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オフリド潜伏記 その3・・・そして愛車は生まれ変わった

2012/3/5 月
晴れ。
旅に不要なものを日本に送り返すことにした。
これまでに溜まった地図とか、各地で人からもらった記念品などでけっこうな重さになったのだけれど、郵便局で量ってもらったら7.15kgもあってビックリした。
送料は2,347MKD、38ユーロくらいだから異様に安かった気がする。助かった~
郵便局の人がとても親切で、梱包する段ボール箱までくれた。
税関でチェックするから、ということで箱に蓋をせずにあずけたのがちょっと心配だったけど、まぁ大丈夫だろう。

明日以降の天気が怪しいので、郵便局から戻って自転車の整備をした。
二台とも腰を据えてブレーキの調整をする必要があったのだ。
面倒そうだったドーズの調整を先に済ませ、半ばおまけのつもりでキャノンデールを見てみたのだが・・・
リアの調整を終えてフロントの調整をしようと何気にワイヤを解除したのだが、何かおかしい。いつもと違う。???・・・。
あっ!アームが動いてない・・・。
通常バネの作用で開くはずのアームが左右とも開かない。なんで?なんで?何がどうなってるの?
だからワイヤをいくら緩めてもリムとブレーキシューの隙間が広がらなかったのか・・・。

試しにリアのワイヤをもう一度解除してみると、アームはちゃんと開く。そうだよな。こうじゃなきゃブレーキが動くわけないよな・・・。
フロントは明らかにバネが動いていない。手でアームを押すと、台座に固定されるはずの棒バネが根元から動いてしまっている。なんで?
以前ブレーキをばらしたときに組み付けを間違えたか?(あり得ないと思うけど・・・)
棒バネの根元が折れて短くなっちゃのか?(これもあり得ないように思うけど・・・)
もう一度ブレーキをばらして組み付け直してみたが、状況は変わらず。相変らずアームは開かず、手で押すと棒バネの根元が動いてしまう。

まったく原因がわからない。
元々こういう風についてたんじゃないのか?そんなはずはないのだけれど、そんな疑念すらふつふつと湧いてきた。
うぅぅむ、いつからこうだったんだろう?少なくともモンテネグロでバネのテンション調整用のビスが紛失していると気付いたときには既にこうだった気がする・・・。
おまけに、受け側のネジ山をなめてしまったのか、右側のテンション調整用のビスが死亡。外したら嵌らなくなってしまった・・・。
完全にお手上げだ。これはもうプロに見てもらうしかない。最悪はASSYごと交換か?
オフリドにいい自転車屋があるだろうか?

夕方帰ってきたアレクサンダーにどこか自転車屋を知っているか聞いてみると、18:00に店が開くから一緒に行こうと言ってくれた。
アレクサンダーの友達がやっている、曰くオフリドで一番腕のいい店だと言う話。
ちなみに、このあたりの店は昼過ぎに一度閉まって、夕方また開くことが多い。

18:00にアレクサンダーが呼びに来てくれて、一緒にその自転車屋に行く。
その店は所謂スポーツバイク・ショップではなくて、普通の町の自転車屋という感じだった。
あいにくアレクサンダーの友達のメカニックがおらず、その日は自転車をあずけて帰ることに。
アレクサンダーも言っていたけど、たぶん5、6ユーロ、ASSYごと交換しても10ユーロで直ると言う話。ずいぶん安くて助かるな・・・。

なんか一気に気分がブルーになった一日だった。
どんな風に直ってくるのだろうか・・・。

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この日は結局自転車を預けて帰った

2012/3/6 火
晴れのちくもり、夕方から雨。
自転車の整備ができたということで、今日もアレクサンダーと一緒に自転車屋へ。
電話で確認してくれたところによると、ASSY交換せずに直ったらしい。
ここまで親切にしてくれるアレクサンダーは、実に気さくなナイスガイだ。昨日も、外のテーブルで地図を見ながらこの先のルート状況やテン場のことを詳しく教えてくれたし、自転車屋に行く途中には、「ここをこう行ってああ行けば目的の道に出るから」と道案内までしてくれた。
アレクサンダーはセルビア人であるらしい。両親がドイツ系のセルビア人で、子供の頃マケドニアに来たと言っていた。奥さんのロゼは根っからのマケドニア人。

