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レズヴァンシャーの日々 その2:マースーレにドライブ

2012/5/28 月
晴れ。
一、二泊してすぐ発つつもりで自転車の荷物は積んだままにしていたのであるが、なんとなくファルフード家の滞在が長くなりそうな雲行き。
荷物を自転車から降ろした。

ファルフードの家の隣には、じいちゃんが一人で住んでいる。それじゃあ寂しいだろうとファルフードが家の塀にドアを作って、自由に行き来できるようになっている。
そのじいちゃんの家に息子さんが田植えの手伝いに来ていて、息子さんの小さな娘さんも一緒に来ている。
昼間は父親が田んぼに出てしまって暇なので、その女の子がファルフードの家にしょっちゅう遊びに来る。

今日はペイマンの車でマースーレへ行くことになっている。
さて何時に行くのかなぁと思っていたら、昼食になった。
今日の昼食は、ご飯にチキントマト、クク(イラン版お好み焼き)。
フィルゼは本当に料理が上手い。彼女の作る料理はなんでも激ウマ!
お陰でファルフードの腹がポッコリ出ている(ファヒメの推測)。
「おなかに双子がいる」というのもファルフードの口癖。

結局、ペイマンとナイードがやって来たのは15:00頃。
日本ならもうほとんど一日が終わりというところだが、イランの一日はまだまだこれから。
ファルフードにしろペイマンにしろ、そんな感じで動き出しは遅いのだが、いざ行くとなったら動きが素早い。
ここまでさんざんのんびり待っていたわけであるが、車が着いた途端に「早くしろ」と言わんばかり。トイレに行ったり靴下を履いたりする時間もない。

そうそう、ペイマンのサイパはハイブリッドだった。ガソリンとCNGのハイブリッド。
昨晩CNGのスタンドで給油していたと思ったら、今日は反対側の給油口からガソリンを給油している。これ、イランでは珍しくない。
ご存知の通りイランは産油国であるが、例えばベネズエラあたりのように石油を湯水のように使っているといった風ではないところが好印象。家や店でエアコンがガンガン効いているわけではないし、車も小型車が多く、エアコンなんぞ使わず窓を開けて走っている。CNG車も多い。
産油国なのであるが、GSの数が極端に少ないような気もする。よって、たいていGSはどこも混んでいて列ができている。
ガソリンは安い。リッター400Tであるから、20円くらい。隣のアゼルバイジャンも50円くらいで安いと思ったが、イランはさらに安い。
ただ、これは収入と照らし合わせると、日本よりむしろ高いということになりそうである。
ちなみに、これも後で聞いた話であるが、ここ一年ほどでガソリンの価格は4倍になっているそうである。一年前はリッター5円だったってこと???

自転車に乗っていると別段怖いと感じることもないのだけれど、車に乗せてもらうと怖いねぇ・・・。
イラン風の呼吸があってそれなりに譲り合ってはいるのだけれど、日本のそれに照らすともう無茶苦茶。
日本でこんな運転をしたら、おそらく100mも走らないうちに他の車にぶつかっている。
おまけにペイマンなんてほとんど前を見てないし・・・。こんな車の走る道路を自転車で走っているのかと思うと、ちょっと怖くなる。

マースーレは、レズバンシャーから内陸の山の中に入ったところにある村である。標高1,050mほど。
山の斜面に平らな屋根の家が段々畑のように層を成して並んでいる。で、その屋根の上が有効活用されていて、人が自由に渡り歩いている。
なんとものどかな景観なのであるが、イラン各地から観光客がやって来て、ちょっとツーリスティックな一面もある。

ファルフードの家系は元々マースーレの出であるらしい。
村には彼の祖父の作品である組み木細工の建具なんかも残っていたりする。新しいホテルにはファルフード自身の手掛けた天井やカウンターもあった。
ここにもファルフードの親類がいて(もうどういう関係か忘れたけど)、アメリカに20年住んでいたと言うその人に家に呼ばれてチャイをいただいた。

帰りのペイマンはさらに飛ばした。「シューマッハ!」とか言って走っている。
「OKドライバー?」と後ろの席に聞いて、「No!No!」「ヤクザだ」とか答えると、「ビィィィン」とか言ってさらにアクセルを踏む。ガキかよ・・・。
そんな30歳のペイマンであった。

帰りに飛ばしたのは、どうやらフットサルのためだったらしい。
レズバンシャーの体育館に直行して、そのままフットサルの仲間達に合流していた。タフである・・・。
体育館からはペイマンの弟さんが車で家まで送ってくれた。
家には21:00に帰ってきたわけであるが、それから夕飯をいただき、もちろん寝たのは1:00頃である。

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毎朝おいしい朝食をいただく               隣の家の女の子がよく遊びに来た

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ペイマンのサイパでマースーレへ                マースーレに到着

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ホテルの天井を飾るのはファルフードの作品      階段を上って屋根の上へ

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家々の窓枠を飾るのはファルフードのおじいさんの作品      モスクの前にて

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山の斜面に平らな屋根の家が段々畑のように並ぶ

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屋根の上は通りであり、広場である

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観光地らしく土産物屋が並ぶ              住民のためのパン屋もちゃんとある

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ファルフードの友人宅にもお邪魔した      イランでもすっかりスマホ・・・完全に浦島太郎状態の自分ら

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ペイマン&ナイードに感謝

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果物のシロップ漬けが名物らしい
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