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ビシュケクへの道 その1

2012/8/31 金
始:9:20 ~ 終:19:30 走行:70km
~ Razan-Say ~ Karakol ~ Karakolの先10kmほど

独立記念日の今日は祝日。そのせいもあってか、車が少なくて助かった。
ダム湖の連続するNaryn川沿いに北上する。
峡谷沿いの道で眺めがよさそうに思えたのだが、これがまたパッとしない。殺伐としたガレたハゲ山がどこまでも連なっていて、景色に変化がない。
走っていてとても退屈・・・なのだが、時々アップダウンを織り交ぜながら延々と上りが続き、地味に疲れる。
Razan-Say~カラキョルの間は、補給ポイントも日陰もなくて暑い。こういう道はホント、地味に疲れる。

途中にトンネルが何ヶ所かある。
長くはないし路面もキレイなのであるが、キルギス人の運転がまったく信用できないからとにかく怖い。
神経をとがらせて二台くっついて走る。

カラキョルは町の境界にゲートがある。(何をチェックするわけでもなくツーリストはスルー)
そのゲートの前に並んでいたマガジンに寄って腹ごしらえ。
なんでか知らないが、16:00になろうというのにここはすごく暑い。目の前には急な上りが見える・・・。
強烈な日差しでクソ暑い中を走る気にならず、さらに一時間ほどベンチの上で横になった。

先に見えた上りでは大汗をかかされた。
上りの途中で、反対方向から走ってきたモーターバイクが止まった。こちらに駆けよってきた彼らはスペイン人のカップル。
両替えできないかと頼まれたのだが、残念ながらこちらも余分なスムを持ち合わせていなかった。
お金がなくてガソリンも入れられない・・・というところがいかにもスペイン人ぽかった。

ゲートからしばらく走ったところにカラキョルの町がある。
民家で水を補給させてもらった。

どこの国へ行っても、「この国はどうだ?いい国か?」とよく聞かれる。
これまでは「もちろんいい国だ」と即答できていた。建て前や社交辞令ではなく、本当にそう感じたからだ。
これがイランを出るあたりからちょっと様子が変わってきた。「いい国だ」と即答できなくなってきた。
で、キルギスでは「ハラショーか?」と聞かれたとき、自信を持って「ニエット」と答えている。自分の素直な気持ちだ。いい国だと思える要素が何もない。

キルギスに入ってから美味しいものにもまったく出会っていないなぁ・・・何を食べてもとにかくマズイ。そして極端な野菜不足。
キルギスには肥満した人が多いように思う。それもろくに食べていないはずなのに肥満している。
一種の風土病だろうか?おそらく内臓の疾患であろうと思われる。水分をうまく体外に排出できないのだと思う。そんな太り方をしている。
野菜不足、極端な食の偏りからくるミネラルやビタミンの不足が原因であろうか・・・。

カラキョルから10kmほど走って川岸の草地に幕営。標高1,100mほど。

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ダム湖の連続するNaryn川沿いに北上         地味に疲れる・・・

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川岸に幕営

2012/9/1 土
始:9:30 ~ 終:19:30 走行:76km
~ Uch Terek ~ Kara Jygach ~ Torkent

走り始めてすぐ、キョクベル峠(1,340m)への上りに差し掛かる。峠まで200mほどの上り。
峠からはトクトグル湖(879m)が見える。ダム湖であって景色はあまりパッとしない。
湖の近くまで下り、その後は湖の南岸を東へ走る。湖を反時計回りに半周してトクトグルへ向かう形になる。
この湖沿いの道がアップダウンに富んでいて、また地味に疲れる。12%の上りの応酬。

ところで・・・キルギスはいい車が走っているんだよなぁ・・・もちろんほとんどが中古車だけれど、日本車ならカローラのような小型車は見かけなくて、ミニバンかSUV、はたまたセダンなら中型車。レクサスなんかもけっこう見かけるわけだ。
日本車以外だとドイツ車の中型車。ベンツやBMWの中型車がたくさん走っている。
なんだかねぇ・・・中古車とは言え、本来の価値も知らない人たちが闇雲にぶっ飛ばしているのを見ていると、無性に腹が立ってくる。
アンタらが乱暴に乗っているその車、新車で買ったらいくらするのか知らねぇだろ・・・もっと丁寧に乗れよ。
こういう国に高性能車の程度のいい中古車が大量に流れちゃうのもどうかと思うね。
本来なら例えばウクライナあたりのようにラダに乗っているべき段階であり(人もインフラも)、今の状態は完全に分不相応である。