昨日の店に着いてみると、アレックスの友達のメカのおっちゃん(名前を聞いたが忘れてしまった・・・)が整備スタンドにバイクを固定して整備しているところだった。
で、このおっちゃんが凄腕・・・これまで日本以外で会ったメカの中ではダントツの腕の持ち主である。
その仕事っぷりは見ていて惚れ惚れするほど小気味いい。

フロント・ブレーキは見事に復活していた。
取付を見ると自分が取り付けた状態と何も変わっていないのだが、果たして何が原因だったのか?
「それは秘密だ」などと冗談交じりに言っていたおっちゃんであったが・・・
恥ずかしながら、何を隠そう原因は融雪剤(塩)による固着、つまりは整備不良であったのだ、チャンチャン。
いやーホント、お恥ずかしい・・・。

おっちゃんはフロント・ブレーキ以外にも駆動部という駆動部をすべてメンテしてくれていて、愛車は見違えるような動きをするようになった。
たぶん買ったとき以上の動きをしている。
スゲーぜ、おっちゃん!
そのうちやるか、と思いつつ怠けていたディレイラーのインデックス調整も完璧。
甦ったキャノンデールはパーフェクトな状態だ。

「そうだろ。スゲー腕がいいんだよ、こいつは。こっちのバイクも見てもらうかい」というアレックスの勧めで、急遽ドーズも見てもらうことに。
みるみる甦っていくドーズ・・・。
シフトもブレーキも中古で買ったときから渋い動きをしていたから、こちらは完全に買ったとき以上の動きをするようになった。
ミラクルだぜ、おっちゃん!
ちょっと振れていたリアのホイールもちょちょいと直してくれた。
スペアを買い足そうと思っていたブレーキ・シューは、せっかくだからその場で新品に交換してもらった。
おっちゃんの使っていたスプレー式の潤滑材はドイツ製のものらしい。「こいつはいいよ」とアレックスもオススメのドイツ製のそのスプレー(LIQUI MOLY)をその場でお買い上げ。

代金は、ここがヨーロッパの地であることを忘れてしまうくらい安い。
ドーズのブレーキシューが2セットで400MKD、スプレーが250MKD、二台分のフルメンテが550MKD、締めて1,200MKD。つまり20ユーロもしない。
ありがとう、おっちゃん!

甦って見違える動きをするようになった自転車に乗るのが嬉しくてしようがない。
帰りに工具屋に寄ってもらって、10mmのスパナを買った(65MKD)。手持ちの携帯工具ではドーズのブレーキ調整がどうにもしにくく、そのうち買おうと思っていたもの。

アレックスにショート・ツーリングに誘われて、そのままオフリド湖の周りに漕ぎ出した。自転車の調子見にちょうどよい。
タクシーの運転手をしているアレックスは顔が広い。
知り合いがいるということで、閉まっていたマスの養殖場も見学させてもらえた。孵化して間もない、腹に卵をつけた稚魚がむちゃくちゃ可愛い。
その養殖場にほど近い、オフリド湖に続く運河にはワカサギと思しき魚がウヨウヨいた。魚で運河が真っ黒に見えるほどの魚影。
ボートの排気とか酸素不足により、かなりの数のワカサギが死んで浮いていた。アレックスによると、今年は死んだワカサギが例年よりずっと多いという話だ。

オフリド湖は水がすごくきれいである。夏場に人が押し寄せるのも納得。
アレックスが作ったYoutubeのオフリド紹介の動画を見せてもらったことがあるのだが、夏のシーズン中のオフリド湖はかなりすごいことになっていて、いくつもあるビーチというビーチが人で埋め尽くされている状態。

のんびりと一時間半ほどブラブラしてアパートに帰ってきた。
親切なアレックスに感謝感激雨アラレ。

マユミの誕生日である今日は、買ってきたケーキを部屋で食べた。

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アレックスの家の井戸掘りに来てた人たち      アレックスの友人のメカニック・・・凄腕です

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急遽ドーズも見てもらうことに・・・           ありがとう!凄腕のおっちゃん(名前忘れ・・・)

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アレックスにショート・ツーリングに誘われた      甦ったマシンに乗るのが嬉しくてしようがない
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