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建築途中で放棄された家?

2012/5/2 水
始:10:40 ~ 終:18:00 走行:63km
~ Sevan

快晴!
もう一度イェレバンの市街地を走るのが億劫だったのだが、セルゲイによるとなんでも市街地を走らずともSevan方面に抜けられるという話。
セルゲイに教わった道を行く。
盆地のイェレバンからは出だしから上り。一時間半、300mほどの上りでようやくイェレバンから脱出。M4に出て、セヴァン方面に北上する。

イェレバンを出てからも上りが続く。標高2,000mほどのセヴァン湖まで、アップダウンを繰り返しつつ上る。
アルメニアの坂は勾配が緩い。9%とか12%と標示されているのだけれど、どう見てもそんなにはなく、体感的にせいぜい9%→5~6%、12%→8~9%といったところだと思う。12%の長い坂は通常、30T×27Tでは座ったまま漕いでいられないから。
ま、標示より緩く感じるのはありがたいことではある。

M4は村や町をいっさい通らない退屈な道だった。M1と違って景色も変わり映えせずパッとしない。
そんな中、個別に見れば上りのうちに入らないような坂も、ずっと続くとけっこうこたえたりする。
これまでが嘘のように乾燥していて、ボトルの水が尽きてGSでもらおうと思ったら、飲めないと言うので仕方なく1Lだけ買った。

村や町を通らないから店がなくて買い出しができない。辛うじて道路脇にケバブを焼く店があったので昼食だけは食べられたが、夕食は手持ちの非常食で済ますことに。
セヴァンの町は道からちょっと外れたとこにあり、面倒なので寄らなかった。
湖畔まで来てようやく飲める水をもらえた。

湖畔には平坦地が乏しく、建築途中で放棄されたような家がいくつか斜面に並んでいた。その中の一つにこっそり幕営させてもらう。
アルメニアは基本的に風さえなければ全面テン場といった感じなのだけれど、いつもタイミングが合わない。幕営時間になって町に入ってしまったり、風雨に晒されたり・・・。
セヴァン湖は南北カフカス最大の湖で、琵琶湖の二倍ほどの大きさである。

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セルゲイの家をあとにする                  緩い上りが続く

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セヴァン湖が見えてきた                  建築途中で放棄された家?の一つにこっそり幕営

2012/5/3 木
始:9:10 ~ 終:17:00 走行:76km
~ Dilijan ~ Vanadzor ~ Pambak

くもり時どき雨がパラパラ。標高があるから日が出ないとさすがに寒い。
セヴァンから緩い上りをしばらく行くとトンネルがある。トンネルから先はしばらく下りだ。
四角いトンネルで、長さは2,200mほどあった。中は真っ暗でところどころ路面がボコボコだからけっこう気を遣うのだけれど、交通量は少なくて特に大型はほぼ皆無、走っている車も徐行しているからトルコのトンネルのように身の危険を感じることはない。

下った先がDilijanで、標高1,200mほど。山間の避暑地で、旧ソ連時代には文化人用の保養施設がいくつもあって作曲家のショスタコーヴィチなども訪れていたらしい。
町まで下る途中、道沿いにケバブを焼く店があったのでそこで昼食休憩。相変らず美味しいのだけれど、いい加減ケバブは飽きてきたな・・・。
店の前でエホバの証人の二人組と会って言葉を交わす。エホバの証人の信者は世界中にいて、これまでけっこうあちこちで言葉を交わしてきた。マユミの友人に信者がいるらしく、たいていマユミのほうから興味を持って声をかけているのだけれど、相手のほうは別段入信を勧めるわけでもなく感じのいい人が多い。

町まで下ると銀行があり、お金が足りなそうなのでちょっと下ろしてから先へ進む。
ディリジャンからヴァナゾールまでは上り返し。ここの上りは本当に12%あったなぁ・・・そうそう12%ってのはこんな感じ・・・速度が5km/h台まで落ちて座って漕いでいられなくなり、ダンシングして7km/h台まで回復、座るとまたすぐ5km/h台まで落ちて・・・その繰り返し。

峠の標高が1,900m。そこから1,200mのヴァナゾールまで一気に下る。
ノーブレーキで下れる快適な下り。道の悪いアルメニアでノーブレーキで下れる坂というのはそうそうない。
ヴァナゾールもギュムリ同様、1988年の大地震で大きな被害を受けたようであるが、そんな面影は今は微塵もない。
町中の商店で食料の買い出しをし、水場で水を汲ませてもらう。
空がすっかり暗くなり、本降りになりそうな雨が降ってきた。越えてきた後方の山々は白くガスってしまった。危ないところだった・・・。

アルメニアも道路標識があまりなく、町に入るたび人に道を聞く必要がある。
ヴァナゾールで道端の人に道を聞いていたら、ちょっと先から英語で声をかけられた。小さなデイパック一つというあまりに身軽な格好だったので地元の人かと思ったら、ベルギー人のツーリストだった。ちょっと先にあるAlaverdiまでヒッチハイクで行くのだとか。
アラヴェルディの近くにアルメニア正教の古い教会がたくさんあるらしい。
「バスも列車もないからセヴァンからディリジャン、ヴァナゾールとずっとヒッチハイクで来たよ」と言っていた。移動の途中、どこかで自分らを見かけたらしい。
路線バスとか長距離バスなんて気の利いたものはもちろんないけど、マルシュルートカ(ミニバンの乗り合いタクシー)なら腐るほど走っていたけどなぁ・・・もしかして知らんのかな?とも思ったのだが、今にも雨が降りそうなので挨拶だけして先を急いだ。

ヴァナゾールから道は線路沿いとなり、山間の渓谷を走る。狭い谷でまたテン場が乏しくなった。
が、ここで救いとなるのが建築途中で放棄された(と勝手に思い込んでいる)建物。何故だか知らないがアルメニアにはこの手の建物がたくさんある。
今日もタイミングよく道路沿いの渓谷を見下ろすところに、レストランにでもするつもりであったと見える放棄された建物を見つけた。隣には正真正銘休憩用の東屋があり、水も出ている。そこでアルメニア人一家がバーベキューをしていた。

建物には渓谷側に広いテラスがあった。中は暗くどことなく空気が澱んでいるので、明るいそのテラスの上に幕営。
平らだし、雨も凌げる完璧なテン場である。万一停滞になってもここなら快適。
昨日みたいに建物の中にテントを張っているといかにも不審者であるが、外のテラスに張っているとまったく怪しく思えないから不思議だ。

18:00過ぎから本格的に降り始めたので助かった・・・。
アルメニアに入ってから一度も自然の中に幕営してないなぁ・・・タイミングさえ合えばいいテン場がいくらでもあるんだけどね。
その後激しい雷雨になった。たくさんのヤギを連れた人がテントの脇を通ったので挨拶を交わす。ホントはいつもこのテラスを通っているんだろうけど(ヤギがこちらのルートをとろうとして躊躇している)、今日はテントがあるから下の川原を歩いて帰っていった。なんか申し訳ないっす。

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アルメニアはアイスコーヒーがポピュラー          四角いトンネル

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Dilijanへの下り                       アルメニアのエホバの証人

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馬の散歩中?                        天気が悪い・・・

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一見キレイだが明らかに放棄されている・・・       今日はテラスに幕営
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