トクトグル湖ではマスのフライが食べられる。今日は出発前からこれを楽しみにしていた。
少々値は張るが(550スム/kg)、道路沿いのとあるカフェで昼食にいただいた。
魚はかなり大きくて、身も赤身。マスというよりはサケに近い。銀ザケといったところだ。
ジューシーでなかなか美味しかったのだけれど、炭火で塩焼きにしたらもっと美味しいのに・・・と思わずにいられない。
もしくはご飯と一緒に炊き込むとか、プロフの具にするとか、何かもう一ひねりないものだろうか。

魚に限らず、どうして中央アジアの国々では料理と言えば油で揚げてしまうのだろう。他の料理方法ってものが一切ないんだよね・・・。
ただでさえ乏しい食材をいっそう無駄にしているとしか思えない。
他の国ではもっと工夫して美味しくいただいてますよ、キルギスの皆さん!
そういう情報ってTVとか何かで入ってこないものなのだろうか?もしくは情報としては知っていて、工夫を怠っているだけなのだろうか?
もったいない話だ。
今後何百年経ってもこのままなんだろうな、この国は・・・。

カフェを後にしてからも延々とアップダウンが続き、地味に脚にくる。
橋を渡った先のKara Jygachの民家で水を分けてもらい、湖の北岸を西へ。
そしてやはり標高差200mくらいだが、一日の終わりに小さな峠を越える。
ヘロヘロになった。

峠の反対側は妙に地形が開けていた。峠から下ったところがTorkent村。
まだ下りきらない村の入口のところで近くにいた若者の許可を得て、道路脇の牧草地に幕営させてもらった。

今日になって突然、ワイヤーロックが壊れた。キーを挿してもまったく回らず、解除ができなくなってしまった。
油をさしたりあれこれやってみたが、まったくダメ。
今朝まで普通に使えていたのに、なぜ突然?
自転車をどこかに縛り付けたときじゃなくてよかったわ・・・。

それと、しばらく前からMSRの調子が悪い。
ジェットが詰まり気味で、火力が弱い。明らかにガソリンのせい。
タジキスタンやキルギスでは、まっとうなGSに行けばたいていガソリンは3グレードある。76、80、92(もしくは93)の3種類。時々奇跡的に95が売っていることもある。
今使っているガソリンはタジクの道端で買ったもので、オクタン価はおそらく80以下。そもそも臭いからしておかしい。玉ねぎの腐ったような臭いがする。
最上級グレードでも92だからね・・・ほとんどあり得ない環境だ。
こんな劣悪ガソリンで普通に走っている車たちは偉いなと思う。

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キョクベル峠への上り

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今日も地味に疲れる

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トクトグル湖に向かって下る               湖の南岸を東へ

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楽しみにしていたマスのフライ              湖を反時計回りに半周する

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アップダウンが延々と続き、地味に脚にくる

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牧草地に幕営させてもらった

2012/9/2 日
始:9:30 ~ 終:19:00 走行:60km
~ Komsomol ~ Toktogul ~ Kuybyshev ~ Achuu Bulakの先

朝起きると曇っていて、こりゃ走りやすいと思っていたら、その後晴れた。
地味に脚を使ってアップダウンを20kmほどこなすと、トクトグル。
バザールに寄り道して三日分の食材を買出し。食材と言ったって米とラーメンだけだけど・・・。

トクトグルからは、アラベル峠(3,184m)に向けて延々と上り。
特に勾配がキツイわけではないけど、ずーっと上り。
さすがに疲れたわ・・・。

16:00近くになると雲行きが怪しくなってきた。時々雨もポツポツ。
早めに幕営しようということにしたのだが、このあたりは養蜂家の人たちがやたらといて、川沿いにいいテン場を見つけても近くのコンテナやテントに人が住んでいたりする。
人のいない場所を求めてChychkan川沿いの道を走る。

それにしても・・・バカの一つ覚えみたいにこう大勢でハチミツを売っていたって売れやしまいと思うのだが・・・。
近くの町に出すとか、何か考えないと売れるわけがない。なんてったって道沿いにずーっとハチミツ売りが並んでいるのだから。
これはカフェやマガジンにも言えることだ。あるところにはかたまってあったりするのだけれど、どの店もまったく同じメニュー、同じ品物を売っていたりする。
なにか一ひねり、という発想がどうして起こらないのか不思議で仕方ない。
ソ連時代の習慣が抜けないのだろうけど、この先も何も変わらないのだろうな。
キルギスに限った話ではなく、このあたりの国はどこもそうである。

Chychkan川には沢が何本も流れ込んでいる。
道を外れてその沢の一本をちょっと遡り、沢岸に幕営した。標高2,000m弱。
静かだし水は豊富だし、久々に5☆のテン場。沢で洗濯もできて言うことなし。
水の豊富なテン場ってのはいいもんだ。

76のガソリンを捨てて今日から95にチェンジ。
すると、MSR復活。元のドラゴンフライのパフォーマンスが戻ってきた。

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連日地味~に脚にくる

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川に落ちて全焼したトラック                久々に快適なテン場
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