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スプリットの南

2012/1/14 土
始:9:15 ~ 終:16:00 走行:45km
~ Split ~ Stobreč ~ Podstrana ~ Jesenice ~ Dugi Rat ~ Omis ~ Ravnice ~ Mimice

昨晩の気温5.5℃、今朝2℃。昨晩20:00頃まで雨が降っていたがその後は晴れ、夜が明けると雲ひとつない快晴だった。夜のあいだ風も吹いていたから、朝までにテントもカラカラに乾いた。

荷物をまとめ、まずはサロナ遺跡をじっくり見物。
この遺跡はなかなかすごい。やっぱローマってのはすごかったんだねぇと思わざるを得ない。
例によって観光客は一人もおらず、近所の人が散歩してたりジョギングしてたりするだけ。遺跡周辺はよく整備されていて、近くに住む人たちのよい散歩コースになっているようである。
こういうところを無料で開放していて、どこでも好きなように歩けてしまうところが実に大らかだ。おそらく遺跡のどこに幕営していても、例えば円形劇場のど真ん中に幕営していても誰にも何も言われないのではあるまいか、そう思えてくる大らかさがある。
そもそも明らかに円形劇場の一部であるところに家が建っていて、人が普通に生活していたりする。
クロアチアの人にとってローマの歴史はそれほど関心のあることではないのかもしれない。クロアチアにしてみればローマはあくまで外来王朝だし、そもそも今は遺跡となっているこれらの宮殿や町を破壊したのはスラブ人、即ちクロアチア人の祖先たちである。

南を見ると、ローマの都市遺跡越しに現代の大都市スプリットが見える。そして北を見ると、やはり遺跡越しに現代のサロナの町が山の中腹に広がっている。時を越えたコントラストが目に飛び込んできてなにやら感動的だ。
ローマ遺跡をじっくり見たい人にはスプリットよりサロナのほうが断然オススメである。

そんなサロナをあとにしてスプリットへ。
スプリットは西に突き出した半島全てが町となっていて、旧市街は半島の南側にある。トロギールのほうから来ると、半島をグルリと回って縦断することになる。
新市街に建ち並ぶ高層ビルの裾野を走って旧市街へ。
すごい人である。所謂観光客ではなくて、買い物をしたりカフェで寛いだりしている人たちでごった返している。
宮殿の南側に面した通りにはオープンカフェがズラリと並んでいるのだけれど、どこもほぼ満席の状態。港には大型のフェリーがこれでもかというくらい並んで停泊している。
宮殿というのは、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後に住んでいた住居跡である。

城壁に囲まれたその宮殿内の路地をブラブラしてスプリットを脱出した。
スプリットを抜けるまでしばらく、8号線は片側二車線でアウトバーンのようである。車線の減るあたりまで来るとようやく車が減って落ち着く。そしてここからの海岸線の眺めは見事である。青と緑とライトグレーのコントラスト、そして岩山の裾野に並ぶ白壁の家々。走っていて実に気分がいい。

Omisには海に面して素晴らしい岩壁がある。
いい壁だなぁと思って眺めていたら、取り付いている人がいた。そりゃそうだよな、こんな壁があったらそりゃ登るわな・・・ポカポカ陽気でクライミング日和だし、人が登っているのを見ていると無性に登りたくなってくる。
そこからちょっと走った橋の上から遠望できる別の岩壁の基部はクライミングエリアになっているようで、何人も登っている人がいた。

Omisで買い出しを済ませてテン場を探す。Omisの先も眺めの素晴らしい海岸線が続く。
眺めは素晴らしいのだけれど、絶望的にテン場がない。海から即岩山が立ち上がっているのと、それにもかかわらず途切れることなく人家があるため。
日が延びたし天気はいいしで15:00を過ぎてもあまり焦らない。景色を眺めながらのんびりとテン場を探す。
が、どうにもなさそうなので、Mimiceの手前で海辺に下りてみた。そこには小さな松林があるのだけれど平坦部がない。仕方なく林の外に幕営した。
近くに小さな船着場があって、テントを張っていたらおっちゃんが小さな船で帰ってきた。
挨拶すると、「風が強いから焚き火はするなよ」というようなことだけ言われた。

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山の基部に見えるのが現代のサロナ        こちらローマ時代のサロナ

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円形劇場                        賑わうスプリットのオープンカフェ

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スプリットを抜けるまではアウトバーンのよう    しばらく走ると落ち着きを取り戻す

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Omisの岩壁                       取り付いてるクライマーがわかるかな?

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海辺に下りて幕営

2012/1/15 日
始:9:30 ~ 終:15:50 走行:61km
~ Pisak ~ Brela ~ Baška Voda ~ Krvavica ~ Makarska ~ Tučepi ~ Podgora ~ Drašnice ~ Igrane ~ Živogošće ~ Drvenik ~ Zaostrog

昨晩の気温4℃、今朝2.5℃。快晴だが寒気が入っているようで、一日中風が冷たかった。
今日も目の前には大パノラマが広がっている。山ヤの自分らは右に広がる青い海よりも、左にそそり立ってどこまでも続くライトグレーの岩壁にテンションが上がる。
ブッシュのないスッキリした壁、岩はカチッとした石灰岩、そしておそらくどの壁も未登・・・一生かけてここらの壁を登りまくるのも悪くないなぁと思えるほど魅力的だ。アドリア海を背にして登るのは実に爽快な気分だろう。
入り江で向きが変わって岩壁のほうを向く。凝視しているとそのまま壁に吸い込まれそうな気分になる。

それはそうと今日は風が強い・・・突風に煽られて崖下に転落しかねない。とても自転車に乗っておられず、押して歩いたところもあった。
Makarskaで食料の買い出し。今日は日曜で、スーパーが13:00までしか開いてなかったようである。ギリギリセーフ、危ないところだった。
Makarskaから先もずっと岩壁が連なっている。近すぎて奥のピークは見えない。
Drašniceには道路脇にクライミングエリアの標示板が立っていたが、どこのことやらわからなかった。

岩山と海が近すぎてテン場探しは難航する。
Zaostrogに入ってすぐ、道路脇のオリーブ畑の奥に草地を見つけて幕営。
幕営後に風が吹き荒れた。まるで嵐・・・背後で松の木がゴーゴーと音を立てて恐ろしいほどだ。
唐突に冷え込んで、晩の気温は-6℃。乾燥しているせいかそこまで寒くなく、温度計を見てビックリした。

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海もキレイだが・・・                  そそり立つ岩壁にテンションが上がる

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壁は写真で見るよりスケールが大きい       青と緑とライトグレーのコントラスト

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ブッシュのないスッキリした壁             岩はカチッとした石灰岩

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こんなとこ登りまくるのもいいかもね・・・      今宵のテン場・・・夜は久々に冷え込んだ
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