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イスタンブールの休日 その1

2012/3/27 火

今日も寒い。晴れているのに寒い。
ボスポラス海峡の影響なのか、イスタンブールはそこから西の地域より明らかに寒い。

今日は宿で一日シュウさんや同宿人たちとおしゃべりしたり、情報収集に精を出した。
かれこれ一年以上管理人をやっているシュウさんであるが、もともと自身もバイカーで、かつヒマラヤに通い詰めたことのある山ヤでもある。日本から、つまり自分らと逆方向からイスタンブールまで走ってきているので、中央アジアの情報をあれこれもらった。
なんでもトルコの入国システムがこの二月から変わったらしく、180日のうちで90日しか滞在できなくなったらしい。これまでは一度出国してから再入国を繰り返すことでいつまでも滞在することができていたわけであるが、これができなくなったということである。
以前と変わらず90日は滞在できるわけであるから自分らのような旅行者には関係のない話であるが、シュウさんのようなスタイルだと影響大。

さて、イスタンブールにおける最大の任務は、ウズベキスタンのビザ取得であったのだけれど、早速もう少し先で取ろうという話になった。
なぜかというと、ビザの有効期限が三ヶ月しかないから。
ビザに期限があるなんてのはよく考えてみりゃ当たり前の話なのだけれど、なぜだかこれまで抜け落ちていてイスタンブールで取ろうとしていたわけであるが、三ヶ月じゃ到底無理。もちろん走るだけなら可能だけれど、これからカフカスを周って、イランをのんびり走って、その間に必要なビザをかき集めて・・・なんてことをやっていると、おそらくウズベキスタンに入れるのが早くて三ヵ月後だろう。三ヶ月のうちにウズベキスタンを抜けるなんてのは無理。
ちなみに、なんでウズベキスタンのビザだけ先に取ろうとしていたのかというと、トルクメニスタンのビザ取得にウズベキスタンのビザが必要だから。トルクメのビザ申請に出国先の国のビザが必要なのだ。
中央アジアの国々はビザの取得が面倒なわけであるが、これがまた取得する順番とか場所とか、パズルのようになっていて煩雑である。
ウズベキスタンのビザは、アゼルバイジャンかイランで取るしかあるまい。

というわけで、いきなりイスタンブールにいる意味がなくなった・・・。
しばらくのんびりしながら休養して、必要な買い物だけ済ませて来週早々発とうと思う。

今日の夕飯は、料理人でもあるシュウさんのシェア飯。凝った料理が五品も出てきたのにはビックリした。もちろん大変美味。
シェア飯なんてのは実に久しぶり。日本人宿っぽいなぁ・・・。

2012/3/28 水
天気予報では雨とのことであったが、一日天気はもった。ただし今日も寒い・・・。
さて、まず今日は歯医者である。突然の話であるが、実はオフリドにいるときにマユミが歯が疼くと言っていて、イスタンブールで診てもらおうかと話していた。
今は痛くないようなのであるが、早速行ってみた・・・のだけれど、歯医者にたどり着くのがとにかく大変だった。

ツリーの建屋の一階にある絨毯屋の従業員に教えてもらって、近くにあるはずの歯医者に向かう。
概略の場所を教えてもらい、トルコ語で書いてもらった住所を頼りに人に聞き聞き歩き回る。住所を見せると、「すぐそこだよ」とか「あっちだよ」と説明してくれるのだが、それっぽいのが一向に見当たらない。10人くらいに聞いてもたどり着かず、最後は一人の人がそこまで連れて行ってくれた。
うぅぅむ・・・こりゃわからんね。建屋の目の前に来てもそこが歯医者だとはわからないんだから・・・。
結果的には、歯医者は宿から歩いて10分もかからないところにあった。

たまたま一人も患者がおらず、すぐにマユミを診てくれた。
いきなりレントゲンを撮って診察してくれたのだけれど、まったく問題ないという話。とりあえずは一安心。
で、診察料のほうはいかほどに・・・レントゲンまで撮ってくれたのに、お金はいいってことで無料にしてくれた。なんと!感謝の言葉もございません・・・。
これまた時間とお金がかかるんじゃないかと心配していたのであるが(メキシコシティーのときのように・・・)、用事が一瞬で済んで心底ホッとした。
イスタンブールにいる理由がまた一つなくなった・・・。

