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不思議の国・アルバニア

2012/1/29 日
始:9:25 ~ 終:16:00 走行:67km
~ Shkoder ~ Beltoje ~ Balldren ~ Lezhe

昨晩も今朝も気温は2.5℃。雪山から吹き下ろす風が冷たく、体感気温はずっと低い。
天気は晴れ、というか高層に薄い雲がかかっていて高曇りに近い。朝から一日中強風が吹き荒れた。

まずはShkoderでお金を下ろさねばならない。Shkoderはアルバニア有数の大きな町である。
町中に入ると人も車も増え、あまりの無秩序っぷりに笑ってしまいそうになる。まさにインドだな、ここは・・・。皆が皆、好き勝手なところに車をとめている。
銀行は町の中心部にかたまっている。手持ちのカードを使えるATMがなかなかなく、四つ目のATMでようやくお金を下ろせた。一つのところでは久々にカードを飲み込まれそうになり、ちょっと焦った・・・。
ちなみに、アルバニアの通貨はレク(ALL)で、レートは1E=140ALLといったところ。

人と車でごった返すShkoderから早々に脱出し、幹線のSH1を南下する。それにしてもすごい無秩序っぷり・・・。
その無秩序っぷりを如実に表しているものに車のナンバーがある。
基本的にアルバニアのナンバーは二種類が混在している。赤帯のものとEU圏風の青帯のものがあり、おそらく新と旧のものなのだろうが、同じような割合で走っているから、どちらが新でどちらが旧かはわからない。
ま、ここまではいたって普通の話だ。
アルバニアがすごいのは、この二種類以外にイタリアやドイツ、イギリス、オーストリア、フランス、ギリシア、ベルギーなどなど・・・様々な国のナンバーを目にすること(イタリアが圧倒的に多い)。最初はイタリアからそんなに人が来るのかと驚いたのだが、乗っているのはどう見てもアルバニア人である。しかも各国のナンバーはかなり古いものが多い。
そうなのだ・・・つまり、どういったいきさつかは知らないが、そういった国々から入ってきた車がそのままのナンバーで走っているのだ。
数字とアルファベットだけで、どこの国のナンバーだかわからないものもあるし、ナンバーのついてない車もたまに見かける。アメリカのナンバーまで何台か見かけた。もう無茶苦茶である。
税金なんてどうなってるんだ?元のナンバーの国でも困るんじゃないのか?なんでもいいからナンバーがついてりゃいいのか???
車を見るたびビックリするが、いろいろな国のナンバーが見られてある意味おもしろい。

SH1は首都のTiraneまで続く幹線で、道路自体は広くてキレイなのであるが、集落の中を走るわけじゃなし景色もパッとしないしで走っていて退屈である。風と格闘しながらただひたすらペダルを踏んでいる感じ。
道はずっと平坦である。道路沿いにはGSと洗車場以外何もない。
GSはともかく洗車場をやたらと見かけるのだが(利用している人もけっこういる)、そんなに洗車するのが好きなのか?

Lezheでいったんルートを外れ、町中に入って買出し。
アルバニアにスーパーはなく、久々に個人商店での買出しとなった。
久々にものがない・・・。水は水道水?が飲めそうな気がするのだが、よくわからないので念のため7L購入。
Lezheからは一本東を走る旧道?をたどろうと思っていたのだけれど、SH1とは逆にこちらはやたらと町の中を通る。Lezheの状況を見るに、町中を抜けるのはけっこう大変。ただでさえ乏しいテン場にも苦労しそうなのでやめることにした。ま、それ以前に道路標示がなくて道がまったくわからないのだけれど・・・。

SH1に戻って南下する。
アルバニアのテン場の乏しさは、雪の積もったセルビア同等かそれ以上。こんな強風の吹き荒れる日は森や林の中に幕営したいのだけれど、森や林以前にそもそもこの国には木というものがほとんどない。
木が生えないとは考えにくいから、おそらくはヨーロッパの一部の国と同様、その昔、木を全部伐ってしまったのだ(たぶん燃料として)。

ようやく見つけたのが、牧草地?の中に立つ鉄塔の下の藪の陰。道路から見えてしまう場所であるが、風を避けられるところはここしかない。
風が鉄塔を吹きぬけてゴーゴーと恐ろしい音を立てている。風で鉄塔が倒れようものなら(そんな心配をしたくなるような暴風である)間違いなくあの世行きの場所であるが、アルバニア人を信用することにしよう。つくづく風ってのは恐ろしい・・・。
日暮れ時になって小鳥もたくさん藪に避難してきた。

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Shkoderのモスク                     風と格闘しながらひたすらペダルを踏む

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唯一風を避けられる場所・・・鉄塔が倒れてきたらあの世行きだろうが

