は写真も二枚必要だった。
だからいろいろなところで日本のパスポートは羨ましがられる。ビザなしで入れる国が日本より多い国は、おそらくデンマーク他ヨーロッパのニ、三ヶ国だけだったと思う。
実際、日本のパスポートは強力だ。旅をしていていろんな場面でひしひしと感じる。こんな心強いものはない。
そりゃ中国人が偽造するわけだよ・・・。中国とかアメリカ、はたまたロシアのパスポートなんかで旅するのは大変なんだろうな・・・。
ロシアと言えば、ドロンから聞いて初めて知ったのだけれど、イズラエリーはビザなしでロシアに入れるらしい。三ヶ月まで滞在できるらしく、ドロンは三度も行ったことがあると言っていた。そりゃまた強力なコネだな・・・。

依然雨は降り続いていて、旅行会社で雨宿りさせてもらっていると、トルコで会ったエティエネ&マリーがもう一組のフランス人カップルとやって来た。
お互い、「おぉぉ・・・っ」てことで話が盛り上がる。
バトゥミからやはりM11を走ったという話。そしてやはりリムが割れたと・・・。彼らが通ったときは既に全線除雪が済んでいたようだが、トレーラーを引いてM11を走った彼らはトレーラーの接続部分も壊れたらしい。リムと部品をドイツから送ってもらうと言っていた。
彼らはシマノのギアを外すソケットとギア抜きを持っていた。いつでも貸すよと言ってくれたが、残念ながらトビリシから20kmほどのところに滞在していたので、トビリシにあるかどうかもわからない自転車屋を探すことにした。
とても感じのいい二人で気も合ったのだけれど、残念ながら二人とまともに撮った写真がなかった・・・。
「これ、日本のカーペンターのズボンなんでしょ?」とマリーに聞かれて見てみると、どうも見覚えがあると思ったら鳶の作業着だった。きちんとメーカ名も漢字で入っている日本製。お母さんが日本を旅行した時にお土産で買ってきてくれたものらしい。機能的な鳶の作業着をマリーはえらく気に入っていて、これで自転車に乗って旅をしている。

もう一組のカップルは古いメルセデスのミニバンでフランスから旅をしていた。もちろん宿には泊まらずいつも車中泊。ウランバートルでミニバンを売ってシベリア鉄道でフランスに帰るのだとか。
「仕事してるからさ・・・たった5ヶ月の旅なんだ」
たった5ヶ月と・・・羨ましい。ヨーロッパの中でもフランスは飛び抜けて休暇が多い。

10:00前には旅行会社に来ていたジャッキーとドロンであったが、昼近くになってもまだ申請書が出来上がらない。
22GELも取るくせに待たせすぎだろ、ここ。それでも次々人が依頼にやって来る。
ジャッキーの方は間に合った。
悲惨なのはドロンだ。大使館へ行った時は12:00を10分ほど過ぎていたらしく、「明日来い」って言われて帰ってきた。
22GELも取られてさんざん待たされた挙句にこれかよ・・・それでもドロンは怒るわけでもなく、「まいっか」という感じ。旅行会社の方もまるで悪びれた様子もなく、「じゃあ明日行きゃいいじゃん。何か問題か?」という感じ。お互いノーテンキというか、心が広いというか・・・。

フランス人たちと別れて、近くの店で教わった自転車屋へ。
住所を頼りにようやく辿り着いたその店で驚愕の事実が発覚。
残念ながら28in用のスポークはなかったのだけれど(宿に帰れば手持ちがあるから問題ない)、店にシマノのソケットがあったからギアが外せるかどうか試してみたところ・・・外れねぇ。いや、ソケットは嵌るのだけれど回らない。何度試してみてもビクともしない。
おぉぉ・・・なんでこういうことになるんだぁーーー!
これではもはやスポークが折れても交換すらできない。さすが、凄腕アスラン!と言ってやりたい。いったいどんだけ馬鹿力なんだよ・・・。
トラブゾンで直して完璧だと思っていたのに、スポークは折れるわ、挙句の果てにロックリングが外せないってどういうことだーーー。

ハブもギアも一新できれば解決するのだけれど、そんなものがグルジアにあるわけない。もちろんこの店にはないし、他にどこかで入手できるか聞いてみても「ない」という話。だろうね・・・おそらくバクーでも状況は変わるまい。
困った・・・。

成す術なく宿に戻る。
はぁぁぁ・・・なんかドーズに振り回されっぱなしだ。大都市へ行くたび自転車屋を探すってのにももう疲れたよ・・・。

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ジャッキー(中)とドロン(右)             手前の二人がエティエネ&マリー@トルコのGS
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