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レズヴァンシャーのファルフード宅

2012/5/26 土
始:10:30 ~ 終:18:30 走行:89km
~ Shirabad ~ Lisar ~ Hashtpar(Talesh) ~ Punel ~ Rezvanshahr

晴れ。
朝食をいただいて出発。
今いるところは、カスピ海に面したイラン北部のギーラーン州。イランきっての観光地で、休日にはテヘランなどからも人がやってくる。
イランでは珍しく緑の濃い、美しいところである。

イランの道路は広くて、舗装もたいていきれいで走りやすい。
交通量は町の中と外でかなり差がある。町から出たところは車が少なく走りやすい。
一見乱暴なように見える車の運転も、意外にも自転車にはけっこう優しかったりする。
追い越すときも十分な車間を取って追い越してくれるし、町中では自転車に道を譲ってくれることもしばしば。
自分の感覚では、大型トレーラーがギリギリのところを追い越していくポーランドあたりの方が余程身の危険を感じるし、自転車に道を譲ることなどまったくないトビリシのような町の方が余程走りにくい。

追い越しざまに車やモーターバイク、果てはバスの運ちゃんにまで声をかけられることがよくある。
自転車に車を寄せて声をかけてくるから、人によっては幅寄せされていると感じるかもしれない。

乗用車はイラン製のサイパというメーカが一番多い。これはキアのOEMで、同じ車でキアのバッジの車もよく走っている。
それから古いペイカン、これもイラン製。イラン・コドゥロというメーカの新しい車もよく見る。
これらイラン製の車が6割くらい。残りの4割はプジョーである。
後に人に聞いて判明するのだが、プジョーが多いのはイラン国内で生産しているから。
ちなみに、小型トラックはほとんどがザムヤッドというメーカの青いトラックであるが、これはニッサンの古いトラック(日本でも'70年代くらいに走っていた懐かしい顔)のOEMである。

イランの公用語はファルシー(ペルシア語、テヘラン語)で、文字はアラブ文字を使っている。
ほとんどの国民がファルシーを話せるわけであるが、他にもクルド語やギラキー、タレシュといったペルシア系諸語、それからアーザリーなどのトルコ系諸語など複数の言語が存在する。
中でもアーザリーを母語にする人はアゼルバイジャンよりイラン国内の方が多い。アスタラやハヴィックあたりはまだまだアーザリーの圏内で、日常会話ではファルシーではなくアーザリーを使っていた。

イランはまたカレンダーが独特で、所謂ペルシア・カレンダーを使っている。
622年のヒジュラ(ムハンマドのメディナへの聖遷)を紀元とする太陽暦で、それによると西暦2012年の今年は1391年となる。
月日も西暦とはずれていて、例えば西暦の6/26はイラン歴では4/6となる。
日常生活ではイラン歴を使っていて、今日が西暦で何年何月何日なのか把握していない人の方が多い。
イラン暦では、春分の日が一年の始まり。イラン人の使っている手帳なんかを見ると、3/21から始まっているから面白い。

バンダレ・アンザリーの手前のレズヴァンシャーというところで、そろそろテン場を探そうかと店の前のテーブルに座ってコーラを飲んでいたら、やたらと陽気なおっちゃんに声をかけられた。
珍しいイラン人のサイクリストで、バイカーを見かけてはよく自宅に泊めているらしい。
ちょうど一年くらい前にジュンコさんという日本人を長く泊めたことがあるらしく、自分の娘と言っていた。
とにかくハイテンションで話しまくるので、最初は日本に住む彼の本当の娘なのかと思った。
ぜひ家に泊まっていけと言ってくれるので、ありがたくそうさせてもらうことにした。
いやーそれにしてもイラン人の人の良さはすごいわ。ウクライナやオーストリアなんかでも人の良さは感じたけれど、なんかもうイランは別格って感じ。

彼の名前はファルフード(47歳)。
自分らのことを見かけた友人が彼に電話して、わざわざ家から飛んできてくれたらしい。
ファルフードの乗る車について彼の家へ。
家には他に奥さんのフィルゼ(43歳)と娘さんのファヒメ、息子さんのファリーブがいる。

ファルフードは腕のいい大工。父親も祖父も大工の家系らしい。
英語はうまくないが、長くロシアで仕事をしていたことがあって、ロシア語は得意そう。
大学を卒業したてのファヒメは英語を話すが、目下大学に通っているところのファリーブは一言も話せないという両極端。

ファルフードは、まぁとにかく陽気でゴーイング・マイ・ウェイな人。
声がでかくて話をするのが大好き。人でも電話でも常に誰かと話をしていないと死んでしまうといった風。
が、基本的に人の話はまったく聞いてない・・・。

仕事の途中で自分らのところに駆けつけてくれたらしく、誘われてその仕事場に一緒に行く。
近所のお姉さんの家でドアを取り付けているところだった。
この家がまたものすごく敷地が広い。樹木がいい感じで茂っていて、そこに牛や鶏や七面鳥がいる。
理想的な家で、自分の家がこんな風だったらいいだろうなぁ・・・って感じ。

シャワーを浴びさせてもらったり美味しい夕食をいただいたり、チャイをいただいたりおしゃべりしたりで、結局寝たのは2:00頃。
夕食が遅いのはハヴィックの家が特別だったのかなぁと思っていたら、どうやらそれがイランのスタンダード。
概してイラン人たちは夜型である。

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メル・ギブソンにちょっと似ているナセル

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小型バイクがたくさん走っている              つくづくアジアだねぇ~

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お仕事中のファルフード                 近所にあるお姉さんの家は理想的な家だった

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暫ら~くお世話になるファルフード家
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