2012/1/30 月
始:9:10 ~ 終:15:20 走行:66km
~ Buslnesh ~ Fushe-Kruje ~ Tapize ~ Kamez ~ Bregu i Lumit ~ Tirane ~ Ibe

昨晩の気温4℃、今朝2℃。風は一晩中ゴーゴーと恐ろしい音を立てて吹き荒れていた。朝になってもやまず。
バターが手に入らず昨日マーガリンを買ったのだけれど、今朝食べるときにやけに水が分離しているなぁと思っていたら、賞味期限が半年も前に切れていた。
ザッツ・アルバニア!すっかり食べちゃったじゃないかよ~
いつもは賞味期限をきちんとチェックして買っているのに、たまたまチェックし忘れたときに限ってこれだ・・・マーフィーの法則ってのは確かにその通りだと思う。

相変らず退屈な道を、横殴りの暴風に緊張しながら走る。バランスをとるため自転車が常に風上のほうに傾いている。
そんな姿を見てか、車は追い抜くとき意外に距離をとってくれるし、ホーンを鳴らして意思表示もしてくれるのでありがたい。
10kmちょっと走ったところだったか、これまで走ってきたSH1がいきなりA1と変わる。道路標識を見るとアウトバーンであるらしい。自転車も歩行者も150cc以下のモーターバイクもダメ、と書かれている。
突然ダメと言われたって他に道はない。一寸躊躇したものの、無視してそのまま走る。
ちょっと先にパトカーがいたのだけれど特に何を言われるでもなく、自転車が走っても特に問題ないようである。なんなんだかなぁ・・・。
中央分離帯のある広くて快適な道。片側二車線以上あるそんな道路で車が前から逆走してきたりと、相変らずの無茶苦茶っぷりである。

A1に入った頃になって風がピタッとやんだ。地形の問題なのか本当に風がやんだのかは不明。
車も少なくて実に快適だったA1であるが、20kmも走るとアウトバーン終了の標示が現れ、何事もなかったかのように道はそのまままたSH1となった。何をしたいんだ?
道路沿いには相変らずGSと洗車場しかない。
さらに走ると、唐突に肉屋が現れた。きちんと構えた店であったり、掘っ立て小屋であったり、肉屋ばかりが並んでいる。
その先は家具屋、というかイス屋?ばかりになる。どの店にもイスとソファーだけが置かれている。開いているのか閉まっているのか、はたまた潰れてしまっているのか区別がつかないが、おそらくどこも営業しているのだろう。

Bregu i Lumitの先で車線が増える。
で、バス専用レーンまで含めると片側三車線もあるのに大渋滞。路駐が主な原因と思われる。なんてったって一車線は路駐の車で完全に死んでいる。
好きなとき、好きなところに車をとめるのがアルバニア流。二重に路駐するのも当たり前。もうどの車が路駐の車で、どの車が渋滞している車なのかもハッキリしない。無茶苦茶だ。
あぁ早くアルバニアから脱出したい。こう言っちゃなんだが、はっきり言ってダメな国の代表である(いや、人の良し悪しとかそういうことではなくて)。
道路はこんな状態だし、そこらじゅうゴミだらけ。かと言ってそれを補って余りあるものが何かあるかというと、それもない。実のところ、アルバニアに入ってからカメラを向けたいと思えるようなことが何もない。
あぁ早く脱出したい。
この先この国がEUに加盟したり、外国人観光客で賑わうような日が訪れるのだろうか・・・少なくともあと半世紀はないような気がする。

首都TiraneのGSでガソリンを買い、ミニ・マーケットで食料の買い出し。
食料を売ってる店が極端に少ないような気がするのだが、気のせいか?皆どこで食料を買っているんだろう?
GSとか洗車場、カフェやレストランはやたらにあるのだけれど・・・。

また、この国には道路標識というものがほとんどない。町に入ったことを示す標示もない。
ティラナを出てElbasanに向かうにも人に聞き聞き、やたらと苦労する。道路が少ないわりに町の中は複雑なつくりになっていたりする。
エルバサンに向かうE852はティラナを出るとすぐ山岳路になり、一日の終わりに急な上りにしごかれる。
それにしても道路標識ってもんがない。ときどき観光名所と思しきものの案内標示はあったりするのだけれど、そんなことより町に入った標示くらいしておいてもらいたい。道がどこに向かっているかもよくわからん・・・。

Ibeの先で道路下に草地のスペースを見つけた。
道路から近いしお世辞にも快適なテン場とは言えないが、先を見越すとこの先テン場は絶望そうである。
諦めてその場に幕営。
そう言えば、なぜかこの国ではよく星条旗を目にするんだけど、そんなにアメリカが好きなのか?

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Tiraneの手前で渋滞にはまる             ティラナを抜けるとまた走りやすくなる

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道路下の草地に幕営
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