その足で自転車屋の並ぶエリアへ。ここは一昨日宿に向かう途中でたまたま見つけたのであるが、ツリーの情報ノートにも出ている。
この自転車屋街はある意味面白い。何軒も軒を連ねているどの店もが、普通のショップというよりは半ば問屋といった風で、狭い店内に整然と物が積み上げられている。
どの店も忙しそうで、個人客などほとんど相手にしてくれない。愛想も悪く、ショップとしては最低なのであるが、ありがたいことになんでも置いてあり、たいていの部品は手に入る。

店をハシゴして必要なものをいろいろ買い揃える。
シュワルベ・マラソン二本に、チューブ二本とリムフラップ二本を買い足す。ちなみに、トルコより東ではプレスタ(フレンチ)のチューブはまず手に入らない、と言うかそもそも28in(700C)自体が手に入るまい。
それから10Sと7Sのチェーンのコマ数個ずつとチェーン・カッター、シマノのソケット、ブレーキシュー2セット。

店はどこも一つにつながってるんじゃないかと思えるほど、ある店にいると前に行った店のおっちゃんが部品を取りにやって来たり、最後にリムフラップを買った店ではなぜか外からやって来た別の店の人にお代を払ったり・・・問屋街みたいで活気があって面白い。
ただ、どの店も問屋ライクなので、腕のいいメカニックなんかは望めそうにない。そもそもどの店にも整備用のスペースすらないから・・・。

本日の任務はこれにて終了。
シュウさんの美味しいシェア飯で一日を締めた。

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イスタンブールの歯医者さん             レントゲンまで撮って無料にしてくれた!

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いつも混んでるアヤソフィア

2012/3/29 木
快晴。本日はガラタ橋のたもとでサバサンドを食べてからガラタ橋を渡って新市街に行ってきた。
サバサンドはガラタ橋の付近で食べることのできる焼きサバのサンドウィッチで、旅行ガイドなどではイスタンブールの名物とされている。地元の人はほとんど食べてないと思うけど・・・。
焼きサバとパンの組み合わせってのもねぇ・・・と前回は敬遠したサバサンドであったが、今回試しに食べてみると・・・意外にもこれが旨い!
ちなみにこのサバサンドのサバ、名物ってんだからてっきりイスタンブール近海でとれたものかと思っていたのだが、実はノルウェー産の冷凍品らしい。

ガラタ橋を渡ってすぐのところに山道具屋が四、五軒並んでいる。観光客で賑わう表通りが嘘のように付近はひっそりしている。
山道具屋巡りの目的は、先日アルギュンに持ち逃げされたヘッドランプ。幸いペツルのヘッテンが売っていて、あっさりと代わりが手に入った。28ユーロ(67TL)もするからなかなか高級品である。
ガラタ橋のたもとに広がる露店街で充電電池も手に入った。(さすがに安物だけあってエネループの半分くらいしかもたない代物だったけど・・・)

タクシム広場まで歩いてブラブラしてから宿に帰ってきた。
イスタンブールはホントに日本人が多いなぁ・・・。
夕飯は今日もシェア飯。

そうそう、買い物に繰り出す前に宿の「旅行人」を借りてコピー屋で丸々一冊コピーしてもらった。
両面コピーして製本までしてくれる・・・なかなかいい仕事します、トルコ人。

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正面に見えるのがガラタ塔                イスタンブール名物らしい”サバサンド”

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ガラタ橋の上には釣りをする人がいっぱい         こちらはなにかの撮影中

2012/3/30 金
曇りのち雨。
マユミの靴を求め郊外のショッピング・モールに行ったり、新市街に行ったり、旧市街をブラブラしたり。
雨でびしょ濡れになるわ、適当な靴が見つからないわで不毛な一日だった。
久々に歩き回って疲れた・・・。

イシダさんがドバイ・ワールドカップを見るためドバイに飛んだ。
今晩も夕飯はシュウさんのシェア飯。

「イスタンブール」・・・この響きも悪くないのだけれど、ローマ帝国時代の「コンスタンティノープル」のほうが自分にはグッとくる。
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